研修報告書：ビジネス社会への入り口での葛藤の日々の新入社員研修

厳しい環境下にあっても、苦しさや困難にめげない新入社員の鍛錬の日々の記録です
情熱人財社員研修
社員研修の日々の喜びや感動が新入社員の自信となり、厳しい環境を乗り切った始終を綴ります

情熱人財社員研修の『芯柱』は『人としての成長の醸成』です

読むほどに心ときめく真摯な闘いのドキュメント

新入社員研修報告書

発見・気づき・悩み・苦しみ・葛藤・感動・涙の新入社員合宿研修ドキュメント

恥ずかしがり屋が初めて十数人の前で、今日一日のことを話した三分間のショートスピーチ。

人の言葉を捻じ曲げず、素直に受け止めることの大切さを教えてくれたチームの仲間たち。

そしてまた、仲間も素直に心の中を吐露してくれることに気づかせてくれたチームメイト。

自分で自分のために心震わせ感動する事の驚愕と悦び。

チームリーダー。やるしかないと腹を決め体当たりでぶつかりと共に苦しみ共に流した涙。

学校でもなかった自ら挙手して答えようとする自分への驚きと喜び。やればできるを実感。

失意の中にあっても、変わりたい・成長したいの一心でやり遂げた力を感じた瞬間。

初めて覚えた感動。初めての人前での涙。不思議と恥ずかしさはなかった。

精いっぱい励まし応援してくれたのに、それでも足りないとスピーチで謝るチームメイト。

やる気の感じられない班友のことで悩み、心を砕く思いがけない自分。

自分の悪い所が見え始める素直な心への驚きと喜び。

挨拶や返事、注意を受けるたびに腹立たしくなる半面、情けなくも不甲斐ない自分の存在。

自分のために人のために流す涙の日々。何かしら背丈が少し伸びた気がして‥‥。

己との一生懸命な熱き闘いの新入社員研修行状記
新入社員研修報告書１～１２

	１－N.Nさん
	2.研　修	この研修は本当に厳しく辛いものだったけど、一番人間味のある研修でした。今の私たちの年代は死ぬほど苦しいとかそういう経験をしたことがありません。いつもぬくぬくと育てられ何不自由ない生活にどっぷりとつかっています。　この研修は自分を変えるチャンスでした。大勢の人の前で堂々と発表することもできたし、チームリーダーをすることによって人を動かしまとめていく力も教わりました。　私はいままで、「私に当てて」と言うような手の上げ方も声を出したこともありませんでした。この研修で私はいつも先生に当ててもらおうと必死でした。　先生は質問に対する答えに正解はないとおっしゃいました。私はその一言で発言できるようになりました。自分が思っていることをありのままに素直に表現すれば、それが自分の答だと思い手を上げました。そうすることによって私は勇気がわいてきて、積極的になれました。　これから社会に入ったら、思い切り自分を出し、いつも全力を目ざし頑張ります。
	２－N.Sさん
	2.愛すること	「人を愛することはその人の総てを許せることである」と言う言葉を思い出しました。この言葉がいつ自分のものになるのでしょうか。この言葉に一番あっているのは、今まで生きてきた中で先生しかいません。こんなにも私たちのことを理解して、叱り、激励してくださる人に出会ったことはありません。こんなに毎日、感動して涙をながしたことはありません。今までづくづく、つまらない人生を送ってきたんだなあーと思いました。今の私たちに足りなかったものは、体全体でぶつかっていく情熱だったのかも知れません。　本来、情熱というものは、一生懸命に何かに打ち込むことで生まれてくるものです。そう考えると簡単に一生懸命という言葉も使えません。こういうことを気づかせて下さった先生に感謝します。また、この研修を社員教育の一環として取り入れて下さった社長(会長)に感謝します。　この研修は厳しいと聞いていましたが、来年後輩ができたら、彼らに、厳しさよりも感動を得る事のできる研修であると教えてあげたいと思います。
	３－N.Mさん
