トラキア776にもの申す


ちょっとものものしいタイトルですが、別に物騒な内容ではありませんのでご安心を(^^;)。単なる、1エムブレマーの心の叫びです。

とにかく難しかった・・・!

プレイした方ならこの気持ちをお分かりいただけるのではないかと思います(苦笑)。
まず、《紋章》や《聖戦》のように村を開放しても、1MAPクリアしても軍資金は一切入ってこない。ついでに完全所持金ゼロから始まるという設定。これで私は、背中に冷や汗が流れるのを感じました(--;)。『もしかしてこれは本当に敵から分捕るしかないのか!?』と。進めていくにつれ、それが事実であることを悟り、ついでにやたらと自軍に斧兵が多いことから思ったことが一つ。

「これは、斧兵を使わせようとするI・Sの陰謀に違いない(爆)!」

思えば《紋章》でも《聖戦》でも斧兵は常に2軍キャラでした。1軍キャラが固定されてくる《紋章》はもちろん、全員が出撃しなければならない《聖戦》でさえ、戦力外通告状態(^^;)。前半のエリート持ちレックスはともかく、後半のドズル家兄弟は、レベル上げさえ放棄してました(10章の子供たちを助けるところでまとめて上げるという・・・)。素早さが低く、命中率も低い斧兵はどうやっても主戦力になりづらかったんです(--;)。その斧兵を体格が大きいという理由で前面に出さざるを得ない状況・・・。
正直、作為的なものを感じました(笑)。

それでも、リフィス登場までは武器は敵を捕獲する以外に入手ルートがない(より正確に言うなら、リフィスの体格が1上がるまで)ので、斧兵を使うしかないわけで、命中率の低い彼らにかなり心臓に悪い思いをしながら頼ることになるわけです(--;)。おまけに捕獲するときのステータスの下がり方がまた凄まじいです。序盤などちょうど追撃がかからなくなる 素早さでしたし。じゃあ、おびき寄せてダメージを与えてから捕獲と思っても、こんどは素早さがそのままなので追撃をかけて倒してしまう。これに凄まじく苦労させられました。

そして、そのシステムにもようやく慣れてきて、盗賊も加入したころに、やっと闘技場登場。一応《紋章》(というか暗黒竜)からのエムブレマーとしては、負けたらユニットが失われるというのまでは、なんとか耐えられます。なので、7章闘技場上の民家のおばさんの台詞も、当然のことと受け止め闘技場に入ります。そしてある事実に気づき愕然としました。

『必殺率が見えない!』

「どういうことだ、これ!?」「まさか、いつクリティカルを食らうかわからない状況で戦えというのか!? そんなのいつ負けてもおかしくないじゃないか!」
そしてやはりその危惧が現実のものとなってしまいました。リーフを闘技場に入れ、ナンナで支援効果(必殺10%削減)を与えたにも関わらず、1ターン目で必殺を食らい死亡という事態が発生。既に2時間以上は戦ったところでした(号泣)。
それでも戦わなければ軍資金は尽きてしまいます。盗める武器もほとんどない 以上、危険を覚悟してでも戦うしか道はありません。そして丁度そのころ、ネット上でトラキアのサイトを見つけました。「もしかしたら、何か方法があるのかもしれない」 そう思い質問を書き込み待つこと1日。答がありました。『聖戦士の書を使えばいい』と。
・・・大変な衝撃を受けました。その事実にも、それまで気づかなかった自分にも(爆)。しかしこれでやっと安心して闘技場に入れます。地道に稼いでいたのですが、そこであることに気づきました。それは、

