南蘇丹PKO |
風雲相起黯非洲, 何以義師斗筲憂。 廬比孔河多少派, 今將跨過九條流。 |
南 風雲 何を 今 ***** |
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「向南蘇丹派PKO兵」:南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊に対し、安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」を可能にする実施計画案が決定し、派遣命令が出る。武器使用が拡大し、自衛隊の国際貢献が新たな段階に入ることになる、そのことを詠った詩。 ------------------ ・黯:暗い。 ・非洲:アフリカ洲。 ・何以:なんで。なにをもって。 ・義師:立ち上がった正義の軍隊。 ・斗筲:〔とさう/とせう;dou3shao1●○〕器量が狭く、小さな喩え。 ・廬比孔河:ルビコン川。古代ローマ時代、ガリアとイタリアとの境をなした川で、禁断の地にジュリアス・シ−ザー(=ユリウス・カエサル)は軍を率い、この川を渡ってローマへ向かった。シーザーは「賽は投げられた」と叫び、敢えて渡河した。もはや後戻りはできない立地。 ・派:支流。わかれ。 ・九条:九すじ(の支流)。また日本国憲法第九条。 |
平成二十八年十一月十五日 |
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