イタリア共和国(Repubblica Italiana)、面積30万平方km、人口5,987万人。 2009年のGDPは約2兆1,182億ドル(約190兆円)である。キリスト教・カトリック教会の治めるバチカン市国があるが、 これはイタリアの首都ローマが周囲を囲んでいる。他にもアドリア海近くのサンマリノ共和国を包み込むように接する。 さらに、スイス領内には飛び地として面積1.7km2ほどのカンピョーネ・ディターリアを持つ。 国境にはマッターホルンや、モンテローザ、モンブランのような高峰があり、イタリアの最高点はフランスとの国境線上の モンブラン頂上付近にある。アルプスは北西部で分岐し、イタリア半島を縦断するアペニン山脈を形成する。 アペニン山脈はイタリア半島の気候をアドリア海側とティレニア海側とで非常に異なったものにする役割を果たしている。 特にアドリア海側は寒冷であり、海岸部ではときにボラ(冬の北東季節風)の影響が及んで冷たい潮風が吹きつける。 また火山国でもあり、とくに南部ではしばしば地震が起こる。エトナ山、ヴェスーヴィオ山等が有名で、 エトナ山はヨーロッパ最大の活火山であり、ほとんど常に噴火している。時には大きな噴火を起こすこともあるが、 特別に危険な火山とは見なされておらず数千人が斜面と麓に居住している。イタリアには多くの川があるが、ポー川、 アディジェ川、テヴェレ川が上位三位の長さを持つ。テヴェレ川はアルノ川源流近くに源を発し、 ローマ市内を抜けて流れることで有名である。
(ウイキペデイアより編集, 24/Jan/'11)
|