グラーツとハルシュタット

   
ウイーンからグラーツへ向かう鉄道がアルプス越えをする難所、世界遺産セメリング鉄道を通ることになります。  トンネル
と鉄橋の連続で高度をを上げて行きます。   昔の信越線碓氷峠越えを思い出させるカーブの連続でスピードを押さえて
断崖絶壁をかすめて走る鉄道マニュワにはたまらない路線です。 
 
 グラーツはウイーンに次ぐオーストリアで二番目に大きな町だそうですが、日本の東京や横浜のようにどこまで行っても
町続き、家続きと言う感じではなく、ヨーロッパはやはり広いんですね。    どんな大きな都会でも電車で少し走ると
郊外になり、緑の丘陵と農場が見えてきます。   この街のシンボルは何と言ってもこの時計台で、何故か長針が時間
短針が分を表しているのには驚かされます。   眼下に広がるグラーツの街はモダーンな建物が目を引きます。
(画面タッチ  グラーツの街並み)
   
   
市内は縦横に路面電車が走り、グラーツの駅地下から郊外まで延びた路線は観光に事欠きません。
郊外のエンゲンベルグ城も電車でちょっと走れば到着しますが、あまりの静かさにお城を探してしまいそうです 
   
庭には数羽のクジャクが放たれていましたが、南国でもないのにどうなっているのでしょう。 
グラーツで一泊して、ローカル線を利用してハルシュタットへ向かうことにしました。
国鉄の路線が工事中で、一部バス代行となっていましたが案ずるより産むがやすしで
語学ダメ人間の私達でも無事に乗り換え・乗り継ぎ通行ができましたのでご安心ください。
 
画面タッチ 定番の絵葉書風景になります
   
ハルシュタットの駅は町の対岸にあり渡船を利用して湖を渡ることになります。  電車はご覧の通りの単線で本数も少なく
心配になりますが、船は必ず電車の時間に合わせて運行していますので、それほど問題ありません。 
 
前回来たときには塩鉱山のケーブルには乗りませんでしたので、今回はまず山に上がって見る事にしました。
眺めはご覧のとおり素晴らしいの一言に尽きます。  山頂の食堂で食べた鱒の定食は絶品! お勧めです。
塩鉱山はあまり興味がないのと、歩かねばならないためご遠慮申し上げました。  (画面タッチ 対岸遠景)
   
   
ここの眺めは、比類まれな風景で世界遺産相応しいこと太鼓判です。   心が洗われる風景の一つです。