よくあるお問い合わせ

 

【修理・メンテナンスについて】

Q. 修理・メンテナンスはしていますか?

A. 弊社では、修理・メンテナンスを実施しておりません。 都内近郊でしたら、弦楽器専門のメンテナンス業者様をご紹介致しますので、お手数ですが弊社までメールにてお問合せ下さい。

 

Q. 魂柱(こんちゅう)が倒れてしまいました。

A. 専門業者(バイオリン工房等・弦楽器店)にお問合せすることをおすすめ致します。チェロ・バイオリンを扱う楽器店・工房では、およそ1,000円―3,000円前後で、魂柱を立ててもらえます。

Q.共鳴箱からカラカラと音がします。共鳴箱から丸く長細い木がでてきましたが?

A.魂柱(こんちゅう)と呼ばれる部品です。一つ前のQ&Aをご覧下さい。

 

【配送・支払いについて】

Q. 馬頭琴の配送はどのような形になりますか?

A. 配送は佐川急便の手渡しの取り扱いで行っております。

Q. 支払いにクレジットカードは使えますか?

A. クレジットカードはご使用になれません。商品代金は郵便振替でのお支払いをお願いしております。また、馬頭琴本体につきましては、代金引換もご利用いただけます。なお、いずれも手数料は弊社負担とさせていただいております。詳しくは『馬頭琴お買い物ガイド』をご覧下さい。

【取り扱い商品について】

Q. 馬頭琴の付属品のバラ売りはしていますか?

A. 弓・ナイロン弦・馬弦・駒(上下)につきましては販売しております。詳しくは『馬頭琴の付属品の販売について』をご覧下さい。

Q. ナイロン弦、馬弦の違いとはなんですか?

A. 決定的に違うのは「音色」と「扱いやすさ」です。
モンゴルでは基本的に馬の尻尾の弦が使われています。日本でも馬弦のやわらかい音色を好まれる方が多いようです。
ただ、日本はモンゴルと違い高温多湿です。馬の尻尾は昔から湿度計にも使われてきたことで知られるように、湿度に敏感に反応しますので、日本では安定しにくく、すぐに切れたり、扱いづらい面があります。
モンゴルのプロの演奏家も日本に来るとナイロン弦に交換してしまうのはそのためです。扱いやすさをとるか、音色をとるか、悩みどころですが、日本でも地域や季節によっては、馬の尻尾もかなりがんばっています。

Q.馬の毛は、どんな種類の馬の毛なのでしょうか?

別売品の馬毛弦、及び弓の毛は、モンゴルの遊牧民によって大切に育てられた白馬の尻尾の毛となっております。モンゴルはその寒冷な気候上、太くて長い(=楽器として使用可能な部分の多い)馬毛の産地として、弦楽器製作者の間では大変よく知られております。白馬の毛は、その音色の良さから、日本を初め、世界中の弦楽器工房が、モンゴルに買い付けに訪れております。

Q. 『はじめての馬頭琴』の楽譜は五線譜ですか?数字譜ですか?

A. 五線譜になります。

Q. 馬頭琴の買取は行っていますか?

A. 買取は行っておりません。

Q. DVD等の教材の取扱いはありますか?

A. DVD等の教材の取扱いはございません。

【馬頭琴をはじめるにあたって】

Q. 楽器のほかに必要なものはありますか?

A. これだけは買っていただきたいというものは松脂チューナーです。他には、必ずというわけではありませんが、あると便利なのは、ギタースタンドなどです。汗っかきのかたには三味線用の指ぬきなどもあると、汗で運指がままならない、という方には便利です。

Q. おすすめの松脂はありますか?

A. 松脂にもいろいろなタイプのものがあります。なかには硬すぎて馬頭琴にはあわないものがありますので、着きにくいときは、やわらかめの松脂に変えてみてください。チェロ用などのやわらかめの松脂が馬頭琴にはよくあうようです。弊社では「JADE」というフランス産の松脂をおすすめしています。

Q. チューナーはどのようなものを買えばいいですか?

A. クロマチックチューナーは、いくつかのメーカーから販売されております。どのメーカーのものでなければならないということはありません。振動で音を拾うタイプのチューナーが便利です。

 

【ごくまれにあるお問合せ】

Q.馬頭琴以外のモンゴルの楽器の取り扱いはありますか?

A.現在、取り扱いはございません。

なお、シャンズ・ヨーチン・琴等は、モンゴルでも中国からの輸入品を使っていることがほとんどです。

Q.緑色に塗られた馬頭琴があるのはなぜですか?

A.モンゴルでは弥勒菩薩(みろくぼさつ)という仏様が緑色の馬に乗っていると考えられてきました。また豊かな緑の草原とそれを食む家畜の繁栄を願い、”緑の馬”を幸福と豊かさの象徴として考えてきたのです。馬頭琴が緑色に塗られるのはそのため です。

 「緑の馬頭琴は特にモンゴル人からの注文が多い色」とは職人のエンフジャルガルさんの談。実際に演奏されるのはもちろん、モンゴル国立博物館にも19世紀の緑色の馬頭琴の展示物があります。 また画家ヤダムスレンによる絵画『老馬頭琴弾き』にも見ることができます。近年では日本モンゴル国交樹立30周年を記念した記念切手のデザインにも採用されました。

Q.モンゴルのひとにあったけど、「スーホの白い馬」を知らなかったんです・・・。

A.そんなにがっかりしないでください。モンゴルにはいくつかの馬頭琴の誕生伝説がありますが、「スーホの白い馬」は中国内モンゴルで知られる民話です。 モンゴル国でいちばんよく知られているのは「フフー・ナムジル」のお話。誰もが知っているお話です。かいつまんでいえば、主人公のフフー・ナムジルが魔法の馬を手に入れて、浮気をしにいくがのちに妻にみつかり馬は殺されてしまう、そしてその馬から馬頭琴を作ったよ、というお話です。ちょっと小学校2年生の国語の教科書にはふさわしくないのでは、ということでそのかわりに「スーホ」が教科書に載ることになった、といういきさつがあったかどうかは知りません。『はじめての馬頭琴』にもあらすじが紹介されています。また更にくわしいことは『モンゴルの民話』(松田忠徳訳編/恒文社/1994)をご覧下さい。

  また、内モンゴルには「シナガ」、つまりお玉、杓子という名前の奴隷の男が主人公の馬頭琴伝説もあります。こちらも動物虐待?あり、「三枚のお札」的要素もあり、興味深い民話ですが、いずれにしても「馬が死んでそこから楽器を作った」という要旨は共通です。くわしくは『中国蒙古族の物語』(日本僑報社/2002)をご覧下さい。

 ちなみに、「スーホの白い馬」のお話は、モンゴルに逆輸入されており、それでお話を知ったというモンゴルの人々も徐々に増えてきつつあるようです。

Q.モンゴルで馬頭琴を買ってきたのですが、ホンモノでしょうか、にせものまたはお土産品でしょうか。

A.あいにくですが、弊社には判断できかねますので、お答えいたしかねます。ご了承くださいませ。