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イクシーの書庫・過去ログ(2000年6月〜9月)

<オススメ度>の解説
 ※あくまで○にの主観に基づいたものです。
☆☆☆☆☆:絶対のお勧め品。必読!!☆☆:お金と時間に余裕があれば
☆☆☆☆:読んで損はありません:読むのはお金と時間のムダです
☆☆☆:まあまあの水準作:問題外(怒)


「旅立つ船」 (SF)
 (アン・マキャフリイ&マーセデス・ラッキー /  創元SF文庫 1994)

ということで、記念の1冊目はこれ。ついさっき、読み終わりました。
これ、「歌う船」シリーズの2冊目です。脳(精神)は健全なのに、身体に先天的欠陥があって生存できない子供たちを生かすために、脳だけを機械(もっと言えば宇宙船)に移すという、そのようにして生まれた「殻人(シェルパースン)」。かれらは「頭脳船(ブレインシップ)」として生身のパートナーを乗せ、様々な任務に就いて宇宙を駆ける・・・。
で、主人公がまた、聡明で自立した可愛い(性格的に)女の子(殻人)と来れば・・・。
どうも、女性については「可憐」「聡明」「自立」といったキーワードに弱いようですな、自分の場合。
もう、「パーンの竜騎士」の時からマキャフリイには無条件降伏なんだけど、この「歌う船」シリーズはいちばん好き。
しかも、まだ読んでないのがシリーズで5冊もあるんだから!!

オススメ度:☆☆☆☆

2000.6.23


「トンデモ大予言の後始末」 (ノンフィクション)
 (山本 弘 / 洋泉社 2000)

東京ドームの脇の本屋で見かけ、速攻で買って読んでしまった。
これは、一連の「トンデモ本」シリーズの最新作なんですね。
「トンデモ本」とはなにかと言うと・・・
「著者が意図したものとは異なる視点から読んで楽しめるもの」である。要するに、著者の大ボケや、無知、カン違い、妄想などにより、常識とはかけ離れたおかしな内容になってしまった本だそうです。・・・上の2行は、「トンデモ本の世界」P.2より引用
で、世間に氾濫している「トンデモ」本に、ツッコミ入れて楽しもう、という意図で「と学会」なるものが結成され、山本 弘さんはその会長なのですな。 この会って、メンバー見ると唐沢俊一さん、岡田斗司夫さん、志水一夫さんなど、早い話が超強力な「おたく集団」ですけど・・・ぜひ、○にも加わりたいわ。
で、話を戻して今回の「・・・後始末」。
要は、1999年7月に人類が破滅するだのなんだの言ってた本(と著者)をバッサリ切り捨てちゃおう! という本です。その前に出てる「トンデモノストラダムス本の世界」と合わせて読むとGood!
とにかく、ノストラダムスに関して世間に出た本から雑誌記事からTV番組からアニメから、みんな網羅してる・・・と思ったら。
あの唐沢なをきさんの傑作4コマ「電脳炎」に出てきたノストラダムスくん(2000年問題くんの弟)が出てこなかったなあ・・・。

オススメ度:☆☆☆

2000.6.25


「史上最大の恐竜発掘」 (ノンフィクション)
(ウェイン・グレイディ / 新潮文庫 1994)

まず、タイトルでちょっと勘違いしてた。
「史上最大の恐竜」を「発掘」する話かと思ってたら、「史上最大」規模の「恐竜発掘」プロジェクトの話だったんですね。これ、完全なノンフィクション。
1986〜90年に中国とカナダの共同発掘調査隊の、カナダの北極圏と内モンゴルでの発掘調査とその成果を描いています。
もともと古生物学とか博物学、考古学とかが好きな○にですから、こういう本はツボ。
面白かったです。
前にも「恐竜の発見」(ハヤカワ文庫NF)というのを読みましたが、やっぱり恐竜学って、進んでるのね。
子供の頃は、恐竜って言えば、ブロントサウルスとかステゴザウルス、ティラノザウルスなど、10種類くらいしか知らなかった。この本の巻末には、本文の中に出てきた16種類の恐竜の解説が付録として付いてるんだけど、聞いたことのある名前って一匹もなかったよ。

