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ドッグスクール小野ホーム > 訓練競技会 > アジリティー(障害器具の種類)
訓練の概要 | 訓練試験 | 訓練競技会 | 訓練課目の実施要領 | アジリティー | 同伴犬 | フライボール | オビディエンス |
アジリティーとは | ||
アジリティーとは「俊敏な」「すばやい」と言う意味の英単語ですが、犬の世界では“犬の障害物レース”を想像して頂ければ分かりやすいと思います。ハンドラーと犬とが、コース設計者の意図(ワナ)するところをくぐりぬけ、いかに正確に素早く攻略できるかがポイントになります。たとえ失敗しても、ゴールの先にはハンドラーと愛犬との強い絆が築かれていることでしょう。 |
※現在、アジリティーの障害規定を変更しています。ご注意ください!
アジリティーチャンピオンポイント数 | 出陳頭数 | ||
10P | FCIインターナショナルアジリティー競技大会 FCIインターナショナルアジリティー競技大会 FCIインターナショナルアジリティー競技大会 |
(本部主催) (東日本ブロック訓練士協議会主催) (西日本ブロック訓練士協議会主催)・・・ |
200頭以上 150頭以上 150頭以上 |
7P | ブロックアジリティー競技会 ST連合会アジリティー競技会 |
150頭以上 150頭以上 |
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5P | クラブアジリティー競技会 | 100頭以上 | |
沖縄県クラブ連合会管轄クラブは70頭以上とします。 |
競技種目 | |
1 | 1度 |
2 | 2度 |
3 | 3度 |
4 | シニアクラス(2度以上のクラブ会員所有の生後満8歳1日以上のJKC登録犬とする。 |
※ | チーム競技 ア 指導手は2名以上3名以内とする。(ハンドリングは、1名の指導手が2頭までとする。) イ 出陳犬は、3頭1チームとし、補欠犬は1頭とする。 |
※ | 主催者は、独自の考案によるアトラクションのを2種目まで採用する事ができる。 |
クラスの基準 | ||
S | スモール | 体高35cm未満 |
M | ミディアム | 体高35cm以上43cm未満 |
IM | インターミディエイト | 体高43cm以上48cm未満 |
L | ラージ | 体高48cm以上 |
※ | 体高=キ甲の最上部から地上までの垂直の長さ | |
※ | 交雑犬及び非公認団体登録犬については、該当年齢に達していればアトラクションの部のみに出場出来る。 |
アジリティーチャンピオンとは(AG.CH) |
アジリティー2度・3度のクラスで、競技減点が0点の出陳犬にアジリティー・チャンピオン(AG.CH)ポイントが付与されます。 そのアジリティー・チャンピオン・ポイント(AG.CH.P)を20ポイント以上取得し、更に登録の際にはCDU(GD,IPO,BHを含む)以上の訓練試験資格を得て申請します。 |
グランドアジリティーチャンピオン(G.AG.CH) |
G.AG.CHの資格条件は、AG.CH.Pを60ポイント以上有する犬に与えられます。ただし、AG.CHの登録を期限内に申請していることが条件となります。 |
アジリティー手帳の発行 |
各種目の出陳条件が定められたことにより、当該犬の成績を自己管理するため、また競技会において出陳犬の体高を確認する必要があるため、当該犬の体高を証明するものとして、アジリティー手帳を発行します。 AG手帳は下記のいずれかを満たした犬に1冊交付します。 |
アジリティー1度の競技クラスに出陳し、減点なしで障害を通過し、かつ標準タイム内でゴールしたことが3回あった犬。 |
出陳犬の資格 | |
1 | 競技会への出陳犬は、生後18カ月1日以上とし、次に記載する各競技の該当年齢に達した、 クラブ会員名義で登録された本会登録犬とする。 ただし、アトラクションは生後12ヵ月1日以上とする。 |
2 | AGチャンピオン、G.AGチャンピオン、インターナショナルAGチャンピオン登録犬は、1度には出陳できない。 (チーム競技には出陳できます) |
3 | クラブ会員が所有する本会の非公認犬種・本会の非公認団体登録犬・交雑犬であっても、前項の 各競技の該当年齢に達していれば、1度並びにアトラクションにおける特別クラスにのみ出陳することが出来る。 |
重複出陳 | |||
1 | アジリティー1度、2度、3度の出陳犬は、チーム競技及びアトラクションに重複して出陳することができる。 ただし、アトラクションにおけるビギナークラスには出陳することは出来ない。 |
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2 | シニアクラスの出陳犬は、他のクラス及び競技に重複して出陳することは出来ない。 |
