魔法の言葉6


口先だけで愛していると言われても、簡単に無視することはできるけど、態度で示されると、ついほだされてしまう。

愛のことで自分をごまかそうとしてもダメさ。愛するってことは楽なシゴトなんてものか。手を汚さずには出来ないぜ。

相手の話に耳を傾ける。これが愛の第一義務だ。

あまりしつこく付きまとわれる愛は、ときに面倒になる。それでもありがたいとは思うがね。

女っていうのは、「されてしまった」という言い訳が欲しい生き物なんだ。だから、男のほうから手を出してやらなければならないのだ。


怖いことからは、やっぱり逃げ出したい。でも、逃げないで振り返ってみると、意外とたいしたことのないことが多い。

幸福な家庭の顔は、お互い似通っているが、不幸な家庭の顔は、どれもこれも違っている。

人を傷つける時は、自分も相手に傷つけられる気持でやらねばならない。自分一人だけ無傷なんて、むしのいい話だと思わないか?

言い争いには、勝たないようにしている。たとえ勝っても、あまりメリットがないからだ。むしろ負けることでのメリットが多い気がする。

人生は短いが、その苦難が、人生を長いものに思わせる。


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