讀辛稼軒水龍吟詞

白山風亂北溟深， 涿鹿弄兵多少心。 提劍劉�ｶ出平世， 今聽光祿水龍吟。

                                               

辛稼軒の『水龍吟』詞を讀む 白山　風 亂れて　　北溟(ほくめい) 深く， 涿鹿(たくろく)に　兵を弄ぶは　　多少の心ぞ。 劍を提(ひっさ)げ　劉�ｶ(りうらう)　　平世(へいせい)を出(い)だせしに， 今(いま)聽く　　光祿(くゎうろく)の『水龍吟』を。 　　 　　　　　　　　　＊＊＊＊＊

・辛稼軒：辛棄疾のこと。 ・水龍吟：詞牌の一。 ・涿鹿：蚩尤が黄帝と戦ったところ。 ・兵：武器。兵器。蚩尤は「五兵」（＝優れた・各種の武器）を作った。 ・劉�ｶ：蜀の劉備。 ・光祿：光祿大夫のことで、辛棄疾の官位。

平成二十九年四月二十五日

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