	1.きっかけ	私の心の中は今ぐちゃぐちゃで、いろんな思いが浮かんでは消えていきます。泣いても泣いても洗われません。私の心は暗く、堅い岩に覆われているイメージがずっとあります。この研修で自分のいやなところを嫌と言うほど見てきました。怒られるのがこわくて指示が出せない所、怒られるとふてくされてしまう所、あせると周りが見えなくなってしまうところ、感動もその場限りなところ、すぐ言い訳を考えるところ、自分の良いとこだけを見せようとするところ、まだまだたくさんあります。今どうしていいのか全くわからなくなってしまいました。　今日の朝までは「変わりたい、成長したい」の一心で怒られながらも頑張ってきました。先生も励ましてくれました。上向きかけていた心が閉ざされてしまった気がします。昨日までは思い出すだけで涙ぐんでいた『人格が変われば人生が変わる』という言葉さえもです。どうして急にこうなってしまったのだろう。本当に急です。自分に対して無関心になってしまったのかもしれません。私はこのまま抜け出せないのではないか。あせりも感じず頭はぼんやりとしています。たぶん今の私の顔はここへ来て一　番醜いと思います。先生には、最終日までにはこうなって欲しいという私の顔があるそうです。私はその顔になれるのでしょうか。　確実に気持ちが下を向いています。すっきりしません。しかし、先生には最後まで班長をやりとおすと言いました。班長を務めていることで、人の何倍もどなられてきました。人の何倍もアドバイスをいただきました。やっぱり変わるチャンスを失いたくありません。先生に「怒られることを恐れるな」と言われました。私はそういえば初日のスピーチで「自分の欠点は変化を恐れること」と発表しました。　変わることがとても怖くて、今まで自分の殻に閉じこもっていました。でもいつも自分を変えたいと思っていました。今が試練の時かもしれません。この報告書に思いついたことをぶつけていたら、明日また頑張れる気がしてきました。　今日の朝、意識してみんなに厳しく注意しました。なんとなく闘志がこみ上げてきて良い高まりを感じました。そして、掃除の時間の目標を設定し、みんなに次々指示を出していると、頭がどんどん冴えていくような気がしました。行動しながら次のやるべきことがポンと浮かんできたのです。やればできるのです。きっかけがほしいです。
	４－Y.Kさん
	2.研修の意味	今になってやっと研修の意味がわかってきました。私たちが何故訓練されているのかが。私たちは社会人であるのに社会人ではなかったのです。大人になったつもりが大人ではないのです。そのことに気がついただけでも良かったです。今日はいろいろなことがありました。　１４人の中に１人ちょっとした問題児という訳ではないのですが、私から見てもちょっとおかしいな、という人がいるのですが、その人が昨日から問題を起こし、班長、副班長、チームリーダーで話し合い、どうするかを決めろと先生に言われていたのです。そして昨晩一晩その人を見ていたのですが、とても反省しているようには見えなかったので先生にそのことを報告しました。先生もそうかという感じでしたが、本人に「研修をやめて帰るのか、それとも残るのか」を聞くことになりました。先生はまず私たちに意見を求めてきました。もちろん私たちは昨晩の彼の言動を見ていたので、「やめてもらう」という意見でした。そのことを聞いた彼は、やはり帰ると言いました。そこで話は終わりかと思ったのですが、先生は「もう一度チャンスを与えたい」と言われました。そしてその後の私たちと彼との話し合いで結局残ることになりました。ちょっと不満もありますが、やはり「残ってもらってよかったかな」と今は思っています。　この事件で多くの事を学んだ様な気がします。また、この研修での先生との出会いは私にとっとはとても大きな出来事でした。おそらく一生忘れることのできない人だと思います。最初は「何だこのオヤジ」ぐらいに思っていたのですが、今ではすっかりとりこになってしまったぐらいです。
	3.最後に	最後の報告書となりますが、この四泊五日の研修は今後も絶対に止めないで欲しいです。この研修で私は、いい人と出会い、また、仲間もでき色々な貴重な体験もさせてもらいました。　また、この研修で自分自身が変わっていくのがわかるぐらいでした。その位この研修はすごい効果があると思います。　最後になりましたが、社長にはこのような機会を与えて下さった事に大変感謝します。この研修で学んだ事を今後の仕事に絶対に生かしていきます。