でも、ひとつだけ、どーでもいいツッコミ。
「伝説上の小鬼、ゴブソン」(P.209)ってのは、どう見ても「ゴブリン」の誤植だと思うぞ。

オススメ度:☆☆☆

2000.6.27


「天界の殺戮(上・下)」 (SF)
(グレッグ・ベア / ハヤカワ文庫SF 1994)

え〜、これも続編です。前作「天空の劫火」では、正体不明の異星人が放った惑星殺戮探査機械によって、地球は滅亡します。でも、銀河連盟(まあ、善玉宇宙人の共同体ね)によって一部の地球人は救出されます。
で、今回の「天界の殺戮」では、生き残った地球人の中から選ばれた85人の少年少女が、敵を突き止めて復讐を果たすために旅立つ話です。そして、見付けた怪しげな恒星系・・・そこでかれらを待っていたものは・・・ということですが、これ、過去のいろんな小説のエキスが詰まってる、という印象でした。
冒頭の、子供たちが戦闘シミュレーションに取り組むシーンはカードの「エンダーのゲーム」風味だったし、後半に至ると、ファースト・コンタクト・テーマのバリエーションが出てくる。しかも、欺瞞と偽装に満ち溢れたファースト・コンタクト。そして、全体の雰囲気は、不思議なことにヴェルヌの「十五少年漂流記」を思い出しちまいました。
キャラもそれぞれが魅力的ですが、もっともお気に入りはアリエル。
最初は憎ったらしかったのに、話が進んで主人公との交友度(実際にはこんなパラメータはないよ)が上がると、めちゃ可愛いです! 知的で、意地っ張りで、それでどこか可憐で・・・って、まんまアイゼルやないかい!!
中盤以降、地球人のパートナーになる「生きてるナワ」(おい)種族も魅力的。
前作と合わせて、お勧めです。(つーか、ベアの作品は全部お勧め)

オススメ度:☆☆☆☆

2000.7.2


「図説 ケルト」 (ノンフィクション)
(サイモン・ジェームズ / 東京書籍 2000)

えっと、これはハードカバーで、いわゆる学術書です。
大学の教養科目とか、ゼミの副読本とかで使われそうなやつね。
内容は・・・つまり、ケルトの本です(当たり前)。紀元前から現代まで、ケルトの歴史と文化を写真や図版入りで、概説してくれてます。
けっこう、ケルト世界を背景にしたファンタジー小説とか多くて、○にもかなり読んでいます。(N・スプリンガーの「アイルの書」とか、アーサー王関係のやつとか、妖精説話・・・)
それに、自分で小説書く時のネタにも使えるし・・・。
でも、この本読むまで、ケルトって誤解してた。
ケルトといえばウェールズとかアイルランド、というイメージが固定してたんですが、とんでもない。
紀元前には、中部ヨーロッパからトルコ、イベリア半島までケルト世界は広がっていたんですね。(いわゆる「ガリア」ね)
巻末の書籍紹介に
「図説 ドルイド」というのもあったから、今度買って読んでみよっと。

オススメ度:☆☆

2000.7.8


「白き手の巫女」 (ファンタジー)
(マリオン・ジマー・ブラッドリー / ハヤカワ文庫FT 1994)

ケルト時代のイギリス(ブリテン)を舞台にしたファンタジー、「聖なる森の家」3部作の第1巻。
作者のブラッドリー女史は、SFシリーズ「ダーコーヴァ年代記」やアーサー王伝説を下敷きにしたファンタジー「アヴァロンの霧」など、かなりの作品が訳出されていますが、残念なことに昨年(だっけ?)、亡くなられてしまいましたね。
この直前にケルトの本(
「図説 ケルト」)を読んでいたのはまったくの偶然。
でも、時代背景とかがよくわかりました。
物語自体は、まだ全体の1/3ということで、あんまり進んでません。
主人公のエイラン(この娘がまた、可憐で聡明で、○に好み)が、相方のローマ人ガーウェンとの恋に破れ、巫女になったばかりで、本筋はこれからというところでしょう。
続きが楽しみ♪

