記事No | : 2253 |
タイトル | : Re^3: 内観療法 |
投稿日 | : 2013/09/11(Wed) 23:19:42 |
投稿者 | : 大悲山 |
こんにちは。
> 内観療法もひとによってはネガティブな思い出しか浮かんでこないことも当然あるでしょう。
これがまた、ネガティブな思い出ばかりが浮かびやすいタイプの人に施術しようとする向きがあり、非常に危ういですよね・・・。
それに、想い起こす対象をまず母親とし、次いで家族、周囲の人、そして最後に再び母親について内観するようですが、母子関係に重きを置き過ぎるのも非常に危険な面があると思います。
> なのでまともな心理療法の現場では、内観療法も様々なアプローチの選択肢の一つという扱いですが、宗教指導者はえてして、対人関係の苦しみを抱えて相談に来るものに対しては、「とにかく感謝ができるようになれば、すべて上手く行く。感謝できるように指導しなくては。」としか思っていないのではないか、と疑いたくなるようなことが多々あります。
感謝の心に欠いた他罰的な人間は矯正させる必要があると脊髄反射的に思い込む指導者が多いようです。
しかし、そうした発想が最も他罰的なものだと思うのですが、「感謝教」を信奉する人にはなかなか通じなかったりします・・・。
>誰かが嫌いで嫌いで、心が苦しいのに、そこへ「感謝できないのは私が悪い」という苦しみが加わる。
そういう、なんとか心構えで何とかしなくては!と葛藤をおぼえやすい人は感受作用が強いほうですから受薀に乱調が生じやすいでしょうし。
つまり怨憎会苦に五取薀苦(五陰盛苦)が加わると、かなり辛いことになってきますね。