ここの背景画像は「miho's lovely material」からお借りしました。

ヴァレンヌの逃亡の小部屋

登場人物

--(  )内は1791年当時の年齢です--

--国王側--

ルイ16世 (36歳) :ルイ15世の孫。1775年から国王。善良だが政治的には不向きで、意見がころころ変わり、確固たる信念がない。不器用な性格。 「人物スケッチ」
マリー・アントワネット (35歳) :ルイ16世の王妃。革命前にしていた享楽的な生活のため、国民に憎まれる。革命が勃発してからは国王に代わって、革命と戦う。 「人物スケッチ」 「小部屋」
エリザベート王女 (27歳) :ルイ16世の妹。心優しい女性で、革命が始まり、多くの王家(ルイ16世の二人の弟も含む)・貴族がこぞって亡命した後もフランスに留まり、最後まで国王夫妻に尽くした。 「あ・ら・かると/マリー・アントワネットを支えた二人の女性」 
ルイ・シャルル王太子 (6歳) :ルイ16世の次男。1789年に死亡した兄に代わり王太子になった。父の死後、母と叔母により王位を継ぐ儀式をささやかに行なわれた。1795年に死亡したと言われているが、その辺の事情は謎とされている。 「人物スケッチ」 
マリー・テレーズ王女 (12歳) :ルイ16世の王女、第一子。11歳で革命に巻き込まれ、父、母、叔母、弟を失い、明るく素直だった少女は暗い影のある少女になる。のち、ルイ16世の弟アルトワ伯爵の息子であるアングレーム公と結婚。 
トゥルゼル夫人 (42歳) :ポリニャック夫人が亡命した後、国王の子供たちの養育係となる。ヴァレンヌ逃亡の際も、危険をかえりみず国王夫妻と行動を共にする。
フェルセン (36歳) :マリー・アントワネットに終生変わらぬ愛を誓う。ヴァレンヌ逃亡にも積極的に協力する。その後、愛する人の死で受けた傷をぬぐいきれず、暗い人間になり、最後は民衆に虐殺される。 「人物スケッチ」 
ブイエ将軍 (52歳) :忠実な王党派。1790年のナンシー弾圧事件の主役。ヴァレンヌ逃亡でも重要な役を与えられるが、失敗。その後、亡命し、反革命運動に参加しイギリスで死亡。ラファイエットの従兄。

--革命側--

ラファイエット Lafayette (1757-1834; 34歳) :アメリカ独立戦争で活躍した貴族。帰国後、立憲議会議員。立憲王制樹立に尽力した。テュイルリー宮殿の護衛責任者であり、ヴァレンヌ逃亡では信頼していた国王に裏切られた形になった。 「人物スケッチ」 
バイイ Bailly (1736-1793; 55歳) :立憲議会議員。1789年7月、バスティーユが陥落すると共にパリ市長になり、ヴァレンヌの逃亡の時も市長を務めていた。その後、九月虐殺で人気を失い辞任。ナントに引退したが、1793年、処刑。 「人物スケッチ」 
ドルーエ (28歳) :サント・ムヌーの宿駅長の息子。ヴァレンヌ逃亡の際、逃亡している国王を発見。国民公会議員で山岳派。のち、バフーフの陰謀にも加担する。 
ソース (?) :ヴァレンヌでの検察官。食料品店を営む。
ロメーフ (19歳) 1772-1845 :パリ国民衛兵隊副官。中尉。国民議会の急使としてヴァレンヌで国王にパリに戻るようにとの要求書を渡す。その後、ラファイエットと共に亡命。1797年帰国し軍務に戻り、1835年将軍で退役する。
バルナーヴ (29歳) :弁護士。グルノーブルの「屋根瓦の日」で革命の口火を切り、立憲議会議員、三頭派の中心人物となる。国王の逃亡が失敗して、パリに護送されるとき同行し、礼儀正しく国王達の話に耳を傾けた。以来、国王の味方になる。 「人物スケッチ」 
ぺティヨン (35歳) :弁護士。立憲議会議員。1791年11月にパリ市長となり、ジロンド派として活躍する。しかし、ジロンド派没落により1794年自殺。ヴァレンヌ逃亡では国王のパリ護送に同行。バルナーヴと違って、あまり上品に振舞わなかった。 「人物スケッチ」 

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