過菊水之�ｸ奉獻塔
金剛峯下滿霜氛， 紅葉愈稀黄仍�栫B 菊水留芳波逝去， 南山孤塔獨凌雲。

赤坂城址前。	赤坂城址前。カラスウリか？
赤坂城址前。	赤坂城址を入って直ぐの径。
赤坂城址下の道。（金剛山頂に至るか）	赤坂城址下の道。（金剛山頂に至るか）
楠木正成の墓。	楠木正成を讃えた奉献塔の方へ登る。
奉献塔への途中より見た北方、大阪の方。	奉献塔。「非理法權天」とある。周りは桜の木。
奉献塔より東の葛城を望む。	奉献塔を下から見上げる。
赤坂城址下の道にて。

        

金剛峯下に　　霜氛さうふん　滿ち， 紅葉　愈いよいよ 稀まれに　　黄きく　仍なほ��かをる。 菊水　芳かをりを　留むれども　　波は　逝ゆき去り， 南山の孤塔　　獨ひとり　雲を 凌しのぐ。 　　*****************************
今日の日曜、金剛山の麓にある赤坂城と楠木正成の墓、及び奉献塔（非理法権天塔：（楠木正成の墓≒千早赤阪村郷土資料館≒道の駅）の南三百メートルのところ）に行った。山の風情はもうはっきりと冬になっている。桜や欅は完全に散り、櫟や楢の木は黄色から茶色で、まだ半分は枝に残り、半分は地面に敷きつめられていた。人は、どこにもいなかった。 　　奉献塔は桜の木に包まれた小山の上にあるが、その桜は全部、葉を落としていた。 　　帰りに、楠木正成の墓のとなりの道の駅で２６５円のみかんを買ったが…。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-----------------------
・黄：	ここでは菊のことをいいたい。
・菊水：	楠木正成の紋所。また、風物でもある。かけことば。
・孤塔：	千早赤阪村にある奉献塔（＝法権塔）のこと。楠木正成の没後六百年を記念して、昭和十五年に全国の生徒から寄金を募って建てられた。塔に大きく彫られた「非理法権天」は楠木正成の旗印。（「非＜理＜法＜權＜天」。「非（無理）＜理（道理）＜法＜權（権威）＜天（天/天子）」いうことだが、この読み方はなかなか難しい）。「非→理→法→権」⇒「天」か…。

平成十九年十二月九日

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