遊上野城
追蹤霜葉飛車程,
千里尋紅白鳳城。
邑橡蕭蕭秋已盡,
石垣百丈自松聲。
車窓より 赤目の辺りか?
下側から見上げて。
北側の城壁より西北を望む。
この石垣は、実に高い。西側の石垣から北を望む
??城内の一隅。
俳聖殿
。
だんじり会館。
蓑虫庵。
蕉門の高弟・伊賀連衆の服部土芳の居宅
寺町
。
寺町
。
芭蕉翁生家
。
霜葉
さうえふ
を
追蹤
つゐしょう
す 飛車の程,
千里
紅
くれなゐ
を
尋
たづ
ぬ
白鳳城
はくほうじゃう
。
邑
いふ
橡
しゃう
蕭蕭
せうせう
として 秋
已
すで
に
盡
つ
き,
石垣
せきゑん
百丈
自
おのづか
ら
松聲
しょうせい
あり。
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近鉄電車に乗って、伊賀の上野城
に行った。石垣の上では松風が聞こえた。
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・白鳳城:
上野城。
・橡:
くぬぎ。とち。城内の石段にはどんぐり(橡子)が敷きつめるように落ちており、天守閣を隠すかのように葉が茂っていた。
・邑:
城邑。城下町。ここでは、伊賀市の上野を指す。
平成二十年十二月二日
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