記事No | : 1562 |
タイトル | : Re^2: 『未完のファシズム』 |
投稿日 | : 2012/07/02(Mon) 11:32:08 |
投稿者 | : 桃青 |
> 福田和也氏は『未完のファシズム』を読んでいないので、なんともいえませんがファシズム=右翼と捕らえると全然違うけれども、指導者のカリスマ性でいけば、頷く点もある。
ファシズムと、指導者のカリスマ性は切り離せない関係なのですか?
> ただ、戦前の日蓮系諸団体の活動を全て「国柱会」になすりつけて語る傾向が世間にあるけれども、実際は所属宗派もばらばらでナチスのような一つの組織による統一性はない。
話は、ずれますが・・・。
上海事変の端緒は、布教活動中の日蓮宗の僧侶が殺されたことでしたが、
どの宗派だったのか、中国での布教活動がどのようなものだったのか、語られることはありませんね。
日本の中国侵略を語るときには、毎度「日本軍の謀略により日蓮宗の僧侶が殺された。」とだけ説明される。
当時の中国には大勢の有名無名の日本人がいたでしょうに、何故日蓮宗の僧侶が謀略の対象となったのでしょうね?
> それと石原莞爾は国柱会の会員ではあるが、実際、会を率いての活動はない。もっと組織を逸脱している。
そうですね。
> 戦後、拡大した某宗教団体とは違い、自己の宗派や団体の拡大には両者とも無頓着で、己の理想を具現化しようとしたに過ぎない、
理想を具現化したいという願いを、利用する者もいたし、
おのれを利用する者を利用して、理想を具現化したいと願う者もいた。
ということなのかな?
>もし、それをファシズムと呼ぶなら、それはそれで良いし、その場合のファシズムの何処が悪いのだろうか?
いや、やっぱり良くない。
宮沢賢治や田中智学をファシズムで読むのは、どうみてもお門違いでしょう。
浄土を願う=ファシズムだと言われたら、浄土を願えなくなるではありませんか!(笑)