5章 福原事変 | |
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謎賭けのような言葉を紡ぐ後白河。意味はわからないけど気にせず進めます。そのうちわかるでしょうし。(何回かクリアしてようやく意味理解しました。福原の揚羽蝶―ここですでに後白河は平家を罠にかけることを告げてたんですね〜) 和議を結ぶ為に向かった福原。九郎が怒っています。その向かう先はというと……北条政子っ!? ピンクのお着物に、頭上には飾りボタンっぽい形の2つのお団子、トドメにウェーブロングヘアですか(唖然)。凄いインパクトです。おまけに可愛らしく恐ろしい台詞を並べてくれてます。九郎の怒りも弁慶の説得もさらっと受け流してます。鎌倉殿のご温情って貴方……。 弁慶が「信用という貴重な手札と引き換えにするほどの上策とは思えないと」言ってますが、多分このひと(頼朝?) つぶす以外の選択肢、最初っから微塵も考えてないんだと思います。 後白河もタヌキ確定です。しかし、これ見てると平家より身内の方がよっぽど怖いんじゃ(汗)。ここの選択は「本当に和平を結ぶことはできないのか?」を。九郎に乗じて怒ってみようかとも思ったけど、ちょっと建設的に(ま、どうせ無駄でしょうけど……)。あ、敦盛の☆が上がった。案の定政子は聞く耳持たず、結局攻めることになりました。 平家側。うわ、騙されてる、騙されてるよ〜。なんか、こっちに同情したくなってきた。将臣は疑ってるみたいですが、動きを変えることはありません。 再び源氏の陣。う〜ん、誰に話しにいこうかな。九郎か敦盛あたりが無難か。セーブ&リセットでいくつか試してから進めます。真剣に苦悩する九郎に政子の追い討ち。ここまで来ればいっそ清々しいです。怖いのは貴方ですよ、政子さん。というか、実はラスボス貴方だったりしません?(頼朝のような気もするけど、なんかイメージ的に) 還内府が将臣だった以上、他の誰かがラスボスのはずですしね。どうも平家よりよっぽどタチ悪いと思うんですが。 新規参入のヒノエとの絆を上げるためにしばらく戦闘。春の花びらのときも思いましたが、舞い散る落ち葉が綺麗ですね〜。テンポも速いし、見てて楽しいです(^^)。道の途中で伝令の武士が登場。景時の苦境を教えてくれます。一ノ谷から攻めることを決意する九郎。あ、有名なあれですね。 リズヴァーンが話しかけて来ます。選択は迷ったのでいくつか試して、剣を教わったから大丈夫、で進めます。「その剣はおまえ自身を守り、お前の未来を拓くためのもの」相変わらず謎なお人です。 一ノ谷到着。ここは史実を踏襲してるみたいですね〜。それにしても、この神子の設定ってやっぱり歴史大嫌いっ子ですか? これ、かなり有名な話じゃ。しかも、 九郎について崖を降りるって、いつのまにそんな技術を? 白龍効果は剣の腕以外にも発揮されている模様です。あ、舞もか。平家の陣。奇襲成功かと思いきや罠だったようです。ちょっと待て、ここは成功するはずじゃないのか!? 混乱するプレイヤー。が、よくよく考えたらあっちには将臣がいました。義経の名前を聞いても無反応な神子は論外としても、高校生なら知らない方が不自然です。ましてや、あのやたら歴史に詳しい譲の兄なわけですから。 他の仲間と合流すべく動こうとした所で敵兵が襲い掛かってきます。くっ、やるな、将臣改め還内府! どう切り抜けるかと見守っていると、リズヴァーンが「私が隙を作る」と言い出します。お前たちは生き残れなんて、そんな、RPGとかの弟子を逃がして犠牲になる師匠みたいなこと――って、この展開そのまんまですか!? 駄目だ、ここで一人で行かせたら絶対そうなる、神子も行かなければ! そこへ飛び来る一本の矢。え!?刺さったの? 待ちなさい。たしか説明書には神子死亡展開なんて書いてありませんでしたよ?(←いや、仮にそうでも普通説明書には書かないって)仲間が倒れるとは書いてあったけど。妙〜に冷静に考えるプレイヤーの前で、急所は外れている、手当てすればと会話進行。そうだよね、さすがに神子死亡はないよね。 忍者の如きヒノエの煙玉(発炎筒ってより煙玉と言いたい)で戦場離脱。でもリズヴァーンは……? 不安を抱えながら高尾山まで撤退します。生田も撃退され、この戦源氏の負けだと言うヒノエ、まるで最初から知っていたようだと言う弁慶。ええ、その読みで間違いないと思います。現代人将臣が向こうにはいるんですから。ここで九郎の特技「逆落とし」習得。システムから予想すると、多分次にこの場面に来た時に使う技なんでしょう。 途中、譲との会話を挟みながら有馬へ。到着するなり倒れた神子が、次に気づいた時には白龍がいました。