鳥は卵から無理に出ようとする。
卵は世界だ。
産まれようとするものは、一つの世界を破壊せねばならぬ。
わたしのために夕食の支度をして待っていてくれる女性がどこかにいたら、私は才能のすべてを投げ捨てても悔いは無い。
私は、すくなくとも自ら知らぬことを知っているとは思っていない限りにおいて、あの男よりも知恵の上で少しばかり優っているらしく思われる。
人間というのは、すこしやさしすぎるくらいでなくちゃあ、十分やさしくあり得ないのだ。
片思いの愛は、愛する人を不幸にするけれども、愛そのものに不幸があるのではない。
今日、女性が男性のようにふるまうのは難事ではない。だが彼女たちが紳士のように振舞うのは、きわめて困難なことが多い。
覚えていて悲しんでいるより、忘れて微笑んでいる方がいい。
きっとこれからも、また悪いことをして、また罰を受けるでしょう。でも、悪いことをすればするほど、神が必要なのよ。
世界は非情である。無価値な人間、みずから無価値になれる人間が生きられる場所はない。
自分の気付かないうちに生き方が形成されてしまい、自分が作っているつもりのものが自分を拘束する頑丈な牢獄と化してしまうことを、私は知らなかった。
愛することを教えてくれたあなた。こんどは、忘れることを教えて下さい。
年をとるとともに、新しい友人を作らなければたちまち孤独になってしまう。
愛する勇気があるものには、必ず苦しむ勇気がある。
愛がないと、人生は苦しい。
愛は秘密でなくなると、喜びではなくなってしまう。
不安とは、現実の世界の中の極と、想像で自分が送りたいと願っている人生の極とが、たがいに引き合う力なのである。
思いではいろいろ、、、いろいろあっても、、、、私は何よりもきみたちの顔を覚えている。
今はもう、思考することに一概に価値があるとは思わない。行動することの方が大事だと思う。
失恋とは、戦士の名誉の負傷みたいなものだ。
いくつかの偉大な思想だけは本当に自分のものにしておかなければならない。
明るくなるなどとは思いも及ばなかった遠いところまで、それが光を投げてくれるから。
危険が身に迫った時、にげだすようでは駄目だ。
かえって危険が２倍になる。
しかし決然と立ち向かえば、危険は半分に減る。
何事に出会っても決して逃げ出すな。
決して！
これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり。
十人が十人とも同じ考え方をするのは最上の策ではない。めいめいが同じ意見を出していたら、競馬業は成り立たない。