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2001年11月22日(木)JOE HISAISHI SUPER ORCHESTRA NIGHT in 八尾プリズムホール

指揮:金洪才、演奏:関西フィルハーモニー管弦楽団、ピアノ:久石 譲
会場:八尾プリズムホール(大ホール)(座席数:1440)

八尾プリズムホール久石さんMC特集
この八尾プリズムホール久石さんMC特集では、コンサートの曲と曲の間の、久石さんのMCを中心にお伝えして行きます。

コンサート前オフ会に参加された皆さん(美濃さん、Aventurierさん、青猫さん、mayuさん、翔夢さん、Uさん、はまじさん、s.tさん、NAOさん、サークル後輩の○○君)が、近鉄八尾駅を降り、駅すぐそばの、八尾プリズムホールへ向う。開演、1時間以上前に到着したためエントランス付近は、あまり人もいない様子で、静かな雰囲気が漂う。皆で一つの前々から予定していた、花束を買いに行くことになった。予算は?円前後(笑)ということになり、近くの花屋を、mayuさんと、Aventurierさん、○○君と一緒に買いに行く。とても立派な花が出来あがる。会場では青猫さんも加わり、全員がメッセージカードに一言メッセージを・・・。「大阪オフ会一同より」と最後に(笑)花束を渡しに行くのは、mayuさんとNOMOtyさん、僕の三人ということになった。そうしているうちに、開場時間に。いつの間にか、エントランスやロビーは、かなりの人の数に・・・。そして開場後、皆さんチケットを切ってもらい、それぞれホール内へ向う。4日前の相模大野のコンサートでは「Le Petit Poucet」が売られていたということで、期待してきたのだが、八尾では売られてませんでした(苦笑)カルテットの黒のTシャツもやはり(苦笑)開演直前、期待に胸膨らむお客さんの、ざわざわしたホワイエで、花束を渡しに行く3人は、いろいろ打ち合わせを・・(笑)そして、大ホール内へ・・・。席についてふと横を見ると、なんと青猫さんが!(笑)3,4席となりは青猫さんだった。二人とも驚く(笑)(実は昨年も、偶然に、青猫さんとは隣同士の席だった)そして照明が暗くなり、コンサートが始まる。
急遽、指揮が斎藤一郎さんから、金洪才さんへ変更ということだった。指揮者が違うと演奏がどの様に違うのか、興味があったが、予想以上に、違っていて少々びっくり(笑)同じオーケストラでも指揮者によって違った演奏になるのだな〜と実感。(2公演、聴く場所が、かなり違っていたということも大きいかもしれないが(笑))まずテンポ感、等などに若干の違いが見られた。斎藤さんは、コンサート独特の早めのテンポで、勢いのある演奏が特徴的だが、金さんはサントラのテンポに、割と近く落ち着いた、演奏という印象が強かった。曲の要所要所に登場する、いわゆる「サビ」の部分の盛り上げ方も、楽器の指示の仕方などが違い、それによってまた印象が異なる演奏だったと思う。
↑開演時のロビー大階段


↑開演直前の「光のプラザ」の様子
「千と千尋の神隠し」組曲

「あの夏へ」
「竜の少年〜底なし穴」
「6番目の駅」
「ふたたび」

「こんばんは、久石譲です。大阪では今回で2回目となります。八尾のこのホールと言うのは、僕は初めてなのですが、音響が凄く良いです。なので今日は皆さんに、とても良い演奏が届けられると、昼間のリハーサルのときからとても楽しみにしていました。今聴いていもらったのは、「千と千尋の神隠し」と言う、大変な記録を更新中、驀進中(笑)の映画からの4曲聴いていただきました。もののけ姫のときもそうだったのですが、大体いつも予想外れなんですね。もののけ姫のときは、これは難しいじゃないのかな〜と思っていたら、大ヒットしましたし、今回の千と千尋も、映像が奇抜だったりして、難しいかな〜と思っていたら、それを上回る大変な記録を作ってしまいました。今年僕が作ったカルテットと言う映画があるのですが、そこそこいくかな〜と思ったら、あまりいきませんでした(爆)と言うようにいつも予想外れなんです(笑)松山善三さんという方から、映画の文法を知っている、と言われたりしまして(笑)、かなり良い映画になったと思います。好きな言葉なのでもう一度言います。「映画の文法を知っている(笑)」」 会場から(笑)というように久石さん、とても自慢げに話されていました(笑)
「これから聴いていただく曲は、そのカルテットから3曲、Black Wallと言う曲と、Student Quartetと言う曲、最後にMain Themeです。この映画は音大生をテーマにしているので、その中で使われる曲というのは、とてもモーツアルト的だったり、フランス印象派的だったりするんですね。1曲目は僕は出番が無いので、脇から見ています。僕の大好きな指揮者である金洪才さん、演奏は「関西フィルハーモニー管弦楽団」です。
↑ホワイエでの久石譲グッズの販売
Quartet

