記事No | : 1565 |
タイトル | : Re^4: 『未完のファシズム』 |
投稿日 | : 2012/07/03(Tue) 11:27:44 |
投稿者 | : 桃青 |
> > ファシズムと、指導者のカリスマ性は切り離せない関係なのですか?
> ファシズムは、単一集団による政治的独裁ですから、指導者は必須です。
なるほど。
福田氏によれば、一党独裁だけではファシズムとは言えないのだそうです。
福田氏は
日本で一般にファシズムだと言われる大政翼賛会は、為政者によって組織されたのでファシズムではない、と言っています。
で、ファシズムと言えるのは大衆から出た国柱会だったと。
どうも福田氏がファシズムとするには、
理想社会実現への希求があること。
大衆から起きた。
この二つの要件は外せないようですね。
今の時期にこういう本が出るのは、「ファシズムを目指す。」と、言った橋下氏の人気が高まっているので、出版社が「売れる」と見たからなのかなぁ?
「ファシズムの根底には理想社会を作りたいという願いがある。」
と、論じる氏の狙いは、橋下氏へのエールなのか??
御自身の「民衆から生まれた真の指導者」に率いられて理想社会を作りたいという、「真の指導者」への憧れなのか??
> 現実の能力は別として、政治的、軍事的に雄弁で行動力がある指導者、ムッソリーニ、ヒットラー 日本の戦前にはそんあ指導者はいなかったと思う。
天皇を持ちだせば全てOKのシステムがありましたからね。
>今もそうだが日本では大衆が直接支持持ち上げられるする政治家やそのシステムは無いと思う。
大統領制を、という声も聞きますが、直接に選んでもなー、
南米でもアメリカでも、大したことないでしょう?
> 日本山妙法寺の僧侶ですね、既成の伝統宗派の僧侶は、「阿練若に 納衣にして空閑に在って」ですから危険なところへは行きません。
当時の上海の日本租界には、各宗派宗門の寺院が建設されて、中国への布教にも意欲的だったことが、当時の記録から伺えますが、
租界地の外へ出ることはなかったのかな?
と、思いました。