オススメ度:☆☆☆

2000.7.11


「太陽の都市へ」 (SF)
(エルンスト・ヴルチェク&ハンス・クナイフェル / ハヤカワ文庫SF 2000)

知る人ぞ知る、ペリー・ローダン・シリーズの最新刊です(ちなみに261巻)。
ギネスブックにも載ってる、世界でいちばん長あい小説(複数作家のリレーだけど)です。
高校の時からずうーーーーっと読み続けて、とうとうここまで来ております。 マンネリと言われようが、新刊が出れば即、買って読む。
死ぬまで続くだろうね、これは。
新顔の作家、ヴルチェクさんは、なかなかの実力派と見た。

<収録作品と作者>:「太陽の都市へ」(エルンスト・ヴルチェク)、「復讐者のシュプール」(ハンス・クナイフェル)

オススメ度:☆☆☆

2000.7.14


「龍と鷲の絆」 (ファンタジー)
(マリオン・ジマー・ブラッドリー / ハヤカワ文庫FT 1994)

「聖なる森の家」シリーズの第2巻。「白き手の巫女」の続きです。
タイトルの「龍」と「鷲」というのは、征服者のローマ人と、先住者のケルト人を表しています。(どっちがどっちだっけ? 忘れた)
前巻で引き離された主人公の二人(もちろんローマ人士官ガーウェンとケルトの巫女エイラン)が祭の場で偶然出会い、一度だけ交わした愛・・・そして生まれた息子。
さて、かれらを待つ運命は・・・というところで後は最終巻のお楽しみ〜。

オススメ度:☆☆☆

2000.7.20


「シュレーディンガーの子猫たち」 (ノンフィクション)
(ジョン・グリビン / シュプリンガー・フェアラーク東京 1998)

はっきり言って、コ難しい本です。量子物理学の最新理論を解説しています。
だいたい、高校での物理の単位も取ってない○にが、こんな本を読むなんて身のほど知らずという気はしますが・・・。
以前、この本の前段にあたる同じ著者の「シュレーディンガーの猫」というのを読んでたもので、やっぱり続きもね・・・と。
ところで「シュレーディンガーの猫」というのは実在の猫じゃありません。
解説すると・・・・・・自信ないのでパス(おい)
たぶん自分としての理解度は50%いってるかどうかだと思いますが、将来のボケ防止のためにはこういう難解本を読むのもいいと思いますよ。(好きじゃなかったらダメですけど)
さ、次の難しい本はどれにしようかな?

オススメ度:☆☆

2000.7.22


「フェルマーの最終定理」 (ノンフィクション)
(サイモン・シン / 新潮社 2000)

ひとこと。これ、面白かったです。
高校は文系で、数学苦手な○にでも理解できたし、ワクワクしながら読み進めました。
表題になっているのは、17世紀の数学者、P・ド・フェルマーが本の余白に書き残した簡単な(というか見た目単純な)定理のことです。ただし、これには「証明」が書かれていなかった。
で、それを証明しようとした数学者たちの3世紀にわたる数々のエピソードと、そしてついにその証明に成功した数学者A・ワイルズの努力の物語です。
高度な数学の理論に関する書物にもかかわらず、とってもわかりやすいところが魅力。
また、歴史に残るといわれるこの定理の証明に、何人もの日本人が寄与していたことも初めて知り、意外な思いがしたとともに嬉しく思いました。
さて、理系の本が2冊続いたから、今度は重いっきり逆にいってみよう!

