第2章 1NT Forcing 後の展開
2.1. 1NTフォーシング
2/1方式では、1H,1Sのオープンに対する1NTはF1で、ポイントレンジは6-12ポイントです。 1Sのオープンに対し、次のハンドは1NTでレスポンスします。
SAYCと比べてみると、次表のようになります。
2.2. オプナーのリビッド
パートナーの1NTはポイントレンジが6-12で、次のいずれかに該当するハンドと考えられます。
1NTはF1ですから、オプナーはまずハンド情報がパートナーにわかるようにビッドを選びます。この場合の基本ルールはつぎのようになります。
1Hとオープンし、レスポンスが1NTの場合、オプナーのリビッドの意味は次のようになります。
□ 例題1Hとオープンし、パートナーが1NTとレスポンスしました。あなたのリビッドは?
2.3. 1NTビッダーのリビッド
オプナーのリビッドでパートナーのハンド情報が確定されます。 復習してみましょう。
フォーシング・ビッドに対しては、ポイントレンジと形が分かるようビッドを選びます。MinかMedの区分をハッキリ示しましょう。 NFのビッドに対しては、キャプテンとして、コントラクトをきめるか、または「誘いのビッド」でパートナーにコントラクトを決めさせます。 □ ガイドライン
オプナーが1Hでオープンし、2Dとリビッドした時の1NTビッダーのリビッド例を示しておきます。 オプナーの2Dは、「ポイントレンジはMin+Med、ハートは5枚、ダイヤモンドが3枚以上」を示しています。
□ 例題1パートナーは1Sとオープンし、1NTのレスポンスに対しオークションはつぎのように進行しました。あなたはどうコールしますか。 (1) リピート
(2) ジャンプリピート
(3) 2C
(4) 2D
(5) 2H
(6) 2NT
(7) 3C
2.4.練習問題
□ 問題1パートナーは1Hとオープンし、1NTのレスポンスに2Cとリビッドしました。
□ 問題2パートナーは1Sとオープンし、1NTのレスポンスに2Dとリビッドしました。
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