	５－ T.Nさん
	1.気　合	今日、私は研修中に気合が入っていなかったために先生に怒られてしまいました。今まで５日間やってきたことは何だったのかと思うような基本的なことが出来ずに怒られてしまいました。自分がこんなに根性のない人間だとは思いませんでした。でも、一番つらかったのは、私のおかしたミスによって、先生が自らを責められたことです。先生は、毎日一生懸命に私たちに教えてくださったのに、私はそれをあだで返したことになるのです。先生の話を聞いている間中くやしくてくやしくて涙が止まりませんでした。もう残り明日一日しかありませんが、その明日にこの５日間の気合を込めて一生懸命がんばりたいと思います。明日研修が終わったとき「私はもう何も思い残すことはありません。悔いはありません」と言って終われるようにがんばります。そして、先生と笑顔でお別れできるようにがんばります。
	2.研修を受けて	今日研修で、明るい人暗い人について学びました。私は、自分は明るくもなければ暗くもないと思っていましたが、今日の研修をうけて、自分は暗い人に当てはまることに気付きました。少しシックでした。そして先生はこうも言われました。明るい人はつらく苦しいことから逃げださず、真正面からその問題に取り組み乗り越えていっているから明るいのだと…。確かに私はそんな時に逃げだすことはなくても、真正面から向かい合って乗りこえようとはしていませんでした。だからこそきっと、暗いという結果になったんだと思います。　これからは、どんな困難なことに対しても真正面から向かいあって乗りこえていこうと思います。常にプラス思考で自分を高めていこうと思います。
	3.感謝の気持	私はこの研修を受けさせてくれた社長(会社)に心からお礼を言いたいです。私はＫ工業に入社しこの研修を受けることが出来ました。おかげでＳ先生という素晴らしい先生にお会いすることが出来ました。私はこの研修をうけて自分の欠点や弱点がよく見えました。そしてそれを直す方法も見出せたように思います。　この研修を受けたことは、これからの私にとって私の人生を大きく変えるものとなりました。私自身良い面をのばせるよう、悪い面を直せるようこれから努力し生きます。それもこの会社入り、この研修を受けることができたからだと思います。心から感謝したいです。本当にありがとうございました。
	4.Ｓ　先　生	私は先生に会うことができて本当によかったと思います。先生の前では裸の自分、本当の自分しか見せることが出来ませんでした。というより、先生は全てお見通しでした。私の悪いところも良い所も…。そういう先生に出会えたということはとてもすばらしいことだと思います。ですから、先生にこの５日間で教わった全てのことを会社で出せるようにがんばっていきます。この研修を受けることができて、先生に会うことができて本当によかったと思います。　明日は総まとめの一日です。先生に「よく頑張ったな」と言われるように、一生懸命、気合を入れて頑張りたいと思います。
	６－R.U さん
	1.４日目になっ　て	４日目を迎え、今日は自分を仕上げる日だと考えていたのに自己管理が悪く一日中寝ていました。お昼ごろ、外から聞こえるみんなの声を聞いていると、私がとても小さく見えました。自分の調子が良くなったと思い布団をたたんで練習に参加しようと行きましたが、先生に「寝てろ」と言われました。体一番に考えて頂いたけど、とてもくやしくてふとんの中で泣きました。今まですごく甘えて考えていたんだろうと。　青空を見ました。とても青く、すごく気持がスッキリしました。研修場に来て多くの自然がたくさんあるのに、今まではただなんとなくその場に身を置いてきただけだと思います。久しぶりに、自分というものは？ということを考えました。うまくは表現できませんが、なんとなくではありますが気付き始めたような気がします。
