*****《ある町の社会教育委員のメモ》*****

【社会教育計画書の訴求力?】

 平成21年度の社会教育計画書を全面的に書き直すことにしました。従来のものは,総論的に目指さなければならない項目を並べてあるといった印象のもので,今ひとつ取りかかりを促すものとはなっていませんでした。諸活動を動かすキーワードを明確に打ち出すことにしました。同時に,説明だけはなく,変わった形式でメッセージを送ることも考えてみました。それが以下のものです。

        「ドウゾと言ってみませんか?」

     物の豊かさから心の豊かさに変わりたいなら
     子どもに優しさを教えたいなら
     地域の和やかさを望むなら
     笑顔が欲しいなら
     待っていることを止めませんか?
     そのとき「ドウゾ」という言葉を思い出してください。

     アリガトウは美しい言葉です。
     アリガトウは自分が幸せになる言葉です。
     物の豊かさはアリガトウの豊かさです。

     アリガトウは待っている言葉です。
     ドウゾの後にアリガトウがついてきます。
     心の豊かさはドウゾの豊かさです。

     ドウゾと言えば,人はつながります。
     ドウゾと言えば,人は優しくなれます。
     ドウゾと言えば,お互いに笑顔になれます。

     アリガトウしか知らないから,人を利用します
     アリガトウしか知らないから,かすめ取ろうとします
     アリガトウしか知らないから,閉じこもっていきます

     ドウゾと言えば,心が開きます
     ドウゾと言えば,貪欲さが収まります
     ドウゾと言えば,人を喜ばせます。

     ドウゾと言うには,恥ずかしさがあります。
     ドウゾと言うには,少し勇気がいります。
     ドウゾと言うには,拒まれる不安もあります。

     ドウゾと言えたら、ほっとします。
     ドウゾと言えたら,うれしくなります。
     ドウゾと言えたら,信じることができます。

     ドウゾと言えるから,二人に幸せが訪れます。
     ドウゾと言えるから,まちが和やかになります。
     ドウゾと言えるから,あなたは美しく輝きます。

 このような仕掛けが功を奏するか,結果が出るには多少時間が掛かることでしょう。この一年の様子を見極めて,来年度に備えていこうと考えています。

(2009年03月23日)