コース | |
1 | コースの長さは、100m以上200m以内とする。 |
2 | 障害の数は、15個以上22個以内とする。 |
3 | 障害の内、7個以上はジャンプ障害(ハードル、ウォール、タイヤ)としなければならない。 |
4 | 最低8個以上のハードルを含んでいなければならない。 |
5 | コースには、最低2回の方向転換を盛り込まなければならない。 |
6 | 連続する2つの障害の間は、カテゴリSで4〜7m、カテゴリM・Lで5m〜7m離さなければならない。 |
※ | シニアクラスのコースについては、当日の2度のコースを準用する。 |
アジリティー障害の種類と寸法 |
1 | 一重ハードル 金属以外の木製または安全な合成物質のバーとし、パネル、ゲート、ブラシなどを取り付けたハードルで、取り付けたバーやパネルは容易に取り外すことが出来る事とする。 バーは最低3部分の対比色であるべきであり、バーの高さと幅は次の通りとする。 高さ S:25〜35cm M:35〜45cm L:55〜65cm 幅 最小で1.2m 最大で1.5m |
2 | 二重ハードル(スプレッド・ジャンプ) 前号の一重ハードルのうち、バー付ハードルを使用し、2つ組み合わせて構成する。それぞれの高さの差は15〜25cmとし、高いバーを後ろに置く。高いバーの高さは一重ハードルに準じ、全体の合計幅は次の通りとする。 全体の合計幅 S:30cm M:40cm L:55cm |
3 | ウォール(壁) ウォール部分に、トンネル形の開口部を1〜2個所設けることもでき、上部に“∩”の形をした取り外し可能なユニットを取り付ける。 柱の高さは最低で1mで中央パネルに連結してはならず、柱の幅と奥行きは、最低20cm、最大40cmとする。高さは一重ハードルに準じる。 幅 最小で1,2m 最大で1,5m ユニットの高さ 最低10cm 厚さ 約20cm |
4 | テーブル 一辺が0.9〜1.2mの正方形で、高さはSとMが35cm、Lが60cmとし、表面が滑りにくく安定したものでなければならない。電動計時装置(5秒間のカウントの終了時に音声で合図される物)をテーブルに埋め込むか、表面に設置しなければならない。ただし、この場合、各辺の端から10cm以内に設置してはならない。 テーブルのコーナーは、犬にとって危険であってはならず、また脚は、犬がテーブルの下を通る妨げになってはならない。テーブルの側面は、表面と対比色でなければならない。 |
5 | ドッグ・ウォーク(歩道橋) 最高部の高さは、1.2m〜1.30m。各傾斜路の下部90cmを接触部分とし、側面も含め異なる色で着色する。また、各傾斜路には、犬が滑らず容易に登れるようにするため、約25cm毎の等間隔に幅2cm、厚さ5〜10mmで、先端が鋭くなっていない滑り止めの板を取り付けることとする。ただし、接触部分の始まりから10cm以内に取り付けることは出来ない。また、接触部分に電子コンタクトを使用しても良い。 脚およびその他の支持構造は、ドッグウォークの下にトンネルを安全に設置するための妨げになってはならない。 各傾斜路、並びに歩行路の長さと幅は、次の通りとする。 長さ 3.6〜3、8m 幅 30cm |
6 | シーソー 表面は滑りにくくしなければならないが、ドッグ・ウォーク(歩道橋)のように滑り止め板を使用してはならない。また、両端から90cmまでを接触部分とし、側面も含め異なる色で着色する。シーソーの下りの接触部分の真ん中に1kgのおもりを載せたとき、2〜3秒以内に板が傾くように調整されていなければならない。また接触部分に電子コンタクトを使用しても良い。 板の長さと幅、中央軸の高さは次の通りとする。 長さ 3.60〜3,80m 幅 30cm 中央軸の高さ:地面から板の頂点までは60cmとする。 |
7 | Aフレーム 2つの傾斜路でA形を成し、頂点は犬に危険とならないよう、必要があれば覆いを被せなければならない。各傾斜路の下部1.06mを接触部分とし、側面も含め異なる色で着色する。また各傾斜路には、犬が滑らずに容易に登れるようにするため、約25cm毎の等間隔に、幅2cm、厚さ5〜10mmで先端が鋭くなっていない滑り止めの板を取り付けることとする。ただし、接触部分の始まりから10cm以内に取り付けることはできない。また、接触部分に電子コンタクトを使用しても良い。脚およびその支持構造は、Aフレームの下にトンネルを安全に設置するための妨げとなってはならない。 傾斜路の長さと幅、頂点までの高さは次の通りとする。 長さ 2.65m〜2.75m。 幅 90cmとし、基底部は1.15mまで広げることができる。 頂点の高さ 開いた状態で地面から1.70m 角度は101.5° シニアクラスは、開いた状態で地面から145cm〜160cm。 |