	3.研修を受けて	私はスタートが遅いと思いました。心には一生懸命という文字があったけれど、実際は全く力を出していなかったのです。だから、もうすぐ５日目の研修も終わろうというのに、変わらない自分が今ここにいるのです。でも一つ変わったことは、恥ずかしがらずに一生懸命に取り組む姿勢です。まだ本当に表せてはいないかもしれないけれど、声にしても昨日かれてしまい今日は出ないと思っていたのに、それでも一生懸命にやっていたら昨日よりすがすがしい声が出てきました。声のかれもとれ、今は新たな声が出てきました。やはりどんなことにも山というものはあります。今までは山の半分までも行かずに下山していたのです。今は一つの山をこえた気がします。明日はもう５日目です。
	4.会社のために	会社のためにできること、それは精一杯のお客様に対する礼儀だと思います。会社の方からの電報を読み涙が出てきました。それは、自分が何の為にここに来たのかがやっと身にしみたからです。精一杯がんばったか？聞かれたとき、私は心から「ハイッ！」とは答えられませんガ、これからは会社一員となるわけですから、いままでとは違います。　この研修で得た礼儀をどんな場でもきちんとした姿勢でやっていきます。そして、口だけ形だけにならないよう絶対やり通したいと思います。明日一日は死ぬ気で頑張り、今までの遅れをとり戻します。今はとても気持が洗われているような気がしています。このような場を提供していただきありがとうございました。今後絶対結びつけます。
	情熱人財ホームへ
	７－T.Nさん
	1.汗	今日初めて、朝の挨拶、声出しや体操で山梨の朝の空気に勝ちました。汗をかきました。そして、ようやく声がかれてきました。心のどこかで「そんな事あるはずがないよ」と思っていました。けれど、ようやく、やっと本物の情熱・熱心さというものが、自分でやってみて実感できたように思います。チームワーク、全体の班としてもまとまりができ、一つになったように感じていました。けれど、それは違っていました。確かに朝礼の時までは一体感がありました。自分の気持もものすごくのっていました。今までの自分に勝てると思っていました。でも、まだまだ甘かったのです。
	5.失敗を恥じる　な恐れるな	何度も言い聞かせるように覚えてきた成長七則の一部分。全然、身になっていない。全く自分に結びつけず、全ての行動にもつながっていない。何をしているんだ。もう４日目だよ。でもまだあと１日近くある。遅くない。自ら燃えろ。正しく、そして強烈に燃えよ。私はトップに立ちたい。勝ち負けでなく。みんなから目標とされる人間に。何故なろうとしないんだ。まだまだ甘い。悔しい。忘れるな。ふるい立たせよ。今年中には身につけろ。学んで失敗し、経験して私らしく生きろ。　私は私しかいない。ここまでにしてくれた人、私に接してくれた人、支えてくれた人間、動物に感謝するように、自分で大きくなれ。これから自らの手で。やります。必ず。
	８－R.Iさん
	1.合　格	今日で研修も７日目をむかえました。ずっと審査を受けてきました、そして何度も不合格になり、そして注意を受けました。でも今日は初めて成長七則の審査に受かることが出来ました。今日こそはといつもそういう気持ちで来ました。ずっとずっと練習し、何度も受けていました。今日審査の順番を待っているときに、「今日こそは、今日こそは」と、今までになかったとても強い気持ちをもっていたと思います。終わってみたら、どのようなスピードでどこをどう間違えたかとかは全く覚えていませんでした。でも先生の「合格！」という言葉を聞き、うれしさで涙が流れてきました。すごくすごくうれしい気持ちです。
	2.合格後	審査終了時にみんなからほめてもらいました。なんかまた目頭が熱くなってきました。その後、先生が歌を歌ってくれました。歌を聞きながら涙をこらえるのに必死でした。タイトルは忘れましたが、何故だか分からないのですがとても胸が熱くなりました。先生の歌い方はずるいです。俳優が舞台で歌うような歌い方で、一言一言がとても熱かったです。
	4.Ｍさん	私のチームメイトのＭさんがショートスピーチで、僕に対して、ものすごく悪いことをしたし迷惑も大分かけたと発表しました。そんなことないんだよ、と言いたいです。現に私はＭさんとチームメートになれたことを良かったと思っています。Ｍさんはとても物覚えが良くよく助けてもらっています。すまないだなんて謝ることは全くないです。こちらこそ本当にごめんなさいという感じです。お互いが助け合ってのチームなんだよといいたいです。
