狂詩
不意襲撃
生於
肥後
有仁義,
長在
仙臺
純朴地。
不識
浪華
活馬目,
安閑猫襲獒來四。
狂詩
不意の襲撃
肥後
に 生まれて
仁義
(
じん ぎ
)
有り,
長
(
ちゃう
)
じて
仙臺
純朴の地に
在
(
あ
)
り。
識
(
し
)
らずや
浪華
(
なには
)
は
活
(
い
)
き
馬
(
うま
)
の
目
(
め
)
,
安閑
(
あんかん
)
たれば 猫は襲ひて
獒
(
おほいぬ
)
は
來
(
きた
)
ること四たび。
*****
肥後に生まれ、遠く仙台に渡った清正は、その後、二歳で浪速の地にやって来た。
ここは、今までのような穏やかなところではないよ。その証拠に、暢気(のんき)にしていたら、(ノーリードの)猫が襲いかかってきただろう。そして、ノーリードのワンコに計四回襲われただろう。
(赤坂城下、御陵前、お寺前、街坊)
。生き馬の目を抜く---というの…かな……?
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・活馬目:(日本語)「生き馬の目を抜く」。苛烈で油断が出来ないことを謂う。(
即,雁过拔毛
)。「不識浪華雁過毛」?
・安閑:のんびりしている。気楽である。
・獒:おおいぬ。
平成二十八年十月二日
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