「Black Wall」
「Student Quartet」
「Main Theme」
「Asian Dream Song」

コンサート前にmayuさんとNOMOtyさんと僕の3人で花束を渡すことになったため、休憩では花束を渡すために、mayuさんとNOMOtyさんと打ち合わせを・・。3人とも席に位置がバラバラだったので、どうしたら良いのか不安がありました(苦笑)でも、1年に1度あるかないかの機会、不安もあったが、期待も大。(笑)


BROTHER

「Drifter...in LAX」
「Wipe Out」
「Ranging men」
「I Love You...Aniki」

↑ホワイエから垣間見える開演前の会場
「北野武監督のBROTHERから4曲聴いていただきました。今回聞いていただいたのは、全てこのコンサートツアーのためにアレンジして、全く新しい曲に作り変えました。と言うのは、映画の中での音楽と、こういうステージの上で皆さんに聴いてもらうのとは、全く違うんですね。情熱大陸と言う番組が先日放送されたのですが、僕を3ヶ月ずっと追っかけて、取材されたんです。その中で書いていた曲がWipe Out Ranging men辺りの曲になります。その中で投書があったのですが、久石さんは、電車や踏みきりのうるさい、あんなところで作曲をされているんですね。そんなところでも曲が書ける「ヒサイシ」ってずごい・・みたいな(笑)。えーと、そんな所で書けるわけ無いです(爆)一応防音になってますし(笑)」と会場は(笑)「新曲がずっと続いたので、そろそろ皆さんに馴染みのある曲もやらなければいけないな〜と思っているところです。もののけ姫からいきます。」
「もののけ姫」
「la pioggia」
「HANA-BI」

「とうとう最後の2曲となりました。まずはTango X.T.Cと言う曲なんですが、この曲は僕のとても思い出深い曲で、コンサートでは必ず演奏する曲です。大林監督の「はるか、ノスタルジィ」という映画のテーマ曲なんですが、収録のとき、始めイギリスで行う予定だったんです。でも、イギリス人はタンゴなんかできない!ということで、フランスで収録することになり、日本でも収録して、結局フランスで収録したんです。」「皆さん今日はおとなしいですね(笑)八尾と言えば、ほら〜、大明神が〜(笑)とても礼儀正しいので驚いています(笑)」とやはり皆さん控えめな様子で笑い声も静かに・・・(笑)「次はKids Returnという曲です。この曲はオーケストラで、演奏するのはホントに初めてですね。アレンジも今日のコンサートのために書いたものです。それではお聴き下さい。」
「Tango X.T.C」
「Kids Return 2001」

アンコール前に、花束を渡すことになっていたため、拍手の中、一人抜け出す・・とても緊張しました(苦笑)ステージにはオーケストラも皆さんは残っているが、指揮の金さんと、久石さんは楽屋へ・・・。花束を持ったmayuさんも出てこられホール前方へステージの方向へ向う。そしてNOMOtyさんと合流しステージへ、そのとき丁度よいタイミングで久石さんが登場!まず始めにNOMOtyさんが久石さんと握手!福島うつくしま未来博で約2ヶ月間上映された久石さんプロデュースの4 MOVEMENTをサントラ化を直接、久石さんに要望!(笑)久石さん苦笑いだったそうです(苦笑)つづいてmayuさんが(1番初めの)花束を渡されました。次に僕がmayuさんからのプレゼントを渡しました(笑)続いてて、会場から続々とお客さんが・・・(笑)花束を持った人や、握手してもらいにいかれる人・・。ステージから帰るころには、なんと!アンコールまえにもかかわらずほぼ全員のスタンディングオベーションとなっていました!

アンコール

「Summer」(ピアノソロ)

「フランス映画のテーマ曲を聴いてもらいます。監督がOlivier Dahanという人で、Vanessa Paradisというフランスではとても有名な歌手の人がテーマ曲を歌っています。日本人で参加したのは僕だけで、フランスでは映画も大作モノで有名な童話のお話の映画です。ちょっと恐いところがあるお話です(笑)そのテーマ曲を一足先に聞いていただきます。」
アンコール

「Le Petit Poucet」
「Madness」


そしてアンコールも含め全演奏が終了!会場は、一斉にスタンディングオベーションに!この日は、小さなお子さんが多く、5,6人だったでしょうか、久石さんの元へ駆け寄る、かわいらしい光景も(笑)久石さん、一人一人の頭をなでられていました(笑)会場から(笑)の声が・・・。その後、大人も混じって、久石さんの元へ駆け寄る風景も(爆)これはちょっとマナー違反かな〜と(苦笑)久石さんも、「もうお終い!」の表情(苦笑)そんなこんなで、八尾のコンサートは、とても和やかな雰囲気で幕を閉じたでした・・・。


↑出待ちに応える久石さん

背景:コンサート開演直前の光のプラザ(エントランス)
Written by HeeFoo at 2001.12.4 最終改訂2001.12.8
 
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