★sand storm★
ZORO ★SANJI
★4★
「ああああっ」
サンジの嬌声は嵐にかき消されていく。
ゾロはサンジの体をきつく引き寄せた。
てめえはオレのもんだ。
オレの腕の中でだけ乱れろ。
他のものなんて見ないほどに、
オレの全てを覚えさせてやる。
ゾロはたぎる想いをサンジの中に余さず溢れさせた。
抱く度に手になじむ体。
なのに、決して手に入れられない。
こんなにフラフラした奴を繋ぎとめておくのは大変だ。
優しくすればつけ上がり、
自分が困っていても絶対助けはもとめねえ。
年中難癖つけてきやがるし、
べらべらとろくでもねえことをいつまでも喋る。
だけど、どうしてかコイツが欲しい。
女にうつつを抜かしているのは病気みてえなもんだ。
見てるだけでああも喜べるなんて信じがたいが。
だが、他の男に手を出すのは許せねえ。
絶対に。
サンジの唇に手を這わすと、
ゆるやかに口が開かれる。
ゾロが指を差し込むと、
サンジの舌が指に絡まってくる。
指の数を増やし、
サンジの口の中の感覚を楽しむ。
食い付くしちまいてえ。
ゾロは指を引き抜き、
激しくサンジに口付けた。
「ん・・・んん」
くぐもった呻き声をあげるサンジ。
口付けられたままで、
再びゾロが腰を使い始めた。
敏感な内壁を激しくこすりあげられ、
勃ちあがったサンジのモノがゾロの引き締まった腹に当たり、
さらに固さを増す。
中をかき混ぜ、
感じる部分を的確に刺激し、
最奥まで突かれる。
あまりの突き上げの激しさに、
白濁した液体が飛び散り続けていた。
キツイ。
でも、ゾロで満たされている。
もうゾロのことしか考えられねえ。
嫌いだった嵐は別のものに変わる。
ゾロとの夜の記憶に変わる。
ゾロに抱かれた夜に。
再び精を放ってぐったりしたサンジの汗に濡れた髪をゾロはかきあげた。
「もうグロッキーか?」
サンジは胸で大きく息をしながらも、答えた。
「・・・ざけんな」
ゾロはニヤリと笑みを浮かべたが、
暗闇の中だ。
サンジには見えるはずもなかった。
負けず嫌いのアホが。
まあいい。
オレの情慾の嵐は吹き荒れている。
おさまるまで、つきあわせてやる。
オレから離れなくしてやる。
心も体も。
離れささねえ。
心も体も。
てめえだってそうだろ。
オレに抱かれて喜んでる。
体は心より正直だ。