★sand storm★
ZORO ★SANJI
★3★
ゾロは暗闇の中、
探す相手を見つけだした。
「約束する」
そう言うと、
腕の中にサンジの体を引き寄せた。
サンジは泣き笑いのような顔をした。
どうせ真っ暗だ。
オレの顔なんてわかりゃしねえ。
このバカ剣士の一つ覚えの「約束」。
オレは何を責任とってもらいてえのかわからねえのに。
ゾロも何を約束するのかわからねえだろ。
「だからてめえも約束しろ。
オレの前から勝手に離れたりしねえって」
・・・同じ?
ゾロもオレと同じ?
離れたくねえ?
ゆっくりと唇が重なり、
思考は途切れる。
激しく口付けを交わし、
舌を絡めあいながら、
互いの存在を確かめる。
・・・欲しい。
コイツが。
オレだけのものにしてえ。
はやる気持ちを押さえ切れず、
着衣のままで体を重ねる。
「ああっ・・はあっ」
サンジは乱暴にゾロに貫かれ、
歓喜の声を上げた。
ゾロがオレの体でイく。
そう思っただけで快楽に支配された。
最近、ゾロがよく側にいる。
ときどき優しくされてんじゃねえかって時がある。
ゾロがオレに?
そんな訳はねえ。
コイツがオレに親切になんてする訳がねえ。
だけど・・・。
コイツもオレを欲しがってる?
激しく突き上げられ、
サンジは無意識にゾロにしがみついた。
「オレはてめえとだけヤりてえ」
激しい快楽の中、
ゾロの言葉が耳に届く。
「・・・オ・・・レも」
互いの体で確かめる。
重なりあう想いを。
ゾロの体を感じる。
ゾロの心も。
なんかすげえ嬉しい。
だけどクソ恥ずかしい。
夢も、
過去も、
未来も、
なんにもいらねえ。
今はゾロだけでいい。