8 | ウィービング・ポール(スラローム) ポールの数は12本とし、ポールの間隔は60cmとする。ポールは金属以外の木製または安全な合成物質とし、次の大きさのものを使用する。 直径 3〜5cm。 高さ 1〜1.2m フレーム 幅8cm以下 厚さ8mm以下 |
9 | チューブ・トンネル 直径60cm、長さ3〜6mで、1つ以上のカーブが作ることのできる柔軟な構造であることとする。 |
10 | フラット(柔)・トンネル 入り口は頑丈な構造で、奥行き90cm、高さ60cm、幅60〜65cmとし、出口は柔軟素材で構成され直径60〜65cm、長さ2.5〜3.5mとする。 可能であれば出口を留め具で固定し、個々の留め具の間隔は50cm以下とし、あらゆるサイズの犬が容易に抜けられなければならない。 入り口は固定されていなければならず、床面は滑らない材質でなければならない。また入り口の縁は保護材でカバーされていなければならない。 |
11 | タイヤ 開口部の直径は、45〜60cmとし、地面から開口部中央までの高さは、SとMを55cm、Lが80cmとする。タイヤの高さは、チェーンあるいはロープにより調整できるものとし、固定してはならず、安全上の理由からタイヤの下半分は、閉じているか、詰め物で満たされてなければならない。分離式タイヤを使用しても良い。この障害の設置基底部の幅は、カテゴリーLの場合、約1.5×地面からタイヤの頂点までの高さでなければならず、フレームの幅は、1.50mを超えるべきではない。タイヤの外側からフレームまでの幅は、最低15cmを必要とする。 タイヤの幅 最低8cm 最大18cm |
12 | ロング・ジャンプ 2〜5個のユニットで構成し、ユニットは幅1.2m、奥行き15cmで、少し傾斜があり、最も低いユニットの高さを15cm、最も高いユニットの高さを28cmとする。ユニットは低いものから順に配置され、長さとユニット数は次の通りとする。 S : 40〜50cm(2ユニット) M : 70〜90cm(3〜4ユニット) L : 1.2〜1.5m(4〜5ユニット) この障害の四隅すべてに、高さ約1.2m以上のコーナー・ポールを設置し、どのユニットにも固定してはならない。また必要ならば、犬と指導手の安全の為に、これらのポール上部に覆いを被せなければならない。 コーナーポストは、審査の補助的なものであり、ロングジャンプの一部として考慮されない。 |
13 | スタート及びゴール スタートライン及びゴールラインは、それぞれ最初と最後の障害から1m以内に設置し、目印となるポールは、ハードルのバーの長さに左右各50cm加えた長さとする。スタートラインは目印となるポールの延長線上とし、ゴールラインは目印となるポールの間とする。スタート地点、ゴール地点ともに、犬にとって十分な広さとし、少なくとも6mを必要とする。 |
アジリティーの審査 |
コース検分 主催者は競技開始前にコースが設置されたリング内に指導手のみ入れ、検分させなければならない。審査員は競技開始前に、競技会の性質・コース標準タイム・リミットタイム・採点方法について指導手に説明しなければならない。 |
テストハンドリング テストハンドリング(モデル犬による試走)は、主催者の任意により実施することができる。 |
コース図配布の規制 コース図は、競技開始前に発表し又は配布してはならない。なお競技終了後に配布する場合、当該審査員の許可を得なければならない。 |
コース標準タイム コース標準タイムは、担当審査員が当該コースに対して、競技会の水準、コースの難易度及び競技場の地面の状態によって選定された旋回スピードに従って決定する。 |
リミットタイム リミットタイムは、担当審査員がコース標準タイムの1.5〜2倍の中で設定される。 |
指導手の注意事項 指導手は、競技中次の各事項を遵守しなければならない。 (1)審査に対し、異議を申し立ててはならない。 (2)出陳犬に、競技中リードや首輪など一切装着してはならない。 (3)指導手は、競技中、手に何も持ってはいけない。 (4)競技中に、指導手は故意に出陳犬に触れたり、競技を中断させてはならない。 (5)指導手が、障害に触れたり、障害を通過してはならない。 |
障害上の注意事項 競技上、各障害の次の点に注意して行う。 (1)アジリティー1度のコースには最大3つのタッチ障害を使用する。アジリティー2度・3度のコースには最大4つのタッチ障害を使用する。 (2)テーブルでは、出陳犬がテーブルに上がった時点から5秒間カウントする。その間、出陳犬はどのような姿勢でも構わない。 (3)ウィービング・ポールで、第1ポールは犬の左側、第2ポールは右側となるように交互に通過していかなければならない。 (4)スプレッド・ジャンプ及びタッチ障害はコースの最初あるいは最後の障害として設置してはならない。 (5)スプレッドジャンプ、タイヤ及びロング・ジャンプは、常にその前の障害の直線上に設置しなければならない。 (6)ロング・ジャンプの際、犬又は指導手が、コーナーポールに接触したり倒したりしたことによって障害の一つが倒れたとしても減点はされない。 (7)1度では、スプレッド・ジャンプは使用してはならない。 (8)最初と最後の障害は、ハードルでなければならず、最初のハードルは一重ハードルにすべきである。 (9)ウィービングポールとタイヤは、1回の競技中1回のみのクリアするものとする。 |