『弱いキャラほど勝ちやすい』

というものでした。確信をもったのは21章、マリータを戦わせているときなのですが、どうやら敵の強さは、こちらの強さに比例して上がっているようなのです。なにしろ回避率100%以上のキャラに対する命中率が60%以上あり、回避率30%程度のキャラに対する命中が28%程度でしたから。この事実、今となっては周知のものですが、1stプレイ時、何の情報もない状態でやっていた身には結構こたえました(--;)。確かに、負けたらユニット消滅までなら耐えられます。紋章スタイルだと思えば、武器の持ち込み不可も納得します。しかし、こんなことは想像の範疇外です。それではいつまで経っても『運任せ』になってしまいます。しっかり警戒していれば確かに負けることはありませんが、これではなかなか稼げません。なんとかしようと、色々試します。カリスマ支援があるとないではどうか? 恋人・家族支援他はどうか? スキルの数ではどうか? パラメータではどうか? etc。無駄なような気がしながらも、やってみてだんだん分かってきました。 

1.総合力はむしろ低い方がいい 2.カリスマ支援は相手の命中を上げるだけにすぎない(総合力が強くなったと判断される) 3.恋人支援は必殺率が上がるので置く方がいい 4.HPと素早さだけは最低限必要 5.スキルは少ない方がいい

この結論から闘技場に最適なキャラを探したところ、該当するのは『リーフだけ』でした。他のキャラでは総合力が高すぎたり、素早さやHPが足りなかったりと危険は避けられません。まあ、どちらにしても一人負けたらリセットを押すつもりで進めていますから、リーフなら負けたらゲームオーバーですから無駄に迷う必要もなく、諦めもつきます(というか諦めるしかない)。
以上のワケによりリーフはひたすら闘技場で戦うようになりました。なにしろ通常戦闘ではまず役に立たない(クラスチェンジまでは)ですから(^^;)。少しでも役に立つ場面があってよかったよ・・・という心境でした。しかし、仮にも一国の王位継承者が『賞金稼ぎの傭兵(変な日本語(汗))』の真似事なんかしていていいんでしょうか? ただでさえ正規軍から武器アイテムを奪うという野盗まがい(っていうかそのもの?)のことをしているというのに(^^;)。

プレイ中、
『武器・アイテムは盗みまくり、軍の指揮はひとに任せ(指揮レベルから推測)闘技場ではGoldを稼ぎまくり、瀕死の捕虜は身ぐるみ剥いでから解放するとは・・・いかんっ! このままじゃリーフくんが横道まっしぐらになってしまう(汗)』

と思わず心配をしてしまいました(^^;)。

と、まあそれはさておいて。
とりあえず、闘技場の問題もなんとかクリアしてゲームは進みます。次の難関は索敵MAPでした。普通に進もうにも周りは見えない。たいまつを使ってもあっという間に暗くなる。これ自体も結構ツライのですが、もうひとつ「だあぁぁぁぁっっ!」と叫びたくなることがありました。それは、

『敵は全員がたいまつ(最大)持ち扱いになっている!』

ということです(T-T)。4章外伝もそうだったんですが、こちらは自分の周りしか見えない状態で敵をおびき寄せて迎え討ちます。こちらからは場所が分かっても仕掛けられないからです。しかし、暗がりの中にいるはずのこちらを敵は確実に場所をとらえていきなり攻撃をしてくるのです・・・! これは絶対不条理です。辛すぎます。しかしこれも言っても始まりません。泣く泣く我慢して進みました。そして11章にさらなる不条理が!

『NPキャラの生死の責任まで持てるかいっっっ!!!』

・・・失礼(^^;)。フレッド、彼を仲間にするには無事に脱出させなければならないわけですが、彼は幸運値が低く、しばしばクリティカルを食らいお亡くなりになってしまうのです(涙)
確かに、その攻撃を自軍に向けるよう誘導するのまでをもプレイヤーの責任と言わてしまえばそれまでです。しかし、道を開いたにも関わらず、狭い場所にいつまでも留まり傷薬を使い続けるような設定になってるキャラまで私は面倒見切れません(T-T)。 しかしこれも乗り切らなきゃ進めません。何回もやり直しを(そう、これがまたよくクリティカルを食らうんです・・・)して、やっと進みました。そうして他にも敵にヨツムンガンドを食らわせても毒にならないとかサイアスの指揮レベルとか色々ありましたが、なにより辛かったのは“味方になるはずの敵の再行動発生率”です(--;)。シヴァ・オルエン・ティナ・アマルダ・コノモール、極めつけがガルザス・・・。

