本日の授業 第11日

◆ 八月の哀歌(エレジー) ◆

 

といえば?
そう、夏期講習ですね。
暑いと言うよりはもはや熱い日々、
暖かい翌春を夢見てひたすら勉強する毎日の生活。
そこで今回は、全国二億六千万の受験生の皆さんに捧げます。
世界初(当社比)の夏期講習ソング、
「ラップで歌おう八月哀歌」。
好みのビートに身体をあずけ、
ステップ踏み踏み、韻を踏み。
七・七・七・五のリズムに乗れば、
都々逸気分で良いご身分。
シャウトしながら勉強続け、
また来年も受験生。

強に追われてホームページ閲覧どころじゃないアナタも、
受験勉強なんぞ遠い昔となってしまったアナタも、
とりあえずは受験生気分を満喫しつつ
甘く切なく忙しい夏を味わってみてください。
そんな八月のエレジー。

 

『八月哀歌』

いよいよ到来「8」の月、
       上手に過ごせば「∞」(無限大)。
充実させたい夏の時、
       後悔するのはゴメンだい。

プールサイドであの子の水着……
       かなわぬ夢見る熱帯夜、
お手手つないで夜空の花火……
       夏期講習などゼッタイ嫌?

しっかりクーラー効いてる塾で
       涼みついでに猛勉強。
ちゃっかりあの子の隣の席で
       気分はいつしか桃源郷。

とにもかくにも やらねばならぬ
       I love study, I love summer!
なにはなくとも なさねばならぬ
       ひと月すんだらお疲れさまー!

日焼けた頭を開いてみれば
       脳ミソのしわも増えている。
ザンギリ頭をたたいてみれば
       夏期講習の音がする。

夜風に耳をすましてみれば
       遠いなぎさの音がする……


月の「8」の字も、横から見れば「∞」。
やり方次第で無限の可能性を秘めている月、
それが「8」月なのです。
受験生の皆さん、自分の化膿性いや可能性を信じて
どうぞ頑張って。
それから社会人の皆さん、
お盆くらいは休みが取れるといいですなあ……。

 

文字数は測れません

 

◆ 本日の問題 ◆

詩や短歌、俳句などをまとめて《韻文》と呼んでおります。
しかしそれらを文字通り「韻」文と呼んで良いものなのかどうか、
という疑問も無きにしもあらず。
とまあそんなことはさておき、
試験としてはいつも韻文についてまわる問題というのが「表現技法」。
これを機会におさらいしておきましょうか。
次のそれぞれの文に使われている表現技法を下から選んでみてください。

1. ついに来た、待ちに待ったこの暑い季節が。

2. 長い休みをむりやり手に入れ、私の心は鳥になる。

3. 太陽のような君と二人でどこまでも。

4. 美しく甘い時が、目の前を駆け抜けていった。

5. そして後に残ったのはたっぷりの課題の山。

 { 直喩 隠喩 擬人法 反復法 対句法 倒置法 体言止め } 

 

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