平成12年度の実践
本校のテーマ 地域に学び,地域に生きる 12年度実践のまとめが完成しました。
私の学級のテーマ 明治用水遊歩道なんでも百科 本学区を流れる明治用水は,管路化された上が遊歩道となっている。 その遊歩道は子どもたちの通学路でもあり,散歩やジョギングなどに利用され, 地域の人々を含め,多くの人の憩いの場となっている。 子どもたちは,日頃見慣れており,あってあたり前という目で見ていた遊歩道を改めて見直し, 「地域の人々と遊歩道」という視点から考えることにした。
|
「明治用水遊歩道のひみつをとき明かそう」 ここまで進んでいます!!! 一人ひとりの「自分の調べたいこと」と「今やろうとしていること」を簡単にまとめました。どの子にも明確な方向性が現れています。私たち教師のやるべきことは,子どもたちのこの思いを大切にし,納得できるまで調べきることができるよう学習環境を保証し,そして支援していくことだと思います。 子どもたちは,次のような疑問を次々に解決し,追究能力を育て,そして遊歩道の持つ意義にせまっていきます。 ■ ぼくは「遊歩道をなぜつくったか」を調べています。図書館で本を探します。 ■ 遊歩道の木や花の名前や種類を調べる計画を立てています。 ■ 今おいかわがいるか見ています。次は遊歩道をつくった人に聞きます。 ■ 私は歴史について調べています。歴史の本やパソコンで調べます。 ■ 花や木の名前を調べます。今,花や木の絵を描こうと思っています。 ■ 花や木の名前を調べています。遊歩道に行って,写真を撮って図書室で調べようと しています。 ■ なぜ遊歩道をつくったかを調べています。図書館の本を借りようと思っています。 ■ 木と花の種類を調べています。遊歩道を歩いて数えます。 ■ 遊歩道に木が何本あるか調べています。遊歩道に行って何本か調べます。 ■ 私は平成の道しるべについて調べるために,図書室で本を探しています。 ■ ぼくは木の種類を調べています。図鑑で調べたり,聞いたりすることを計画してい ます。 ■ 花や木の名前を調べています。学校の図書室の百科事典で調べようと思います。 ■ ぼくは遊歩道をなぜつくったかを調べています。パソコンや図書館で調べる計画で す。 ■ 私は何で木を植えたのか調べます。図書室で木や花の百科事典を探しています。 ■ 私はなぜ遊歩道をつくったか調べたいです。 ■ 花と木を調べるために,遊歩道にある木と花と同じものが載っている本を探してい ます。 ■ どんな人が使っているか調べたいので,遊歩道を歩いている人みんなにインタビュ ーします。 ■ 遊歩道を掃除している人を調べたいので,そばにすんでいる人に聞く計画を立てま した。 ■ 花や木の名前を調べています。花や木の図鑑(本)を探しています。 ■ 花の種類(木も)を調べるという計画は,ちゃくちゃくと進んでいます。 ■ 遊歩道がどこまで続いているか調べています。図書館の本で調べたりする計画で す。 ■ 私は花や木の名前を調べています。遊歩道の花の写真も撮っています。 ■ 遊歩道をなぜつくったか調べています。図書室で歴史の本を見つけて調べます。 ■ 木や花を調べている。本を借りて遊歩道へ行きます。 ■ 花や木を調べています。遊歩道に行って調べます。 ■ 花や木を調べたいです。遊歩道に行って,分からないのを調べたいです。 ■ 見つけた古い井戸はいつできたのか,何年ぐらいたっているか調べます。 |
8月22日(火),遊歩道を管理している明治用水土地改良区主催の「遊歩道せせらぎサミット」が開催された。 これは明治用水を利用したせせらぎ遊歩道を学区に持つ学校が集まり,情報を交換し合おうという会である。 私たちは,この会を「子どもたちにとって,よい発表の機会」ととらえ,積極的に参加した。 M用水せせらぎサミット参加及び発表内容 1 日 時 8月22日(火) 午前9時 明治用水会館集合 【午前:明治用水諸施設見学 午後:発表会・明治用水会館にて】 2 参加者 ・安城:A小学校,T小学校,I小学校 ・西尾:T小学校 ・知立:R小学校 ・明治用水土地改良区事務局 ・来賓:A市助役,関係各機関代表(予定)各市教委関係(予定) 3 本校の参加者 引率:N教諭+児童4名 4 発表者 A子,S子(4−1) Y子(4−2) A子(4−3) 5 発表内容 (1)研究の概要【3分/発表者:A子】 @ 研究のきっかけ A 研究の方法 (2)研究の実際【2事例,4分ずつ】 《事例1:遊歩道はなぜ作られたのだろう》 発表者:A子,S子 《事例2:遊歩道の植物を調べよう》 発表者:Y子 【 発 表 内 容 】 @ 研究の動機 A 研究の方法 B ここまでの結果 C これからの計画 6 発表までの準備 (1)発表原稿作成 ・ 原稿の作成・・・・・・発表者が作成,締め切り:8月3日(学年プールの日) ・ 資料の作成・・・・・・TPシート 教師が原稿に合わせて作成 ・ 使用機器(OHP)の準備・・・・明治用水事務局が準備 ・ 発表要項(A4用紙1枚)を作成する。・・・・S先生担当 ・ OHPの操作は教師・・・・N先生担当 (2)練 習・・・・プールで登校したとき及び家庭で (3)リハーサル ・ 第1回目・・・・・・8月 2日(学年プールの日) ・ 第2回目・・・・・・8月 7日(学年出校日) 発表原稿【研究の概要】 発表表原稿【事例1】 発表原稿【事例2】 はこちら |
学年通信に掲載した「総合的な学習」の記事 |
私 の こ だ わ り 「総合的な学習の時間」のねらいについて 総合的な学習の時間で,子どもたちのどんな能力をのばすのか。 このことを十分に考えたい。「何を今さら・・・・」と言われそうだが,改めてもう一度考えて欲しい。 ねらいと方法が混同されてはいないだろうか。 私は総合的な学習の時間のねらいは 「課題設定能力」「課題解決能力」「知識・技能活用能力」を伸ばすことだと考えている。そのために各学校,学年,担任の特性を生かした単元を設定するのである。「地域の文化財を探ろう」という単元は,3つの目標を達成するための手段である。地域の文化財を知ること,理解するとも大事であるが,それは副産物であり,あくまでも目標は前述の3点である。 また,「生きる力」に関しては,次のように考えている。 総合的な学習の時間では,子どもたちは現実の社会や自然の場に出て,そこから自ら問題を見つけ出し,解決を目指す学習をする。その複雑で多岐にわたる問題との取り組みを通して,自分の生活や生き方について考え,自ら実践する資質や能力,態度を育てることを目指す。このように実践的,実際的な学習を通して,最終的に,自己の生き方を考えることができる自立的な生き方や主体的に生きる力を身につけた人間の育成をねらう。 ◇ 目の前の社会や自然といった身近なところから自ら解決課題を発見し,それをさまざまな体験を通して解決する。この過程で子どもたちはうれしい体験や苦しい 体験など,さまざまな体験をする。この取り組みを通して自己の生き方をふりかえり,今後の生き方を模索するだろう。また,獲得した知識や技能などを,自分の 生活上に直ちに反映させるであろう。 |
昨年度の実践 ぼくの私の手づくり修学旅行 平成11年度実践 (10年度実践もあります) 実践記録はこちら |