望湖臺

臘月茶梅遠近開， 今朝又上望湖臺。 此邊塵土絶無境， �C冽寒風迎面來。

                                        

望湖臺 臘月(らふげつ)　茶梅((ｻｻﾞﾝｶ))　　遠近に開き， 今朝(こんてう)　又た上(のぼ)る　　望湖臺(ばうこだい)。 此(こ)の邊　　塵土(ぢん ど )　絶(た)えて無き境(ところ)， �C冽(せいれつ)なる寒風(かんぷう)は　　面(おもて)に迎(むか)って來(きた)る。 　　　　＊＊＊＊＊

------------------ ・臘月： 陰暦十二月。 ・望湖台： 水に面した、高くなったところ。 ・塵土： ちりと土。取るに足りないもののたとえ。けがれたもの。この世。けがれた世の中。 ・迎面： 向こうから。真正面から。

平成二十七年十二月二十八日

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