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同伴犬(ベーハー)


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◆同伴犬(ベーハー)
2011年10月17日更新

同伴犬訓練試験合格書
同伴犬訓練試験合格書
BH(ベーハー)=Begleithundprufung
BH(同伴犬訓練試験)は、人が犬を伴なって市街地や公園を通過する際に、安全かつ他人に迷惑をかける事なく行動できるように訓練されているかどうかを試験するのが目的です。
試験はセクションA「服従審査」とセクションB「往来における審査」に分かれていて、セクションAでは服従訓練、それも主として脚側行進がどれだけ完成されているかに重点がおかれ、同伴犬の目的からも、障害飛越や物品持来は行なわれません。

セクションBは主として犬の品性を見るもので、犬が往来でどのような態度を示すかという全体的な態度を見て合否を判断するものです。
セクションBは他の訓練試験には無いもので、本来は一般の道路に出て行うのが良いのですが、試験の実施は競技会場に仮定の道路を作り、街中で指導手と犬、そして通行人等その他の人達との間で起こりうる状況を作り出し審査します。
BH(同伴犬訓練試験)の実施規定
訓練試験
(1) BHを受験できるのは、生後9ヵ月1日以上の本会登録犬です。
ただし、本会(JKC)の非公認犬種・本会非公認団体登録犬・交雑犬であっても、マイクロチップ又はタトゥーを条件に受験できることとします。
(2) BH訓練委員資格者は、訓練試験委員A級資格者、及びIPO審査員資格者のうちから選考されます。
(3) 公開訓練試験とし、訓練競技会において実施します。
1.ブロック訓練競技会以上では必ず実施され、クラブ訓練競技会では任意となります。
2.公開訓練試験として取り扱われますので、他の試験と併せて5頭以上の申込みがあれば実施。
3.受験料は5,000円です。
4.競技会のなかで時間を設けて実施される為、1時間10頭の枠内で行なうこととします。(10頭までで締め切りとなります。)
5.審査員長、または当日の審査員のうち、前項の資格者が試験委員を担当します。
(4) 試験の結果、不合格の場合は当該受験日から3ヵ月以上経過しなければ、再受験できません。
実施要領
1.全般的な規約
この試験には全ての犬種および大きさの犬が参加できる。犬の年齢は生後9ヵ月1日以上でなければならない。審査終了後ただちに審査員から審査の講評と得点が発表される。セクションBに関しては、「可」または「不可」という評価のみが発表される。
合格となるには、セクションAにおいて満点の70%以上(42点以上)を得点し、かつセクションBにおいて審査員が3課目全て「可」と認めなければならない。
2.セクションA:服従審査 (満点60点)
IPO1(FCI国際訓練試験第1階程)の物品持来、障害往復飛越持来、前進及び伏せ、を除いた課目(ただし配点と、数か所の規定は事なる。銃声確固性テストは行われない)とする。
それぞれの課目は、基本姿勢(指示なし脚側停座)に始まり、基本姿勢で終わるものとする。課目は審査員の指示で始められるが、脚側行進中の左反転ターン(犬は右回りでも左回りでもよい)、方向転換、停止、歩度の変更などは全て審査員の指示なしに行われる。しかし、審査員に課目順を確認することや、合図を出してくれるよう依頼することが許されている。
速歩から緩歩への歩度の移行は常歩を間に挟まずに実行しなければならない。左反転ターンは2通りの方法が許されている。
1つの課目の終わりに基本姿勢wpとることが、同時に次の課目の開始の基本姿勢となっても構わない。1つの課目が終了した時に犬を褒めることは許されている。ただしその場合、次の課目を開始する前に明確な基本姿勢(約3秒)を行わなければならない。
課目と課目の間も犬は脚側行進を行わなければならない。正面停座の犬を脚側停座させる場合、直接左から脚側停座させてもよいし、指導手の周囲をまわして脚側停座させてもよい。
(1) 紐付脚側行進
審査員の指示に従い指導手は紐付きの犬と出発点で基本姿勢をとる。指導手の「アトエ」の声符で嬉々として指導手に従い最低40歩(最高50歩)、止まることなく常歩で行進し、左反転ターンして引き返す。帰路は常歩で最低10歩(最高15歩)進んだ後、速歩・緩歩を行い(速歩・緩歩ともに最低10歩〜最高15歩)再び常歩に移る。そして「右折」「左折」を最低1回行なう。2回目の左反転ターンを行った後、若干進んで指導手は停止する。犬は指示なく速やかに脚側停座する。この際、指導手は位置を変えて犬に近寄ることは認められない。
課目中、紐は左手に持ち決してピンと張らず、犬は常に指導手の左膝に肩甲骨を揃える位置にいることが望ましい。それより前後したり左右に大きく離れてはならない。声符「アトエ」は、出発と歩度を変える時にのみ許されている。
