記事No | : 1560 |
タイトル | : Re: 『未完のファシズム』 |
投稿日 | : 2012/07/01(Sun) 06:57:22 |
投稿者 | : しんのすけ |
> 日本にファシズム的なものがあったとすれば、田中智学と石原寛治の法華経信仰団体国柱会だと、福田和也氏は『未完のファシズム』片山杜秀(新潮社)
> の評論で言う。
福田和也氏は『未完のファシズム』を読んでいないので、なんともいえませんがファシズム=右翼と捕らえると全然違うけれども、指導者のカリスマ性でいけば、頷く点もある。
ただ、戦前の日蓮系諸団体の活動を全て「国柱会」になすりつけて語る傾向が世間にあるけれども、実際は所属宗派もばらばらでナチスのような一つの組織による統一性はない。
それと石原寛治は国柱会の会員ではあるが、実際、会を率いての活動はない。もっと組織を逸脱している。
戦後、拡大した某宗教団体とは違い、自己の宗派や団体の拡大には両者とも無頓着で、己の理想を具現化しようとしたに過ぎない、もし、それをファシズムと呼ぶなら、それはそれで良いし、その場合のファシズムの何処が悪いのだろうか?