包青天与駙馬　碇豊長の漢詩　拙作紹介

huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

包靑天與駙馬

大宋開封滿淸風，
靑天正氣厭銅臭。
駙馬勿輕萬世統，
從來億兆扶名胄。

　　　　　　包靑天(はうせいてん)と駙馬(ふば)と

大宋の開封(かいほう)　　淸風に滿ち，
靑天の正氣(せいき )　　銅臭(どうしう)を厭(いと)ふ。
駙馬(ふば)　輕(かろ)んずる勿(な)かれ　　萬世(ばんせい)の統を，
從來　億兆(おくてう)　　名胄(めいちう)を扶(たす)けたればなり。

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最近、BS７ch（テレビ東京）で、包青天の劇『開封府～北宋を包む青い天』を観た。包青天と駙馬（＝皇女の夫）との戦いの話であった。
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・包青天：包拯のこと。北宋の政治家。名裁判官。淸官として名を遺す。
・駙馬：（ふば；fu4ma3●●）皇女の夫。皇帝の女婿。漢代に置かれた官名の駙馬都尉（＝侍従武官の一）の略で、皇帝の女婿（＝公主の夫）がこの官職に任じられたから謂う。＝粉侯。このドラマでは、陳世美。
・開封：（かいほう；Kai1feng1○○）開封府のこと。北宋の首都。≒汴京。
・銅臭：銭（ぜに）の臭い。銭金に関して、いやしめた趣を持つ表現。
・万世統：万世一系（永遠から永遠に続く血筋）の皇統を謂う。
・從來：今まで。
・億兆：極めて多数の臣民。万民。
・扶：たすける。扶翼する。
・名胄：名門。ここでは、帝室を指す。

平成三十一年一月二十二日