凡その時刻 |
行動内容 |
7時 |
起床して身拵え |
7時30分 |
妻はまだ目覚めていないこともあるが、声を掛ければ目を開けてくれるので、半身を起こしてベットに座らせ、両手を持って、かけ声と共に2,3回手を引くと立ち上がってくれる。先ずトイレに連れて行き、その後、着替えをさせる。着物を脱ぎ着する際、袖口などを強く握りしめるので、その手を取り外しながら、30分ほど掛けて着替えをさせる。 |
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8時 |
朝食を準備し、8時を少し過ぎた頃から食べ始める。先ず、食前の糖尿病の薬を飲ませるが、薬の飲み込みが悪いため、苦心しながら何とか飲ませる。
朝食は基本的にパンのため、食パンを四等分し、一切れずつ手に持たせると、一応自分で食べてくれる。その後、リンゴ半分を食べさせるが、大きな切り身では食べられないため、半分を6等分し、更にそれぞれを3〜4等分して、一切れずつ食べさせる。最後に牛乳とバナナをミキサーに掛けたものを飲ませるが、水分の飲み込みが悪く、大変である。最初はコップを口に当てて口に含ませる。これを2,3回繰り返し、口に溜め込んだ牛乳を飲み込んだことを確認して、また次を飲ませる。これを繰り返していると、少し口を開けるようになるので、少しコップを傾けて、牛乳を流し込むようにして、何とかコップ1杯の牛乳を飲まし終える。
食後、粒の大小のある4種類の薬を飲ませるが、これまた大変である。水分だけでも飲み込みが悪いのに薬があるため、時々むせ返させてしまうが、何とか飲ませて食事は終了。 |
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9時 |
食後、顔を拭き、(顔の皮膚が弱く化粧品は付けない方がよいと皮膚科医より言われているので)化粧代わりに保水用の薬用乳液を塗ってやる。その後、デイサービスの送迎車が来る迄の間、睡眠を取らせるため、ベットに寝かせせる。 |
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10時 |
送迎車の到着予定時間の15分程前に起こし、トイレなどを済ませ、10時頃の迎えの車を待つ。現在は季候も良くなったので、送迎車の到着までの間、50〜100m程、両手を持って、散歩をしている。 |
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10時頃
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17時頃 |
10時前後に妻をデイサービスに送り出した後、帰宅の17時頃までの約7時間が、介護から完全に解放された自由時間である。(月、木、金、土の4日間) |
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17時 |
妻の帰宅時間少し前より、夕食の準備に取りかかる。5時前後に帰宅するので、先ず迎え入れ、本人専用の両肘の付いた椅子に座らせ、テレビを見させる。(テレビを見て筋書きなど全く理解できてないが、映像は認識できている。)その間、夕食を作り上げ、6時頃夕食を食べ始める。先ず、朝食同様、食前の薬を飲ませる。従来は箸を使って自分で食べていたが、現在は自ら手を出すことをしなくなったので、食べさせている。食事は基本的に普通食を食べることが出来るので、特別な食事を作る必要はないが、大きいものは食べづらいので、細かくして食べさせる必要がある。また骨などは自分で処理できず、また一旦口に入れたものを取り出すことが困難のため細心の注意が必要である。汁物は飲み込みが悪いため、ゆっくりと注意して飲ませている。一口に食べさせる量が少ないので、食事時間は1時間ほど要しているが、準備したものは全部食べてくれるので、心配はない。 |
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19時30分 |
食後2,30分休んだ後、7時半から8時頃入浴の時間となる。入浴時の服を脱がせるのが、また大事である。現在服を脱ぐと言うことが分からなくなっているために、服を着せる時と同様脱がせようとすると、指先に当たる袖口を指先で掴んでしまう。その掴む指先の力が生はんじゃくでない。やっと片手を脱がせ、反対側の手も同様に摘んだ指先を解きに掛かっていると、脱いだ側の手が伸びてきて、両指で掴みかかってくる。脱衣後、風呂に誘導する。手すりを持たせておいて、シャワーを掛ける。皮膚が弱いため、皮膚科医より手ぬぐいで、ごしごし洗うことが禁じられているので、手に石けんを付け、要所要所を撫でるようにして洗う。その後、湯船には一人で入ることが出来ないので、湯船の縁に座らせ、両足を一本一本持ち上げて湯船に入れてやる。そして両手を持って湯船に滑らせるように浸からせる。
従来は湯船に入れば自分で身体の安定を保つことができ、30分でも1時間でも一人で浸かっていたのだが、最近は身体が少しづつ前方にずれて、身体が沈んで来てもその姿勢を元に戻す指令が出なくなり、ほっておくと湯船で溺れてしまいかねなくなってきたので、入浴中は常に見張っている。
ただ見張っているだけでは手持ちぶさたなので、最近は入浴中に歯を磨いてやっている。入浴時間は従来は30分以上かけていたが、最近は入浴していると眠気を催し、ウトウトし始め、身体を滑らせ湯船に身体が沈みだし、危険なので、15分から20分程度になっている。湯船から出すのも大変で、身体を抱えて、抱き上げて、一旦風呂の縁に座らせる。そして、足を一本一本湯船から外に出し、手を引いて立たせる。 |
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21時 |
風呂上がりに身体を拭いている際に、背中など掻き傷で赤くなっている場合には、かゆみ止めの薬を付ける。そして寝間着を着せる。その後、夜の薬、3種類を飲ませ、朝同様、顔に保水用の薬用乳液を塗ってやり、寝る準備完了。暫く休憩して、9時頃、ベットに寝かせる。暫くテレビを見ていることもあるが、一旦眠りに着く。 |
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22時30分 |
10時半頃、一旦起こし、トイレに誘導。夜間用パットなど交換して、その後、就寝させる。 |
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22時30分
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7時 |
基本的には10時半頃、就寝させる。また、私自身も11時頃、身支度して床に入る。嘗ては夜中に起き出すこともあり、ゆっくり寝られなかったが、現在は特に起き出す心配はない。しかし、現在は寝方が問題で、真上を向いて寝ており、就寝中も身体を強ばらせて、横を向いて寝ることが出来ない。従って痰を詰まらせていないかなど心配であり、目覚めた時など注意している。特に風邪を引かせることが、就寝に影響するので、細心の注意をしている。 |