オススメ度:☆☆☆☆

2000.7.25


「ヴィジュアル版 妖精たちの物語」 (ファンタジー)
(ビアトリス・フィルポッツ / 原書房 2000)

妖精・・・とは言っても、アトリエシリーズの妖精さんではなく、ケルト伝統の妖精物語を豊富なイラストと共に紹介しています。
でも、「妖精事典」や「フェアリー」を以前に読んでたから、目新しさはあまりなかったなあ・・・。
でも、考えてみると、アトリエシリーズの妖精さんって、ブラウニーみたいなものかな?(すごく人間的にアレンジされてるけど)
本自体は、妖精学の入門書としては手ごろなのでは、と思います。

オススメ度:☆☆☆

2000.7.27


「闇の中の怨霊」 (ヒロイック・ファンタジー)
(栗本 薫 / ハヤカワ文庫JA 1994)

『グイン・サーガ』の46巻です。この小説も、長いですねえ・・・。
ご存知の方はご存知と思うので、全体の解説はしません。
それにしても、この巻、今までの中でいちばん陰惨だったよう・・・。
あとがきで作者も書いてたけど、ほんとにロクな死に方しないぞ、ア●。

オススメ度:☆☆☆

2000.8.2


総門谷R 鵺篇 (伝奇)
(高橋 克彦 / 講談社文庫 1994)

はああ、それにしても最近本を読んでないな、自分(FF9のせい?)。
えーと、今回のは時代ものの伝奇小説です。やっぱりシリーズもの。
総門(その正体は●●●ン)という不死のおっさんが陸奥の山奥(総門谷)に隠れ住んでて、自分の魔力でキリストだのプラトンだのアレクサンダー大王だの聖徳太子だのをよみがえらせて、悪の手先として使い、日本を支配しようとしてる、という設定。
それを防ごうとする勢力がいて、両者の魔力と法力を駆使した対決を描いています。
早く、次の
「小町変妖篇」を読まなきゃ。
でも、時代ものの伝奇小説としては、半村 良さんの「妖星伝」のが好きだな。

オススメ度:☆☆☆

2000.8.12


惑星強奪者 (SF)
(クラーク・ダールトン / ハヤカワ文庫SF 2000)

うん、2日続けて書けるとは・・・いいペースだぞ。
以前も書いた「ペリー・ローダン・シリーズ」の最新刊です。
ダールトンの作品は安心して読めるわ。今回はグッキー大活躍だし、ハルノも久しぶりの登場だし。
それにしても心配なのは、挿し絵担当の依光 隆さん。ここ何巻か、描いていらっしゃらないんです。体調でも悪いのかしら。

<収録作品>:「惑星強奪者」、「黄色い征服者」

オススメ度:☆☆☆☆

2000.8.13


宇宙のランデヴー2(上・下) (SF)
(A・C・クラーク&ジェントリー・リー / ハヤカワ文庫SF 1994)

「2」と付いているように、「宇宙のランデヴー」(クラークの単独作品)の続編です。
前作では、太陽系に侵入してきた謎の巨大な人工飛行物体ラーマ(マーガリンではない)が、謎のままに去ってしまいます(真の意味でのUFOですな)。
本作では、それが再び太陽系に戻って来て、またも人類が探索隊を派遣するわけですが、登場人物に陰謀めいた胡散臭さがあったり、ちょいとグランドホテル風の展開となります。
で、いろいろあった結果、ほとんど謎は謎のままで話は「3」に続いていくわけです。
かれら3人(謎)の運命を乗せて・・・。
そら、早く
3巻を読めよ(・・・っても読書の順番が)。

オススメ度:☆☆☆

2000.8.24


H2O −水の伝記− (ノンフィクション)
  (フィリップ・ボール / ニュートンプレス 2000)

