徒然なるままに 〜遙かなる時空の中で3プレイ感想〜 
   1周目の4章です。ところどころ壊れ気味(毒舌)ですがそれも各キャラへの愛情ゆえと、笑って読んでいただけたら幸いです。



4章 熊野参詣
熊野水軍の力を借りる為、京から熊野へ。朔、白龍とほのぼの温泉会話を楽しんでいると、宿を借りるときに九郎が思い切りフルネームを名乗ろうとしていたことが判明します。派手に突き飛ばして(多分)止めた景時、ナイスフォローです。そういえばどっかで読んだ話に逃亡中の義経を(助けるために)弁慶が叩いた(超大雑把訳)エピソードがあったっけ〜などと連想してみたり。微妙にネタを絡めてあるんでしょうか、これはギャグだけど(笑)。しかし、この迂闊さを無頓着の一言で済ませる弁慶って……もう慣れてしまっていちいち気にすることでもなくなってるんでしょうか。九郎、素直で正直なのは愛すべき資質だけど、時と場合をわきまえてください。
平家にとっても熊野は縁深い地らしいです。やたら熊野に詳しい弁慶に「?」と思っていると、熊野出身だとか。なるほど。さらに、熊野別当は代々ヒネクレ者ばかりとか言ってます。その口ぶり、ただの知り合いじゃないですね? で、なぜそこで敦盛が納得するのかな。知ってるんですか? 可愛いお嬢さんの話をなどと言っているのにすかさずツッコミを入れる九郎。なぜこういうときだけツッコミが速いんですか? まあ、弁慶のこの手の発言にはもう慣れました。イタリア系(?)だと思えばノープロブレムです。

そして夜。あ、また将臣ですね。ってあれ? 会話ないじゃない。おーい。
話も出来ずに目覚め、夢なんだからという本音を抑えて、会いたかったな、を選択。譲に独り言を聞かれて焦った神子は外に出ます。すると将臣の声が。振り返るとそこには派手な戦装束のワイルド系キャラ。やっと出てきましたね。夢の中ばかりだったから下手したらラスト直前までいないのかと思ってましたよ。話を聞くと、将臣は神子たちとは3年も離れた時空に飛ばされていたようです。ともあれ八葉であることは間違いありません。仲間に紹介しに行きます。
説明を遮って結論を述べる将臣に、呑み込みが早くて助かると言う弁慶。いや、呑み込み早いっていうか、単に大雑把なんでしょう。今までの会話からして。サバイバルにも強いタイプと見ました。しかし、なにやら用があるらしくずっと一緒にはいられないと。戦闘メンバーは足りてるからいいですけどね(違)。
将臣に仲間を紹介してくれといわれて、真っ先に九郎がまたしてもフルネーム(多分)を名乗ろうとするのを弁慶がさりげなくフォロー。敦盛の自己紹介の微妙な間。これは人見知りなせいとかじゃなく、恐らく……弁慶もそれに気づいた様子。しかしここはさらっと流してます。ま、問い詰めて口を割るタイプでもなさそうですし、将臣の場合。あと1人で八葉が揃うと話していると、敦盛が「八葉は全員揃ってなくてはいけないのか?」と。何故今更? 会話を進めたらわかりました。自分じゃなくて将臣のことですね、これ。知り合い確定だし。ということはやはり……王道か。それにしても、リズヴァーン以外のみんなが、必ずしも八葉が揃って無くてもいいなんて言うとは(苦笑)。

次の目的地は本宮大社。円陣入れ替え時にステータスを確認してみたら、譲と将臣、敦盛と将臣には仲間同士の絆がすでにありました。芸が細かいですね〜。新熊野権現につくとイベント発生。無事に着いた、と言う弁慶に、将臣が八葉ってのはそんなに面倒ごとが多いのか?と驚きます。リズヴァーンが封印の力が云々言ってますが、本当は違いますよね? 今までの経験からしてトラブルの9割方は源氏の軍にいるせいです(きっぱり)。まあ、将臣にそれは明かしてないので他に言い様もありませんしね。 どこからともなく、芝居がかった声。多分最後の一人だと思うけど、この発言って獲物を狙う盗賊ですか(爆)? 警戒していると、当人が出現します。…………うっ、こ、れは―…。
「評判どおり」(あ、なるほど。説明書にあった通りか〜)「花も恥らう」(今は夏←思考ズレ始め)「月の光」(ああ、いい曲だよね、あれ←理解を拒んできた)「衣通姫」(………3、2、1←カウントダウン)

君がどういうキャラなのかはもうわかった。
わかったから頼む、一回その口を閉じてくれ(絶叫)!