	5.副班長として	私は、この研修中副班長としていつも班長を補佐し、全員を引っぱっていかなければいけないと思っています。でもなかなかうまくいかず、いつも今日も出来なかったと反省するばかりでした。でも今日は、小さなことですが引っぱれたかなと感じさせてもらいました。それはショートスピーチでＫさんが、「僕の前に審査を受けて合格したＩさんを見て、自分もがんばろうと思います」というような事を言ってくれたからです。私は初めて自分が他人を引っぱり士気を高められたのではないかなぁーと思いました。他の人に言わせたらまだまだだと思いますが、これを胸に、もっともっと引っぱっていけるといいと思います。
	6.ショート　スピーチ	私は研修の中でこの時間が一番好きです。それぞれが思ったこと感じたことを話すのですが、日がたつにつれ、みんな涙ながらのスピーチです。悔し涙、うれし涙、なんでかわからない涙、いろんな種類の涙がみられました。本当にその時のみんなの顔はいい顔をしていると思います。ショートスピーチのときの気持ちをもって、あと残り一日を過ごしたいです。
	7.報告書	今日、今書いている報告書が最後の報告書となりました。初日はめんどくさいなぁーとか思っていました。何を書けばいいのだろうって思っていました。でも日が過ぎるにつれ、書くことが多すぎて書ききれません。一日一日がとても短く感じているのですが、思い返すと色々な出来事や感情があったと思います。結構、好きなことを書けるのでおもしろいといえばおもしろいです。でも今になって、気持ちや思いを紙に書くことの大事さを知りました。このように、その日一日の事を思いだし書くことは、その一日を振りかえってるわけで、その日に自分がどんな事をし、どんな事を思ったのかが思い出せてすごくいいです。
	8.基　本	今日のショートスピーチで、私自身も今日あった事思った事を発表しました。この発表に対して、先生から合格をもらうことが出来ました。しかし、最後の「ありがとうございました」が抜けていて不合格になってしまいました。私は不合格になったことが悔しいとは思いませんでした。が、今まで学んできて、また、何度もしてきた基本の挨拶が出来なかった事がとても悔しく情けなかったです。
	9.明　日	明日でこの研修も最後です。肉体的にも本当にきついです。振りかえると、この研修を受けることで、まず礼儀・挨拶という基本を見直すことができたことをうれしく思います。社会人としての基本を身に付けたという事で自分の自信になると思います。明日の終了式まで、集中力を高め、決して気を抜くことのないようにがんばっていきます。また、班員８人全員で、とても良い研修だったと言えるものにしていきます。　私、この会社に入れたことを感謝しています。この研修を通じて、社会のきびしさを肌で感じることが初めてできました。ここで学んだ基本の上に多くの知識と技術を上のせして、貢献していきたいと思います。本当にこの研修を受けさせて頂きありがとうございました。
	９－T.Mさん
	1.研修７日目を　むかえて	今日で研修７日目になってしまいました。当初はこの研修は厳しいと聞いていたので嫌でたまりませんでした。「どんな事をするのだろう？」といったような不安が付きまとって、１日目２日目は素直な気持ちで研修を受けることができませんでした。しかし、先生の注意や話すことが的を得ているため、徐々に私も心を開き、先生の注意を心で感じることが出来るようになりました。そして、自分の悪いところがどんどん見え始めていきました。当初は、その発見がうれしくてたまりませんでした。でも、私は悪いところが分かったにもかかわらず、いまだに直っていません。
