石水櫻堤　　　　　　　　　　

笠置夜花映月明， 　 春風先發紫宸廷。 　 何輸河内�ｸ園樂， 　 石水長堤十里櫻。

北から南を望む。 正面右の山が金剛山。左が葛城山。	人々が楽しんでいる。
この辺り一帯が楠木正成の勢力範囲だった。	左の山（葛城山）の山麓の襞に弘川寺がある。
	水を浄化しているのか？
大きな魚もいる。正面やや右の山が二上山。 大津皇子の奥津城がある。向こう側が当麻。	左端に見える二上山の南（右側）の峠に竹之内街道があり、 その附近を「王陵の谷」と最近呼ぶ。

笠置の夜花　　月明に 映じ， 春風　先づ 發（ひら）く　　紫宸の廷。 何ぞ 輸（ゆづ）らん　　河内　�ｸ園の樂， 石水の長堤　　十里の櫻。 　　　********************************
それは、笠置山の夜桜のように麗しいものではない。また、天下に魁ける御所の左近の桜のように由緒正しいものでもない。しかし、河内の田舎には田舎なりの庶民の楽しみがある。それは石川の堤の桜並木である。河内の田舎桜の景である。 （懐具合も苦しくなり、今日の日曜は近くで過ごした。） 　　因みに、この石川は蘇我倉山田石川麻呂（そがのくらやまだのいしかはまろ）や大伴石川郎女の「石川」と関係があるのだろうか。大和の石川の方だろうか。これらの写真の写っているところに蘇我*さんの多い里や、山田、大伴…といった地名がある。

平成十九年四月十五日

漢詩　唐詩　漢詩　宋詞　漢詩

次の作品へ 前の作品へ 自作詩詞メニューへ 詩詞概説 唐詩格律 宋詞格律 毛主席詩詞 天安門革命詩抄 参考文献（詩詞格律） 参考文献（唐詩） 参考文献（宋詞） 参考文献（古代・現代漢語学、漢語音韻）

わたしの主張