過門司港口 |
舞鶴門司別離津, 君知帝國百年奔。 引揚興亞交相過, 今看甎倉依舊存。 |
門司港口に過る 舞鶴 門司は 「引揚」 「興亞」 今 看る ***** |
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終末(12/3土〜12/4日)、長崎に行った。門司、壇ノ浦遊覧⇒長崎市(泊)⇒グラバー園、大浦天主堂⇒柳川⇒佐賀諸富・筑後川昇開橋・徐福伝説の地⇒門司と廻った。このミニ旅行で八首作った。 この詩は、「大陸・半島に面している門司の港は、『興亜のために』と渡海した人々、また終戦直後の『引き揚げ』と、近代日本の世相の縮図となったところ」と、喜びと悲しみが凝縮したところと捉えて詠ったもの。 ------------------------- ・舞鶴門司:門司・敦賀、また舞鶴と近代日本の(対大陸・半島の)窓口となった港。 ・津:港。 ・興亞:亜細亜(アジア)諸国の勢力を盛んにする意。戦前の用語。 ・引揚:〔日语〕返回。归来。返回(祖国)。撤回(侨民)。「ひきあげ」。戦後すぐの用語。 ・甎倉:煉瓦造りの倉庫。 |
平成二十八年十二月三日 |
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