「力を欠いた龍が神子を望んだのが間違いだったのか」と悩む白龍。それは違うと思います。というか、 力に満ち溢れていたら神子を呼ぶ必要がありません。 力が足りないから神子が必要なわけで。様子を見に来た朔に、「先生はどうなったの?」と尋ねます。朔が相手だから景時を気にするべきだったかも(←打算的)……と後で思いましたが、さすがにこのときはリズヴァーンのことしか頭にありませんでした。まだ戻っていないことを知り、焦る神子。探しに行こうとするとヒノエが現れます。神子を心配する朔に「外で待つくらい許してやったら」と言ってくれるのを見て、フォローしてくれてるんだな〜と思っていたら後に続いた台詞が……(--;。結構突き刺さりました。 5章入ってからちょっと思ってたんだけど、さりげなく一番きつくないですか?貴方。なんというか同じ内容でも他キャラだったら、景時:慰めが先。落ち込ませないのが最優先。弁慶:オブラートに包んだ言い方で、刺さるというよりは考えさせられそう。敦盛:どう言えばいいのかわからなくて黙りこむってイメージなんですけど。あ、九郎はこんなことどうやっても言えなさそうなので除外。譲も同様。とにかく、このヒノエの台詞って容赦のカケラもありません。いや、後のこと考えれば、ここで言われるべき台詞ではありますけど。ツッコミを入れる余力もなくなってきました。 そういえば初対面のインパクトがあまりに凄かったんで見落としてましたが、ヒノエって最初からどこか醒めた目で戦場を見てましたね。軍にいるんだから当り前かもしれませんが。でもこっちの方が意外性があっていいかも(違)。 あ、神子は負け戦は初めてじゃないですよ。三草山でも騙されて敗走してます。もっとも、あの時は身近な仲間の犠牲はありませんので、この違いはとてつもなく大きいですが。そういえばちょっと前の戦国?少女漫画で似たようなシーンあったなぁ。あっちは、もうちょっとあたりは柔らかかったけど。 入り口で待つ神子を気遣う朔の優しさが身にしみます。夕刻、敦盛が様子を見に来てくれます。「覚悟なんてしたくない」その気持ちは分かるけど、こんな優しくて傷つきやすそうな子(?)に当たってはいけません。ましてや、 天の玄武なんですから、下手に落ち込ませたら入水しかねませんよ(違爆)? やるならもうちょっと精神的に頑丈そうな相手にしないと。ヒノエとか弁慶とか(それも違う)。夜。今度は譲が薬湯を持ってきて、色々気を使ってくれます。うん、気休めでもそういう言葉がほしい時ってある。体力が尽きて倒れる神子。ほんとにシビアですね、今回。 場面変わって、恐怖の政子登場。九郎の落ち込みぶりが痛々しい。弁慶が庇ってますが、これ恐らく効果はあまり期待してないでしょうね。しかし九郎、「兄上に限って」ってその盲目的な慕い方、絶対後で痛い目をみると思う。 目を覚ました神子はまたリズヴァーンを探しに行きます。同じくリズヴァーンを待っていた九郎と一緒に、陣の外で待つことに。先生が帰らなければ俺を責めろという九郎。でも九郎を責めた所でしかたないです。大体、現代人将臣がいなければ奇襲は成功していたはずなんですから(ということは突き詰めれば神子がいなければ、になるのか?)。 「先生が帰ってこないなんて言っちゃ駄目です」。むしろ自分に言っているように見える神子は、もう内心ではだめだと思っている部分があるようです。考えてみたら、攻める前の「お前は強くなった」って師匠の立場の人間がそういう台詞を言う時は、こういう展開になるってお約束もありました(涙)。 結局リズヴァーンは帰って来ず、喪失感とこの先への不安を抱えたまま6章に進みます。師匠は行方不明、容赦のない台詞、不透明な先行き……って進むほど別ジャンルのゲームになっている気がします。 ……なんというかこの5章後半の一連の場面、辛いです。辛すぎました。これは後から書いているので、冷静になってからのつっこみが入ったりしてますが、実際は冷静なプレイヤー部分と神子にシンクロする部分が混ざってかなり複雑な心境でした。説明書でシステムは知っているから、「ついに来たか」と思っていながらも「信じたくない」というのもあって。倒れるタイミング、ヒノエに覚悟の甘さを思い知らされる会話、敦盛と九郎の2回―リズヴァーンが戻ってきたではないかと思わされる部分、神子が諦めてしまった気持ちもあるのだと分かるところ。まさに絶妙の演出というか、ある程度先回りして予想していても引きずり込まれるだけの説得力のあるシーンでした。しかしこうなると、この先はポロポロと仲間が欠けていく展開なんでしょうか……(心配)。 と、ダークな雰囲気で終わるのもなんなので、最後にひとつ。 章終わりの神子のナレーション。 あれだけ歴史音痴っぷりを披露しておきながら、 |