会話を進める(○ボタン)たびに、プレイヤーの体感温度が5度ずつ下がっていき、選択肢が出たころには極寒のブリザードが周りに吹き荒れてました(滝汗)。まさかここまで強烈なキャラだとは思ってませんでしたよ……(注:あくまで第一印象。クリアした今では結構好きです、ヒノエ。念のため)。
和歌を詠まれたところでは、「よかった!教養なくて。意味わからないし(爆)」と思い、弁慶の呆れたような声が聞こえた時には心の底からホッとしました。しかし、だいぶ免疫ついてたはずなのに何故ここまで「うわぁぁ」と思ったんだろう? 考えたところ、すぐわかりました。弁慶の場合は通常会話の中にこの手の台詞が混ざっているのですが、ヒノエは会話の半分以上が口説き文句なのです。
野郎は目に入んない、はいいけど側にいたはずの朔は? 見えませんでした? 弁慶に、知り合いかと問う神子。「察してください」とは、つまり結構身内ですね?幼なじみとか親戚とかその辺でしょうね〜。
敦盛が話し掛けると「久しぶりだな」との台詞。ふうん、知り合いなんだ。そこ、純朴な敦盛をからかわないように(教師風に)。ここで宝玉出現。白龍がヒノエを八葉だといいます。ところがヒノエは気が進まない様子。もしかして嫌なの?と聞くと、気が進まないとすっぱり。意外と骨があるのかも、といささか間違った認め方をするプレイヤー。とりあえず熊野にいる間は顔を出してくれるようです。あと、ここの弁慶の台詞からヒノエの立場が大体読めました(笑)

道の途中、再びイベント。セミの声が暑さを演出するなか、場違いな衣装の人物登場。通るなという貴族に、兄上の名をうかつに出すことはできない、と九郎。その判断力、常時装備しといてください。法皇の意による足止め、ということで結局回りこむことに。
三段壁でイベント。ヒノエが現れます。まだ判断材料が少ないので、選択肢を全部ためしたところ、ややひねくれた対応でもOKのようです。2つ目はさすがに断ったらマズイと思うのでストレートに喜んで、を選択。自動進行の会話で「一緒に住む人次第」と言う神子に、もうヒノエの台詞に免疫が出来たのかと驚くプレイヤー
これで次の場所、と思ったらまた○ボタンマーク。何だろう?あ、将臣だ。譲に「弁慶ってあの弁慶か?」と聞いてます。そこへ当の本人登場。うわ、そのまま聞くか普通? 将臣、豪放磊落って感じです。問われた弁慶はしれっと「いいえ」と答えます。「薬師として源氏と関わったことはある(確かに傷病兵の看護治療もそれに入りますからね)」「この時期に源氏の家来が熊野をフラフラ出来るわけない(客観的に見ればそうでしょう)」。さすがです、真実の一部だけを晒しながらさらりと話をかわします。ただ将臣がほんとに納得しているかは謎です。将臣も一筋縄ではいかなさそうですから。

目的地が結構遠いし、そろそろ強さが気になってきたのでまたレベル上げ。各キャラそれぞれ術セリフに特徴があって面白いです。でも、将臣だけ浮いて見えるのは気のせいか(^^;。←カタカナ多い。 日置川峡。疲れた〜という景時を叱咤する朔。相変わらずしっかり者の妹さんです。小さな白龍を心配した神子が手を繋ごうか、と言うと神子を守ると逆に言われてしまいます。うん、気持ちだけ受け取っておくよ。
ここで狙ったとしか思えないタイミングで突風が吹き神子が落ちてしまいます。白龍が守るといって飛び降り(多分)、もうだめかと思った神子の耳に聞き覚えのない声が。はい、プレイヤーにはバレバレです。化けたんだね? 難しい言葉を使ってますが、要は力が戻ってきたから見た目が変わったんでしょう? でもこの喋り方って……力は戻っても思考は子どものままですか?