行進中の指示なし停座から続いて、最低4人の群衆内を8の字を描くように行進し、群衆の中央で指導手は停止する。犬は指示無く速やかに脚側停座する。群衆は互いに入れ替わるよう静かに動いている。脚側行進中に犬が遅れたり、前に出過ぎたり、横に逸れたりすること、及び指導手の左反転ターンに際し、躊躇したり遅れたりしたら減点である。
(2) 紐無し脚側行進
紐付脚側行進での群衆内指示なし停座を行った後、審査員の指示で紐を取り、肩から掛けるかポケットに入れる。
紐無し脚側行進は群衆内行進から始まる。紐無し脚側行進で群衆内を8の字を描くように行進し、紐付脚側行進の時と同様に群衆内の中央で指示なし停座を一回行った後、出発点に戻り、紐付脚側行進と同じ要領で紐無し脚側行進を行う。
脚側行進中に犬が遅れたり、前に出過ぎたり、横に逸れたりすること、及び指導手の左反転ターンに際し、躊躇したり遅れたりしたら減点である。
(3) 常歩行進中の停座
基本姿勢から常歩紐無し脚側行進で最低10歩(最高15歩)進んだところで、歩度を変えたり、振り返ることなく、声符「スワレ」で犬を停座させ、指導手はそのまま30歩前進して立ち止まり、直ぐに犬の方に向き直る。審査員の指示で犬のところに戻り、犬の右側に立って基本姿勢をとる。犬が停座せず、伏せたり、立ったままでいた場合は減点。
(4) 常歩行進中の伏せ及び招呼
基本姿勢から常歩紐無し脚側行進で最低10歩(最高15歩)進んだところで、歩度を変えたり、振り返ることなく、声符「フセ」で犬を伏せさせ、指導手はそのまま30歩前進して立ち止まり、直ぐに犬の方に向き直る。審査員の指示で犬を招呼する。犬は嬉々として駆け足でやってきて、指導手の直前で正面停座する。一呼吸おいて審査員の指示なく、声符で犬は素早く脚側停座しなくてはならない。犬が声符「フセ」で停座したり、立ったままでいた場合は減点。
(5) 状況下の伏せ
ペアの犬の紐付脚側行進開始前に、指導手は引き紐を付けた犬とともに休止地点で基本姿勢を行う。審査員の指示で引き紐を外してから、声符「フセ」で犬を伏せさせる。指導手は振り返って犬を見る事無く最低40歩離れて、犬に背を向けて静かに立っている。ペアの犬の課目4(常歩行進中の伏せ及び招呼)の終了後、審査員の指示で指導手は犬のもとに行き、犬の右側に立ち審査員の指示で声符「スワレ」を与えて脚側停座させる。
3.セクションB:往来における審査
(1) 道路での服従中における態度
審査員の指示に従って、指導手と犬は指示された歩道の一部を歩く。審査員は適度な距離を取って指導手の後に続く。犬は指導手の左側を、ゆるく垂らした紐につながれて、肩を指導手の膝の位置に揃えるように保って従順に歩かなければならない。
犬は歩行者や乗り物に対して、興味を示してはいけない。通りすがりのジョギング役(ヘルパー)が、指導手の前を横切るか、前からすれ違うか、あるいは追い越す。すれ違うか、追い越すときはヘルパーと指導手の間に犬がいなければならない。続いて、すぐ後ろまで迫っていた自転車に乗った人(ヘルパー)が、指導手と犬をベルを鳴らしながら追い越して行く。追い越すときは自転車と指導手の間に犬がいなければならない。その後、審査員の指示で指導手と犬は方向転換して、審査員のもとに行き、審査員と握手をしながら挨拶をする。犬はその際に立ったままでいても、伏せていても、座っていても良いが、静かにしていなければならない。
(2) 人通りが多い場所での態度
審査員の指示に従って、指導手は犬とともに人通りの多い所へ進む。審査員の指示で2回立ち止まらなければならない。1回目は、立ち止まると同時に声符「スワレ」で犬は停座しなければならない。2回目は立ち止まると同時に声符「フセ」で犬は素早く伏せて、そのままでいなければならない。その後、審査員の指示で指導手と犬は、審査員のもとに行き、審査員と握手をしながら挨拶をする。犬はその際に立ったままでいても、伏せていても、座っていても良いが、静かにしていなければならない。この課目中非常に大きな音が聞こえる所(バイク、あるいは自動車を使う)に、留まるという場面を設けなければならない。犬は人通りの多いところに非常に大きな音が聞こえる場所でも指導手に注意を向け、影響されないで従順について行かなければならない。
(3) 往来で待たされた場合の態度/他の犬に対する態度
審査員の指示に従って、人通りの多い指示された場所に行き、指導手は引き紐をフェンスなどに繋ぐ。指導手は犬から見えないように遮蔽物の後ろに隠れ、2分間そのままでいる。犬は立ったままでいても、伏せていても、座っていても良い。指導手がいない間に、1人の歩行者(ヘルパー)が犬を連れて、待たせている犬から約5歩離れたところを通り過ぎる。待たされている犬は静かにしていなければならない。その後、審査員の指示で、待たされていた犬は指導手とともに審査員の元に行き、審査員と握手しながら挨拶をする。通り過ぎていく犬は喧嘩癖があったり、審査員を挑発するような犬を使ってはならない。