競技時間の計測 競技時間の計時は、犬がスタートラインを越えた時点から開始し、ゴールラインを通過した時点で終了し、1/100秒まで計時する。 前項において、指導手がスタートラインを示すポールの間を通過した時も、計時は開始される。 |
タイム減点 競技時間が、コース標準タイムを超えた場合、1.00秒であれば1.00点の減点が課せられる。 |
失敗による減点 次の各号に該当した場合、失敗となり、それぞれ減点が課せられる。 (1)指導手が、故意に障害に触れた時。1回につき5点の減点。 (2)指導手が、自分の犬または障害に触れて、有利な状況を導いた場合、その都度減点となる。1回につき5点の減点。 (3)指導手が、スタート・ゴールを示すポールの間を通過した時。通過した時点で5点の減点。 (4)出陳犬が、次の障害をクリアする前に、障害を倒したり又は落としたりした時。1回につき5点減点。 (5)接触部分の定められている障害の接触部分に触れなかった時。1回につき5点の減点。 (6)テーブルで、審査員の指示前に犬がテーブルを離れた時。離れた時点で5点の減点。 (7)テーブルで、犬がテーブル上より滑り落ちた時。落ちた時点で5点の減点。 (8)シーソーで、板が地面に着く前に跳び下りた時。跳び下りた時点で5点の減点。 (9)ロングジャンプで、ユニットの1つを傾けたり、倒したり、構成ユニット間に犬の足が着地した時。着地した時点で5点の減点。 (10)ウィービング・ポールで、ポールを正しく通過しなかった時。なお、2回目以降の失敗は1回のみの減点とする。 (11)分離式タイヤで、犬が通過した際に接触によりタイヤが分離した時。 |
拒絶による減点 出陳犬が次の各号に該当した場合、拒絶となり、1回につき5点の減点が課せられる。 (1)各障害の前やコース上で立ち止まった時。 (2)コースから逸走したり、障害の横を通り過ぎた時。 (3)タイヤの開口部ではなく、外枠の間を通過した時。 (4)ロング・ジャンプを歩いて通過したり、側面に跳び出たり、側面から入ったり、走り抜けたりした時。 (5)チューブ・トンネル、フラット・トンネルでトンネル内に頭部、または足を入れた後に戻った時。 (6)ウィービング・ポールで、入口に頭部・前肢を入れた後に戻った時。 (7)テーブルに、犬がテーブルへの進行方向とは逆の方向より上がった時。 (8)テーブルの下を通過した時。 (9)ドッグ・ウォーク、Aフレームで、全ての足が下り傾斜路にかかる前に跳び下りた時。 (10)シーソーで、中央軸を越える前に跳び下りた時。 (11)ウィービング・ポールで、入口を間違えた時。 |
失格 次の各号に該当した場合、失格となる。 (1)3回目の拒絶を宣告された時。 (2)競技時間がリミットタイムを超えた時。 (3)出陳犬が、障害順を誤って競技したり、通過し忘れた時。 (4)指導手が、障害を通過したり、障害の上や下を通過した時。 (5)指導手が、審査員の指示なしに競技を中断した時。 (6)出陳犬が、競技中リンク内で糞尿をした時。 (7)出陳犬が、指導手の指示に従わず、競技中リンク外に出たり、制御不能になった時。 (8)出陳犬が、障害を誤って反対方向から通過した時。 (9)出陳犬が、審査員のスタートの合図前に、スタートラインを越えた時。 (10)指導手が、テーブルに設置されている電動計時装置を作動させた時。 (11)テーブルで、審査員から合図が出される前に出陳犬がテーブルを離れ、次の障害を行った時。 (12)ウィービング・ポールで、3ゲート以上を逆走した時。 (13)ウィービング・ポールを、正しく通過せずに次の障害を行った時。 (14)コンビネーション・ジャンプで、一つのハードルで拒絶があったにも関わらず、最初からやり直さず、次の障害を行った時。 (15)指導手が、審査員に対し不適切な態度・言動を行った時。 (16)指導手が、出陳犬に暴力を振るったり、手荒く扱った時。 (17)出陳犬が、首輪を付けたまま競技を行った時。 (18)指導手が、手に物を持ったまま競技を行った時。 (19)犬又は指導手が、障害を正しく行えないようにしてしまったと、審査員が判断した時。 (20)犬が絶えず指導手に攻撃的である時。 (21)分離式タイヤで、接触等によりタイヤが分離した際、犬が通過を拒絶した時。 |