記事No | : 1458 |
タイトル | : Re^2: 自由 |
投稿日 | : 2012/04/03(Tue) 16:26:43 |
投稿者 | : 桃青 |
> じゃあ 仏陀はサドですか。
>
> おかしいと思いませんか。こういう思考は。
ですから、ね。
サドマゾで見ようとすれば、喜見菩薩の行動も、阿私仙に仕えた王の姿も、ひいては但行礼拝も不自借身命も見た眼はマゾの行動に似てますからマゾと言われ、菩薩行を熱心にする者は御釈迦様に隷属することを喜んでいるということにもされるのでしょう。
フロムが「ひとがファシズムへ能動的に参加して行くのは何故か?」
をサドマゾで説明しようとするのも、それに似てるかもしれない。
と、思うのですが・・・。
フロムは、ファシズムに能動的に引かれて行くひと全員とはいいませんが、統計的に信頼できる程度の人数のファシストを調べた上で考察をされたのですか?
以下はwikiからですが
「彼(フロム)によれば、人は自分の有機体としての成長と自己実現が阻まれるとき、一種の危機に陥る。この危機は人に対する攻撃性やサディズムやマゾヒズム、および権威への従属と自己の自由を否定する権威主義に向かうことになる。」
「彼(フロム)によれば神経症や権威主義やサディズム・マゾヒズムは人間性が開花されないときに起こるとし、これを倫理的な破綻だとした。」
上も納得できないけれど、特に下は全く駄目でしょう。
今日、神経症の原因を人間性や倫理性に求める心理学者や精神科医はいませんし・・・。
心理学が科学であるのならフロムの学説も仮説ですから、新しい知見が増えれば否定される部分も出て来るでしょうね。