だったら小さい方が可愛かった(おい)。

釈然としないものを感じながら、仲間の下へ。1.リズヴァーン:反応なし。神子の状態をまず確認 2.九郎:そいつ呼ばわり。でも多分悪意はない。 3.譲:疑問を口にする 4.敦盛:小さい白龍を心配。うろたえている 5.将臣:敦盛を宥める。見知らぬ相手より仲間が先? 6.弁慶:冷静に分析。
見事にそれぞれの個性がわかる反応です。景時と朔の反応も見たかったかなぁ(←朔シナリオクリアしたらとても言えないことを……)。けど本人(白龍)を諭すほど龍神に詳しい弁慶って一体。軍師・薬師として必要な知識でもなさそうなんだけど。

勝浦。再びヒノエ登場。何しに来たの? …って聞くんじゃなかった。まともに答えるはずありませんでしたね。軽そうに見えても結構曲者っぽいし(一応褒めてます)。朔、ナイス撃退。宿につくとほのぼの漫才が。いいなぁ梶原兄妹。それにしてもヒノエに対する弁慶の態度って、対九郎とは別の意味でなんか保護者っぽい。あしらい慣れてるというか。
熊野川が氾濫して通れないらしい。白龍、熊野を巡る水の流れがおかしいってわかってたんならもっと早く!(←九郎のイライラ乗り移り状態) 情報収集に町にでます。京と熊野はつながりが深いと話していると、おばさんが話しかけて来ます。「白龍の神子って見たことない?」 目の前にいますが、とは言わずに話の続きを聞くと、熊野の頭領が一目惚れした姫君だとか。なになに?しとやかで上品?

ニセモノ出現ですか?

と一瞬考えましたが、この世界観にはそぐわないし脈絡もありません。おばさんの想像っぽいし、これは伝言ゲーム的に事実が捻じ曲がりまくってしまったのでしょう。
すると九郎が頭領の前ではしとやかな姫君で通せ、ととんでもないことを。世間でそれをなんというか教えてあげましょう。無謀な試み、もしくは無駄な努力というのです。そもそも京にいたときの神子は剣を振りかざして怨霊退治しまくりだったのです。上品にしてたことなんてただの一度もありません。一目惚れというなら、一度は実物を見てるはず。今更誤魔化しても意味ないです。というか、怨霊退治の神子にほれたなら、逆効果だと思います(違)。
何かありそうなポイントが沢山あるのに、イベントが起きないマップ右半分に愚痴りながら、熊野川到着。原因は上流? ってことは何?あの長〜い道を引き返せと。ユーザーフレンドリーなゲームならここは一足飛びに…あ、できた。すばらしい(笑)。忍術のような駆け足で熊野路まで。
また出た貴族を、自分たちは陰陽師一行だとだまくらかして通り抜け成功。ヘソ出しで銃をもった兄ちゃんをあっさり凄腕陰陽師だと納得するのはどうかと思います。道の途中で法皇に遭遇。将臣に対して「そなたが一緒であったとは」って……ええと。情報整理。1.将臣は平家に詳しい。2.敦盛と旧知の仲らしい。3.法皇と知り合いである。これらをシャッフルして出る答えはつまり、平家の重要人物として表舞台に居るということですか。九郎と一緒に連れてるのを「一代の女傑」とか言ってるし。(姫君よばわりされるよりもこっちの方がしっくりくるってのはおいといて(爆))

氾濫した川を前に困っていると、女房姿のひとが現れます。怪しんだ将臣が疑問をぶつけていると、九郎が「女性にその言い方はないだろう」と。

……どの口がそれを言ってるんですか? 

