長崎観桜花　碇豊長の漢詩　拙作紹介

huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

長崎觀櫻花

尋花長崎那邊雄，
玖島蒼天森岳紅。
只爲鐘聲響不盡，
櫻花簌簌先隨風。

　　　　　長崎に櫻花(あうくゎ)を觀(み)る

花を尋(たづ)ぬるに　長崎の　　那邊( なへん)ぞ雄(ゆう)なる，
玖島( くしま)の蒼天(さうてん)　　森岳(もりたけ)の紅(くれなゐ)。
只(た)だ　鐘聲(しょうせい)の　　響(ひび)き盡(つ)きざるが爲(ため)，
櫻花(あうくゎ)　簌簌(そくそく)として　　先(ま)づ風に隨(したが)ふ。

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　　西の方でお花見をする予定で、旅行のガイドブックを見ている。
　　長崎が好い。行ってみたい。衝き上げてくるものがある。

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・那邊：	どこ。どちら。どの辺。現代語では「哪邊」と表記することが多い。
・雄：	まさる。ひいでる。さかんなさま。
・玖島…：	玖島城跡（＝大村公園）、森岳城（＝島原城）と、長崎の桜の名所。
・簌簌：	〔そくそく；su4su4●●〕涙が落ちるさま。はらはら。ぽろぽろ。「蔌蔌」：〔そくそく；su4su4●●〕花の散るさま。はらはら。蔌蔌≒簌簌。