記事No | : 1568 |
タイトル | : 『自由からの逃走』 |
投稿日 | : 2012/07/06(Fri) 10:49:01 |
投稿者 | : 桃青 |
ファシズムへの考察としては、有名な『自由からの逃走』がありまして、某M教会員の中には、『自由からの逃走』を某M教の擁護に使うかたもおられます。
「人間には、束縛されたい、支配されたい。という欲求がある。某M教は、そういういう人間の本質から生まれた本当の宗教である。
仏教は論を説くばかりで、そうした人間の束縛されたい、支配されたいという願いに応えようとしないから広まらない。」と。
もっとも人間の普遍的な本質に応える宗教と、おっしゃる割には、日本では広まってないようですが・・・。
福田氏は「理想社会の実現への希求」をファシズムを考察するキーワードとしているようですが、
確かに「人間、あまりに自由だと戸惑う」「束縛されたい。支配されたい。」だけでは、人間がファシズムへ参加して行く説明とはならないところもありますものね。
自分よりも優れて大いなるひとについて行きたい。
理想社会をつくりたい。
経済的に安定し、物心共に豊かになりたい。
そんな願いを一挙に叶えてくれそうだから、「その」集まりに参加して行く?