嚴寒過舊醫院櫻林
郊野留寒春水通,
昭和櫻樹舊門中。
花雲霜樹皆爲妙,
今日空枝格外風。
嚴寒に舊醫院の櫻林を過ぐ。
郊野
(
かう や
)
寒
(
かん
)
を
留
(
とど
)
むるも
春水
(
しゅんすゐ
)
通じ,
昭和の
櫻樹
(
あうじゅ
)
舊門の中。
花雲
(
くゎうん
)
霜樹
(
しゃうじゅ
)
皆
(
みな
)
妙
(
めう
)
と
爲
(
な
)
す,
今日の
空枝
(
くう し
)
格外の
風
(
ふう
)
なり。
*****
丘の上にある古い病院の前を通った。広い庭は、桜の老木の林となっている。
花の季節、紅葉の季節は、なかなか見事なものである。
今日、通った時には、花も葉も何も無かったが、空林も一興。格外の風趣がある---。
と、そんな詩。
平成二十九年一月二十三日
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