	2.明るい笑顔	７日目になっても自分自身成果を感じることができなくて、今日は夕方まで落ち込んでいました。でも、夕方に「明るい笑顔」とい審査で、先生にすいせんしてもらい合格することができました。私はとても驚き、それと同時にうれしい気持ちがこみ上げてきました。私はそのとき、自分の長所に少し気づくことができました。私は１０のうち８．９の悪いことがあっても、１つでも良いことがあると、もう悪いことを忘れて急にうれしくなってしまうのです。でも、この１つはすごくうれしいです。今日まで先生にはＴさんの次ぐらいに叱られてきました。しかも、何度も同じミスをくり返すといった呆れるようなことで注意され続けてきました。でも先生に「明るい笑顔」の合格を言われた時は、表面では照れながらも心の中ではニヤニヤしていました。
	3.メンバー	わたしのチームのメンバーはＴさんです。Ｔさんにはこの研修に突入してからずーっと迷惑をかけっぱなしで、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。私がだらしないばっかりに、チーム全体の息をそろわせることもできず、また、私の声が小さいばっかりに練習の時苦労をかけています。私も一時は、チームリーダーとしてＴさんに厳しく接していくことで、Ｔさんの成長もあるのではないかと考えていた時もありました。でも私の声は小さく遠く離れた距離で練習をする時は、私の声が届かなくて悔しい持ちになったことも多々ありました。そのせいか、自分の自信も次第に小さくなっていき、二人で厳しく注意し合うということも少なくなっていきました。
	4.二人の息を合　わせ	私たちＭ．Ｔチームは、体操や礼などでいつも息が合っていません。それは練習不足ということもあると思いますが、一番言えることは二人が一体感にかけていることだと思います。今私たちは、体操審査を４回位受けましたが、すべて不合格！！とうとう明日は最終日です。今から合格することが出来るのか非常に不安です。でも、今日今からＴさんと話し合ってみようと思います。私達のチームの目標は不合格ではなく、点数をもらうということです。今、二人の歯車が合っていません。　「一期一会」を大切にしたいと思います。このＴさんとの出会いは絶対に良い思い出にしたいし、これからの良い自信につなげていきたいと思います。明日この研修が終わった時には二人で握手をし、抱き合えるようになりたいです。Ｔさんには今晩、とことん付き合ってもらいます。
	5.Ｒ．Ｉさんの　合格	Ｉさんは成長七則で合格しました。本当にすごいと思います。なぜ、合格できるんだと思います。でも私もＩさんが味わった感動を受けてみたい。先生に「合格」と言われる瞬間を体験してみたい。私はいつも口だけで終わってしまうので、今度は結果を出したいと思います。絶対に自分なりの達成感をこの研修で体験します。
	6.社長へ	私はいつもこの報告書を書き終えた時、この文章を社長が読んだら私はクビになってしまうんじゃないか不安です。こんなにだらしない男ですが、自分なりの夢の実現のために死ぬ気で働きます。絶対に花を開かせてみせます。その時まで、私を温かく見守ってください。お願いします。
	10－H.Uさん
	3.これから	今までの私は、全ての物事を何もかも中途半端にやってきました。嫌なこと、つらい事から全て逃げてきました。面倒くさいことも途中でやめてきていました。私の悪い所がこの研修でよくわかりました。嫌なことから逃げる、物事を完全にしない、自分で８割位で来たと思えばそれでもう全て出来たと思う所など、わがまま勝手な所です。小学校の担任の先生や親からも小さい頃から言われてきたことです。あまりにも云われ続けてきたので、嫌で嫌でずっと振り返らずに逃げてきたのだと思います。今まで物事を完全にやりとげたことがないので自分に自信がありません。そして、少し出来たと思ったらすぐに調子に乗って、自分は何でも出きるとかん違いしてしまう所があります。でも今回の研修で、本当に自分と向き合うことが出来ました。これから本当に直していきます。まず自分に自信をつけるために何かやりとげようと思うのですが、毎日日記をつけようと思います。しかし、私のこの性格なので普通の日記ではなくて、１日に思ったことを一言二言でもいいから毎日どんな日でも続けます。それを一年間続けます。早速今日から実践します。せっかく千円もしたいい手帳を持っているのでちゃんと一年間使い続けます。　その他には、自分が思ったこと、気付いたことはすぐに行動する、人に話すといったくせをつけていきます。私のいけない所は思っていても口に出さない、行動しない所です。だから自分がどんな人間かをわかってもらう為にも、勇気を持ってすぐに行動に移すようにしていきます。