え・・・と。「水」についての総合教養書(?)です。
化学的・地理学的・地質学的・生物学的と、いろんな側面から水について論じています。
ただこれ、正直言って、読みやすくありません。
著者の問題(書き方がヘタ)なのか訳者の問題(科学知識不足)なのか、読み手の問題(知識と嗜好の偏り)なのか、それはわかりません。しかし、すんなりと内容が頭に入ってくる章と、「何書いてんだこりゃあ」的な章とが、はっきり分かれているんですな、これが。
明らかな誤訳や誤植もいくつかあったし、疲れました・・・。

オススメ度:☆

2000.9.2


図説 西洋甲冑武器事典 (事典)
(三浦 權利 / 柏書房 2000)

小説を書く時の参考になるかな・・・と思って買ったんですけど。
いやー、細かいわ。
著者は、「日本でただひとりの西洋甲冑製作家、西洋武具考証家」だそうです。
なんか、嬉々として書いてるのが伝わってきます。ほんとにこの人は、こういうものが好きなんだな〜、って感じ。
ゲームに出てくる武器や防具の名前の語源がわかったりして、なかなか興味深かったです。
たとえば、「マインゴーシュ」って「左手に持つ補助的な短剣」だそうです。

オススメ度:☆☆

2000.9.10


図説 ハエ全書 (ノンフィクション)
(マルタン・モネスティエ / 原書房 2000)

タイトル見て、「なんやこの悪趣味な本はぁ!?」と思われた方。
はい、その通りです。普通の神経もってる人は、読まない方がいいです。(さぶいぼ立ちそうな絵や写真も満載だし)
でも、面白かったよ、これ。一気に読んじゃった。以前読んだ「ゴキブリ大全」より、よっぽど面白かったな。
著者のモネスティエさんはフランスのジャーナリストだそうですが、「死刑全書」とか「奇形全書」とか、妙な本ばかり出してる人です(それをことごとく読んでる奴も読んでる奴だが)。
物好きも度を越えるとここまで行くんだな、とある意味感動します。

オススメ度:☆☆

2000.9.13


日本怪奇幻想紀行 一之巻 妖怪/百鬼巡り (ノンフィクション)
(内藤 正敏ほか / 同朋舎 2000)

う〜ん、好きです、こういうの。
鬼とか天狗とか河童とか、も少しマイナーなところで沖縄のキジムナーとか件(くだん)とか・・・。
九つのテーマで、9人(1人で2テーマ書いてる人がいるので、厳密には8人)の書き手がそれぞれに取材した中身を記述してるんですが、どれも面白いです。
けど、興味のない人には何の意味もない本かも知れませんな。はっきり言って時間のムダかと。
さて、続いて二之巻だ。

<執筆者>:内藤 正敏、多田 克己、山口 直樹、加門 七海、藤巻 一保、村上 健司、林 巧、東 雅夫

オススメ度:☆☆☆

2000.9.22


日本怪奇幻想紀行 二之巻 祟り・呪い道中 (ノンフィクション)
(小松 和彦ほか / 同朋舎 2000)

つーことで、第2巻。
これまた、丑の刻参りあり、狐憑きあり、羽田の大鳥居の祟り話まであって、楽しませてもらいました。
意外と現代的なエピソードとかもあって・・・。
さて、
三之巻も買って来よ。

<執筆者>:小松 和彦、東 雅夫、加門 七海、友成 純一、村上 健司、多田 克己、島村 奈津、豊嶋 泰國、小池 壮彦

オススメ度:☆☆☆

2000.9.24


ハイダウェイ (ホラー)
(ディーン・R・クーンツ / 文春文庫 1994)

はい、クーンツです。知ってる人は知ってるけど、知らない人は知らない(当たり前)。
う〜ん、相変わらずうまいねえ。怪しげなキャラクター、盛り上がるサスペンス、いたいけ少女、そして、安心のハッピ−エンド。
でも、じわじわサスペンス盛り上げた割には、結末があっけなさすぎるんでないかい?
クーンツと言えば、『ファントム』が映画化されたようですな。あんなすげー作品、映像化できるんだろうか。B級モンスター映画で終わってなきゃいいけど・・・。

オススメ度:☆☆☆

2000.9.26


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