怪異の民俗学2 妖怪 (ノンフィクション)
(小松 和彦・編 / 河出書房新社 2000)
いわゆる、日本の妖怪に関して書かれた研究報告や論文を集めたものです。
扱われている妖怪も、河童や小豆洗いのような古典的なものから、口裂け女やトイレの花子さんまで。けっこうマニアックな中身が多くて、じっくりと読めました。
それにしても、もし水木しげるさんがいなかったら、私たちの「妖怪観」って、ずいぶんとちがったものになっていたでしょうね。やっぱり、自分の妖怪の原点は、「鬼太郎」だもの。
<執筆者>:江馬 務、今野 圓輔、井之口 章次、澁澤 龍彦、中沢 新一、野口 武彦、橋爪 紳也、武田 正、横山 泰子、アダム・カバット、宮田 登、岩堀 喜美子、酒井 薫美、佐々木 高弘、柳田 國男、小松 和彦、野村 純一、常光 徹、清水 時顕、大野 芳宜、大藤 時彦、山崎 里雨、岡田 健文、桂井 和雄、金城 朝永、桜田 勝徳、花部 英雄、三浦 秀宥、大竹 信雄、関口 武、香川 雅信
オススメ度:☆☆☆
2000.12.16