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2015年
ファンタ速報

参加作品

開催予定:2015年8月

お急ぎの方はこちらへ。

無事終了しました。連日日本に負けないほどの猛暑な上、終わった翌日から仕事だったので、大事を取り、仕事以外の時は暫く休養していました。日本と違い、夜はある程度気温が下がるのですが、それでもドイツとしては呆れるような猛暑。ファンタ前から週3回スポーツに行き、暑さに対する抵抗力をつけるのに成功。滝のように汗をかきましたが、病気にはならずに済みました。去年の教訓を生かし、今年はファンタに入る前から徐々にトレーニングをしていました。

以下見た作品にコメントを入れておきました。

今年はファンタのレベルに達していない作品も入っていて、全体としてレベルが落ちていました。下にも書きましたが、いい人材がテレビの方に取られてしまい、あまりいい映画が作られなかったようです。ファンタの主催者もいい映画が映画祭に出なければベルリンに持って来られないといった趣旨の話をしていました。いい作品があってもファンタの時点に合わず、いきなり劇場公開になってしまったり、入手できるのがファンタが終了してからになってしまうなど、ちぐはぐなタイミングになってしまうこともあったのでしょう。

ファンタはあまり枠にとらわれず、時々特別企画が飛び込むことがあります。今年は冬に特別企画が行われます。週末なので、春のファンタのように8〜10本程度を上映するのではないかと思われます。私が出席できるかはまだ分かりませんが、できれば行きたいです。

いよいよ最終日を残すのみとなりました。今日は上映日に予定のバージョンが出なかったための再上映画加わり、予定の4本ではなく、5本上映されます。

偶然帰宅する時に、いつも開催され、今年は使われなかった映画館の従業員に出くわし、今年のファンタの話になりました。主催者側からも話が漏れ聞こえていましたが、この従業員も1年中国際映画祭も含めた映画を最前線で知っている人で、やはりこの1年あまりいい映画が作られていないと言う話をしていました。この意見は観客である私の仲間たちの間の意見とも一致します。

仕事熱心なこの従業員はその場で理由と考えられる話もしていました。映画界のいい人材がテレビ・シリーズに大量に流れ、テレビ・シリーズにいい物が出ていると言うのです。言われてみると毎年ゴールデン・グローブをチェックしていた私にも心当たりがあります。芸能界とすれば十分な制作費が貰えて、俳優にも十分ギャラが払えるのなら、仕事の場はテレビでも映画でもいいわけです。オスカーなど名のある賞を受賞した俳優がテレビに流れるのは落ちぶれた証拠とみなされる時代はずっと前のことで、近年はテレビについての考え方もガラっと変わっています。今年のファンタはこういった傾向の結果と言えるのかも知れません。

この従業員と直接口を利くようになってからはや10年。今年初めて顔をあわさないと思っていたら、この人の仕事明けと、私たちの帰宅が同じ時間になり、挨拶をする機会がありました。

全体の3分の2が終わるところです。今年は佳作が少ないという印象。「(契約しようと思っても)いい作品の数が少なかった」という話が主催者側からもれ聞こえましたが、噂なので本当なのかは確認できていません。

それでも中頃に入ってある程度満足の行く作品が出始めています。最初の3分の1では1日にせいぜい1本多少マシな作品が出ていましたが、3分の2に入ったあたりからは1日複数本出る日もありますし、とりあえずファンタに出してもおかしくないだろうという基礎的なレベルをクリアした作品が増えました。

最初の3分の1は1日5本上映で進み(過去は6本が普通)、3分の2のところでは 4本 + 再上映1本 = 5本 というプログラムの組み方をしています。この後も金曜日までこんな感じで、週末は再上映は無い・・・はずでしたが、手違いで間違ったバージョンが上映されたうちの1本が上映枠を1つ増やして再上映されます。

手違いは2度ありました。

フランス語が延々流れる Reality に英語の字幕がついておらず、私のようなフランス語に縁が無かった外国人や、ロシア語を外国語として取っていることの多い東出身の人にはチンプンカンプン。西ドイツ出身の人、壁が開いてから学校に行った若い世代の東の人はフランス語を第二外国語などで取っていることが多いので、何とか分かる人もいるのですが、非難轟々になり、再上映決定。

もう1つはドニー・イェンのスリラー。何と英語バージョンで上映。これも手違いで、使用したファイルにはオリジナル版と書かれていたそうです。ただ、「広東語でなかった」と不平を言ったのは私1人。なぜか今年のファンタの観客にアジア人の顔がほとんど無く、ちらほら見える顔は韓国顔。アジアの作品は鮮度が1年なので、わざわざ制作1年後に映画館に来なくても、DVD か何かでもう見ているのかも知れません。他の作品は本邦世界初上映なんて作品もあり、鮮度は高いです。日本人の私が広東語が聞けなかったと文句を言ったのが唯一の苦情だったらしく、こちらは再上映になりません。

