地平天成
蛇身人面眞凶惡,
怒觸不周絶地絡。
若使蚩尤當共工,
太平天地竟何若。
地 平らかにして 天 成る
蛇身 人面
眞
(
まこと
)
に凶惡,
怒りて
不周
(
ふしう
)
に觸れて
地絡
(
ち らく
)
を絶つ。
若
(
も
)
し
蚩尤
(
し いう
)
をして
共工
(
きょうこう
)
に當らせしめんか,
太平なる天地
竟
(
つひ
)
には
何若
(
いかん
)
ぞ。
*****
・地平天成:「地 平らかにして天 成る」。我が国の今の元号の由来の一でもある。
・蛇身…:共工のこと。神話上の神。四罪の一。
・不周:不周山のこと。
・若使:もしも…に…をさせたら。もしもかりに…なら。もし…せしめんか。
・蚩尤:伝説上の人物。黄帝と戦ったが敗れた。
・何若:どうだ。いかん。
・太平…:世の中が平和に治まり、穏やかなさま。毛沢東の『念奴嬌・崑崙』「空出世,莽崑崙,閲盡人間春色。飛起玉龍三百萬,攪得周天寒徹。夏日消溶,江河溢,人或爲魚鼈。千秋功罪,誰人曾與評説? 而今我謂崑崙:不要這高,不要這多雪。安得倚天抽寶劍,把汝裁爲三截?一截遺歐,一截贈美,一截還東國。
太平世界
,環球同此涼熱。」
とある。
平成二十九年四月十三日
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