『君たち、どうして敵の時だけそんなにしょっちゅう再行動するんだい?』

24章、ガルザス再行動でマリータに月光剣をぶちかまされたときは目の前が真っ暗になりました。もっとも彼の場合はまだ、25%発生率と思えば諦めもつきますが、7章シヴァの再行動にはさすがに虚しくなりましたね・・・。彼は5%の再行動率にも関わらず、敵の時は3回に1回くらいの割合(気のせいか?)で再行動が発生していました。味方の再行動はそのあと失敗してリセットすればまず発生しませんが、敵の場合「さっき出たから今度は安心して進んでいいだろう」とはとてもじゃないですが、言えませんから(--;)。

と、このように様々な場面で絶叫しながらやっとの思いでクリアしたときは、心底から

『勝った・・・・(T-T)!』 と思いました。

百回を超すリセットにも耐え(ドジを踏む方が悪い(^^;)?)、ランダム要素の発動にも耐え、数時間戦ったデータを何度も水泡に帰したことにも耐えただけの『満足』がそこにはありました。その辺のぬるいゲーム(失礼)では決して味わえない『満足』がそこにはありました。3000ターン以上かかりましたので、当然評価はEでしたが、『よし、2ndプレイをするぞ!』と思うに充分なものがありました(^^)。

そして、2ndプレイが終わる頃には、もはや躊躇いも感じず「捕獲・盗む」をフル活用し、敵シーフなどなどを武器屋に誘導しては、武器を盗んでは売り払いを繰り返し80万Gold以上を稼ぎ、Sドリンクも大量に購入し、守備力20のセイジをひとりで前線に放り出し(怒りつき)向かい来る敵は全て1ターンで返り討つ・・・ということを平然とやるようになっていました(^^;)。

3rdプレイではターン数短縮に挑戦し(それでもDでしたが(泣))、4thプレイではエリートモードを利用しもう一度ターン数短縮に挑戦し17章でストップし(さらにその途中“かわき茶亭”さんの存在を知り、その最短攻略法を参考にやり直す決意をし)、4thでプチ切れてしまっっため、5thは『全ユニットクラスチェンジLV20』(森ルート)でクリアするということをしていました(笑)。

それにしても、《聖戦》の「騎馬兵再移動」といい、今回の「捕獲・盗む」といい、最初は難しくともやりこむうちにハマってしまう(=それなしでの進行なんて考えられない)システムを出してくるというのはさすがです(^^)。再行動も、敵がやってくるのは非常〜に鬱陶しいですが(^^;)、こちらがやる分にはあるていど計算して使うようになってみたり・・・(笑)。

そして、ああだこうだ言いながらも、しっかりトラキアにハマり6thプレイはどうするかなぁ・・・と考えている今日この頃です(^^)♪

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*** ちょっとひとこと *** レスポンスの速さ
システムと呼んでいいのかちょっとわからなかったので、番外でこちらにいれることにしました。最近PSのゲームばかりやっていたせいも多少あるかもしれませんが、トラキアのレスポンスの速さには驚きました。妙に速すぎたりもせず(誤反応と感じることがない)、もちろんストレスを感じるような遅さではないという絶妙のタイミング(^^)。あれだけリセットをするのに、いつもゲームをやっているときに感じる妙な疲れを感じないのは何故だろう? と不思議に思っていたところ、どうやら原因はここらしいと気がつきました。
どうも最近ゲーム全体が、グラフィック競争合戦になりつつあるような気がして、(個人的に(^^;))不安を覚えていたこともあって、こういった細かいところの心配りが行き渡っているゲームは貴重だなぁと、しみじみと思ってしまいました。

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