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それがどうした! 第2分室

ュレディンガーの猫
ここに1つの箱があり、その中には猫とある物質が入っている。
ある物質は1時間に50%の確率で放射線を発するのだが、箱には罠がしかけられており、放射線を感じると毒ガスが出るようになっているのだ。
外からは箱の中の様子はまったく知れない。はたして、1時間後箱の中の猫は生きているか、死んでいるか?
量子力学では、生きているか死んでいるかは、箱を開けるまで決定されない。箱を開けるまで、猫は生きているかつ死んでいる状態になっているそうだ。箱を開け中を確認しようとした瞬間に、生死どちらかの世界が決定するという。
まったく奇妙な話だ。生きているかつ死んでいる状態…まったく理解できない僕は、実際に実験してみることにしたんだ。
ある男の部屋にロープを吊るしておいたのだが、1時間後、彼は生きているか死んでいるか?
今、彼が生きているかも死んでいるかもしれない状態になっていると思うと、とてもわくわくします。

後輩に、嘲笑われ、捨て石にされ、
栄転しては、政府に売られ、
捕虜になっては、弾除け、お荷物。
死後は、下手なメイクでドラッククイーンと化し、
葬儀場、失笑の渦。
生涯報われず。
でも嘆く事なかれ、量子論的平行世界では、現在も生存中。
宇宙歴799年、レンネンカンプ死す。
死因は、教唆による自殺?
誰もが追求せず。


間爆弾
「ご用とあれば、お取りつぎしますが、その汚いメイクの死体はなんとかしていただかないと…」
「汚いだと!汚いとはなんだ!これは侯の忠臣の遺体だぞ!」
「なにをしにきた、無礼な奴め…」
「レンネン上級大将…お前が命を捨てて守ってさしあげたローエングラム侯はこのかただ。忠誠のほうびに、せめて感謝の接吻でもしていただけ!」

言うがはやいか、中将は右肩にかついだ面白い顔の死体を、力まかせに彼等の司令官めがけて投げつけたのである。
よける暇もなかった。
当人にも理解不能な絶叫をあげて、ローエングラム侯は豪華な椅子ごと床に横転した。
そして、オペレーターは事実を正確に報告したのだが、
スクリーンの映像の前には、いかにも間が抜けて聞こえた。
「…爆笑しました」





銀英大貧民開発試案書で、目立たないキャラクターに光を与えようという企画で書かれたレンネン3部作。例によって1つは事典行き予定。
不器用フレデリカの素晴らしい腕のおかげで、ドラッククイーンにメイクアップしちゃったレンネン君。いや、メイクアップだけでドレスアップはしてないぞぉ〜って、それでも十分不気味です。実写が見たいぞ、実写がっ!
こんな目立ち方するなんて〜試案書で一番不幸な目にあった奴。実は偽フォン・ラーケン氏のメイクも担当したらしいのだが…それで、騙せたのか…いや、もはや何も言うまい。とりあえず、合い言葉っ、「銀河の歴史がまた1ページ」と。
う〜ん、ラインハルトの爆笑は見てみたいなぁ。

【〜1997? 舞風遊猫】

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