弁慶、景時、ヒノエならともかくとして貴方にだけはそれ言われたくないです。覚えてますよ、女性(朔)を置いてきぼりにした挙句、追いついた朔を怒鳴りつけたあの時のことはしっかりと! ところで将臣、この時代のひとにナイトって言っても意味通じないと思う。
と、しょうもないツッコミはさておいて。あからさまに怪しいので、そういうと九郎の星が下がりました。ええい、この駄々っ子が! しかしリズヴァーンの適切な助言で目を覚まし戦闘開始。カエルっぽい怨霊を撃破して熊野本宮へ。
ここで将臣が離脱。別れ際の態度からして九郎と将臣はすっかり意気投合したようです。本宮に入ろうとすると敦盛が弾かれます。入れないってどういうこと? とにかく、一人置いていくわけにはいきません。敦盛の場合、一人で森の中に放っておくのは小さな白龍並に心配です。景時のアドバイスに従って手をつないで中に入ります。
待ち構えていたようにヒノエ出現。頭領のところへ案内すると言います。その先にはガタイのいいスキンヘッドが。いかにも水軍頭領って感じです。でも、ここまでの経緯&お約束からいくとそっちは身代わりで本当の頭領って君でしょう、ヒノエ?
源氏は勝てるのか?って何故それを神子に聞くかな。となりに九郎が居るのに。ま、いいや。「平家は怨霊を使っている、そういう問題じゃない」を選択。しかし熊野の協力があっても源氏は勝てないから協力できない、と突っぱねられます。ただ、平家にも協力しないという事なので、状況変わらずってことなんでしょう。ここで、ゲームシステムからして2周目以降に協力させるんだろうな〜と漠然と思いました。

夕刻。ヒノエに誘われて外へ。源氏の状況はそんなに悪いのかと問う神子に、思っている以上に、とヒノエ。思い悩む神子の前に怨霊出現。ふっ、1体なら神子の敵じゃありません。術が使えないのもものともせず怨霊撃破。戦う神子をヒノエは気に入った様子。時間がほしいといって去って行きます。留守の間の身辺整理ですね(笑)? 部屋に戻って眠ろうとすると、笛の音が。きっと敦盛です。起きて確かめ……眠っちゃったよ、神子。これで2度目なのに無視ですか(--;。
翌朝、ヒノエが一行に加わることに。3つのうち1つだけツッコミ選択肢があったのでそれを選択。☆が上がりました。対ヒノエは疑いの心を持つのが基本ですか。
これで章終了かと思いきや、ここで初めて平家側が出てきます。渋いヒゲのおじさまです。名前が出てきてますが、歴史に疎いプレイヤーには平家の人としかわかりません。門の前で「開けろ」との声。この声って。再び邸内。ややこしい会話をしてます。しかしここで気になったのは内容よりもなによりも平知盛の話し方……。

もうちょっとさくさく喋りなさい! ここは古典芸能舞台じゃありませんよ?

確かに発音が明瞭でとてもとても聞き取りやすいですが、あまりのテンポの遅さにそれまでは全部音声聞いてからメッセージ送ってたのを、すっ飛ばしてしまいましたよ。譲の早口と足して2で割れば丁度いいんじゃ。平経正は穏健派のようです。見た目もまともっぽいしね。そこへ「熊野は源氏方には加わらない」の将臣っぽい声。その主に経正は「還内府殿」と呼びかけます。ん?還内府って……還内府!? ちょっと待て。将臣は現代人でしょう? 重盛と同一人物なわけが無い。でも、(喋ってる人の)1人2役っていうには役大きすぎだし。ややパニックしていると「いいニュース」という単語が。ニュース……「有川将臣=還内府」確定わざとらしいほどここまで姿が無いのも演出でしょう。喋り方も会話が進むに連れて将臣らしくなってきます。そしてついに画面にその姿が。
「いいじゃねぇか。和議、結ぼうぜ」 そこにいたのはまぎれも無く将臣でした。

正直に言います。平家方ってのは予想済みでした。中枢にいるだろうな〜とも思ってました。でもそれは『有川将臣』が、平家に協力しているんだと思ってたんです。まさか『還内府』になっていようとは想像もしてませんでした。ここに来るまでずっと還内府は怨霊だと考えてましたから。脳内予想図、大修正です。してやられました。

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