全作品出揃いました。

今年は大幅な変化があります。

 ・ 開催期間が一昨年までより延長。去年のパターンを少し変えた形で、12日。
 ・ 1日枠は5つ。これまでは6つの年が続いていました。
 ・ 最終日が土曜日。開始は例年通り水曜日の夕方ですが、期間が8日から12日にのびた関係で、最終が土曜日。日曜日にゆっくり眠った上で、月曜日からまた平常の生活となります。参加者の平均年齢が高齢化しているので、職業人には助かります。
   学生層の新規参加が期待されますが、通しのパスはかなりの高額。親の脛をかじっていない学生には厳しいです。
 ・ カテゴリー分類が簡略化。色々分けるのはほとんど止め、血の滴るコーナー(コンペ)と短編特集を除き、原則1本だけ選ばれる注目監督、注目作品など少数になりました。日本人監督が今年の注目監督に選ばれています。このページではアジアの作品は独自に特集として一箇所に集めました。
 ・ 使用館は1箇所、1ホールのみ。今年はソニー・センター側のシネ・スターとなりました。いくつかの契約条件でこちらに決めたようです。以前メインで使っていた館とシネ・スターはドイツ、ベルリンでも設備は良い方で、どちらでも見劣りはしません。日本人は非常口、避難通路などの事をつい考えてしまうので、その点だけが不安ですが、ドイツには地震はまず無いのであまり心配は要らないでしょう。

通しのパスを持っていると全作品が見られるというシステムは去年から始まりました。5本再上映画があります。なので全体の本数は短編コーナーを1枠と考えると57枠で52本。1本ミュンヘンで上映され、ベルリンに来ない作品があります。シャマランなので気にしない。

2013年までは参加作品は66本前後。見られる枠は48ほど。使用館2つで、15〜20本再上映をしていました。今年は再上映は5本。プログラムの組み方がガラッと変わったと言えます。1館の1ホールしか使わず、57枠取ってあり、うち5本が再上映なので、見られる本数は52本。2館でないので、見たくても見られない作品は無くなります。
今年の再上映は1枠目に来るので、日中仕事を休めない人でもぎりぎり2枠目から間に合いそうな時間になっています(ドイツは早朝から仕事が始まるので、16時頃に仕事が終わる人が多い)。

幸いなことにファンタには見て時間を無駄にしたと思えるほど酷い作品は滅多に来ません。なので見たくても見られない作品があると残念に思います。特にドイツで公開されそうもなく、DVD すら来ないような国の作品は是非見ようと毎年工夫していました。

今年を見ると参加作品が減って、こういうプログラムの組み方に変更したのは納得が行きます。世界情勢激変の結果、のんびり映画など作っている場合でない国が増えていますし、経済クラッシュで、映画に投資している場合ではない金持ちもいるので、無理して駄作もたくさん入れてこれまでのプログラムの枠を維持する必要はないと思うのです。

 ・ アーニーもコンテストに参加。アーノルド・シュヴァルツェンエッガー主演の作品もあまり有名でない作品に混じってコンテストの対象になっています。ターミネーターやエクスペンダブルズとは全然違うシリアスな乗りで演技しています。正統派の俳優として勝負。

大体半分ぐらいまで来ました。香港、中国、韓国からも作品が来ました。お気に入りの俳優の出演作もあります。とりあえずアジア特集の所に入れておきます。

極道大戦争アジア特集ではなく注目の監督に入りました。名誉なことです。

オープニング作品が決まりました。現在27本。邦画はすでに3本紹介されています。台湾、香港、大陸中国、韓国、その他のアジアからはまだ出ていませんが、今年の春関係者に聞いたところ、何かしらの作品は来るようです。

邦画3本は私の独断でアジア特集のコーナーに入れて置きます。万一別なコーナーに振り分けられたら訂正します。

毎年60本以上、70本以下が参加することを考えると、現在全体の3分の1ほどの参加作品が発表されたことになります。

今年もまたファンタのシーズンになりました。今年もスタートを切るのはベルリン。過去長い間ベルリンが最終ラウンドだったため、近年はスタート都市にされてしまいました。なので私たちが最初に見て、他の都市に情報を送る役目を負っています。考えようによっては先入観無しに見られるとも言えます。通しのパスを買っても何本か見られなかった過去に比べ、去年からは全作品が見られるようにプログラムが組まれるので、秀作も駄作も全部見ることになります。なので他の都市からの情報が無くてもいいわけですが。

さて、最初の12本をご紹介します。すでにこの中に佳作があります。

カテゴリーはほとんど発表されていません。決まるまではABC順に一箇所にまとめておきます。

ナビは作品が出揃うまで機能不全です。悪しからず。

時間のできた時に急いで書いているので、文体が揃っていません。後で校正の時間があったら直します。こちらも悪しからず。

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