	4.目　標	私の目標をまとめると１．一年間日記を毎日つける。２．思ったこと気付いた事は、すぐに行動で示す。という事です。まだまだ私の悪い所はわがままな所など、数え切れないくらいありますが、まずこの２つを目標にしていきます。早速メモ帳に付けます。
	5.社長へ	私はＫ工業がとても好きです。現場を一度見た時からずっと入りたくて仕方がありませんでした。この研修を受けてさらに大好きになりました。汚い字で申し分けありません。立派な社会人になり会社の為に一生懸命がんばります。まだまだ未熟ですがたん練を積んでいきます。一日も早く技術者として人間として一人前になります。それから、錦港湾に橋をかける仕事がありましたら是非やらせて下さい。私の夢です。
	11－S.Tさん
	1.研修を振りか　えって	最初ここに来るまではどのような研修か先輩や世話役の方に聞いて、相当厳しいものだと聞いて来ましたが、自分ではかなり自信を持ってこの研修に臨みました。しかし、フタをあけてみると、ちょっとした動作や心配り、気づかいなどの自分では意識もしていなかったところをいろいろ気づかされ、それを直そうとして中々直らず、悩む日々が続きました。２日目になっても同じようなことで注意され、いかに今まで自分がだらしなかったかということを痛感しています。ましてや今日になっても所々集中力がとぎれ、すぐに注意を受け反省しても、中々直らないということは、意識が足りないということだと思いました。そういう意味で、この研修に来て鼻っ柱を折られたという感じです。
	2.チームメイト	この一週間、一緒に行動しているチームメートのＵさんは飛躍的に成長しています。その姿を私はいつもうらやましく思い、早く追いつこうと努力しています。三日目にＵさんが倒れた時はとってもショックでした。こんなにがんばっているのに私は何をしているんだろう。自分はこの状況においても素直に受けいれることが出来ずに、考えてばかりいました。また、Ｕさんからは色んなことを教わりました。何事にも集中し、練習ではいつも本気でした。この姿勢を学ばなければいけません。鍛練はこのような真摯な姿勢で続けないと力にならないのです。私にはこのような部分が欠けていました。
	3.自分の弱さ	先生はつねづねこうおっしゃっています。「研修も仕事だ」。つまり学生時代なあなあ感ではとてもクリヤーすることが出来ないということです。実際、そのようなことは知っていましたが、考えたことはありませんでした。１分１秒にも会社から給料が支払われていることを考えると、もちろん無駄には出来ません。しかし、頭の中では分かっていても行動に移すことが出来ません。まだ自分の中で自分の殻をやぶることへの恐れと甘えがありふっ切れません。このまま仕事をしても絶対失敗すると思います。私には注意されるとすぐに落ち込むクセがあり、よく叱られる私は直ぐには立ち直れずクヨクヨしていました。また、そういう所がひねくれていると先生に指摘され、またそこで落ち込むといった感じでどんどん追いつめられていきました。このような経験は今までにしたことがなかった為、とてもショックでした。泣いた日もありました。でもこれは自分の弱さなので克服しなければならないと思います。
	4.あと１日	あと１日で自分はどのレベルまで達することができるか、自分を追い込んでやってみます。後悔がないように、笑って帰ることを考えて取り組みます。どんなに叱られても素直に謙虚に受け入れる態度を特に意識して明日を過ごします。先生にも小言を言わせません。自分の７日間の総決算を明日１日で見せたいと思います。口では何でも言えるけど、これを行動に移すのは自分の意識です。追いつめられた状態で自分はどれだけの力を発揮することができるのか？明日はそういう挑戦もかねて取り組みます。終了スピーチで３０点の合格点をもらって気持ちよく研修を終えたいです。　私にはあとがありません。みんなより２歩３歩、いや、百歩も遅れています。これを謙虚に受けとめ、ひねくれることなく皆に追いつきたいです。
