九條寶印秘呪 |
胡塵飛過關山天, 記得弘安四載煙。 不見九條寶印輩, 金剛秘呪在何邊。 |
胡塵 飛び過ぐ 關山の天, 記し得たり 弘安四載の煙。 見えず 九條 寶印の輩, 金剛の秘呪 何邊にか在る。 ************* |
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『九條寶印秘呪』とは、「九条の神秘の呪文」の意で 「臨兵鬥(闘)者皆陣列(烈)在前」は、『九字護身法』、『金剛呪法』、『六甲秘呪』というもので道家や、兵家の呪文ということ。 これは、昨日の終戦の日に感じたことがあっての詩。 詩意は: 「妖しげな戦争の空気が、西の方の国から漂ってきた。 元寇は、鎌倉武士の実力と血で以て撃退した。 本当に九条の神秘の呪文(=戦争放棄の平和主義)で、我が国の安全が守れるのか。 本当に(国を)護れる秘呪は、どこにあるのだ。」というもの。 ・金剛呪法: 『抱朴子』云:「臨兵鬥者皆陣列在前!」。 |
平成二十四年八月十六日 |
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