	5.Ｍ社長へ	私は、Ｋ工業に入社して大変うれしくそして誇りに思っています。採用されたからには中途半端な気持ちで取り組むことは失礼になります。また、私一人の問題ではなく会社全体の問題になります。精一杯努力して早く一人前になりたいと思います。この研修でえたものは必ず活かしていきます。Ｓ．Ｔ頑張ります。
	12－T.Nさん
	1.本気について	今までの２日間で、自分は研修を受けさせてもらっているという身分の中で、自分の全てをまったくさらけ出していなかったということに、今日改めて気がつきました。何度注意されても同じ事を繰り返してしまう自分に、心の中でしっかりやれと何度も声をかけているのにもかかわらず、また同じ注意をされてしまい、班のみんなにも迷惑をかけっぱなしの自分がずっといました。朝礼中にまた同じ失敗をしてしまい研修を中断させてしまいました。自分の力量の無さを皆に指摘されて、ようやく自分の中で何かが一枚も二枚もむけたような気がしました。これが物事に対して本気に取り組む心なのだと実感しました。
	2.体について	自分では体は丈夫なほうだと自信満々でこの研修に参加しました。しかし、本気で声を出すということがこんなにも体に負担をかけるものだということが始めてわかりました。自分が今まで出してきた声はただの大声であったと実感しました。本気で声を出すと人間はその場に倒れてしまうものだということを知りました。人間の限界というものは、人間の気持ち一つでどんなレベルにまでも上げていけるんだと実感しました。今日倒れたことは悔しいですが、新しい自分を発見できたという点から考えれば、良かったと思います。
	3.リーダー	リーダー、と口に出して言うことはとても簡単なことだけど、実際にやってみるとこんなにも大変なものなんだと毎日思い知らされました。リーダーの態度一つでチーム全体がこんなにも変わってしまうものなのだと思い知らされました。今まで班長として皆の顔色ばかり見て指示をしてきたので、皆にも自分に対する不信感がすごく浸透していました。しかし、今までの自分のなぁなぁ主義をすてて、頭で考えるのではなく、体の細胞から自然に出てくる言葉が皆の胸にも伝わったということにとても感動しました。自分の言葉に何人かの人が涙を流してくれました。この出来事は、今後自分が落ち込んだ時にすごくプラスなものとして、心の中に残っていくのだろうと思いました。
	4.決　意	明日で研修も最終日となってしまいました。この研修で自分の目標としていることはまだほとんど達成されされていません。特に班長として、この班を立派にまとめ上げて、この研修を参加者全員の心に一生残るものにしたいという点では、達成率は０％です。特に今日倒れてしまい、逆に皆に迷惑ばかりをかけています。残された時間はあと少ししかありません。この少ない時間の中で、自分がこの研修で何ができるのかもう一度よく考えて、明日一日全力で皆にぶつかっていこうと思います。明日終わってからだったら、どれだけ倒れてもいいという気持ちでやっています。
	5.顔	この研修に参加するまでは、自分の顔を鏡でよく見たことは無かったのですが、この研修の中ではよ見ています。やっぱり人間は、心の変化が顔によく出てしまう動物なんだなぁーと改めて実感しました。研修に対して本気に取り組んでいる表情と、研修初日の表情はまったく別のものでした。特に目は、顔の中でも気持ちをよく表すものだと痛感しました。今の自分の目は初日に比べたら、生き生きしていることが自分でもよく解ります。この研修で手に入れたものをこれからの人生でたくさん活用し、皆に良い顔をしていると言われるように毎日を過ごしていきます。　今回この研修に参加させていただき、社長には本当に感謝いたしております。こんな中途半端な自分にこんな機会がやってくるとは考えていませんでした。この研修で学んだことを今後の仕事の中で生かし、Ｋ工業にＭありと言われるように毎日の業務に取り組んでいきます。それが社長へのご恩返しになると考えております。本当にありがとうございました。

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