本日の授業 第14日

◆ 予想屋稼業 ◆

 

のいる県では、県立高校の入試が行われ、先日合格発表となりました。
正直、今年の受験生は望みが高かったりやる気がイマイチだったりして
かなりの不合格者を覚悟してたわけです。ハイ。

試直前に、理科・社会の直前対策講習なるものを急きょ実施したのですが、
なんせ各科目とも授業時間は60分。
3年間で学んだもの全てを一時間で復習できるんなら
はじめっから学校なんぞいらない、ということで
これはかなり的を絞ったものにしなければ意味が無い。
で当然の成り行きとして、過去の入試問題を何年分もさらってみて、
今年はこれが臭いだろうという部分を予測、授業内容はそれに限定。
しかしその取捨選択がきわめて難しい。
どちらかといえば取捨捨捨選択。膨大な内容をいかに捨てていくか。
あれこれ悩みつつもなんとか切り捨て、60分でおさまるようにし、いざ授業へ。
生徒の前では「これだけ覚えとけば8割は取れるぞ」なんてハッタリかましながら。
教えるほうに自信が無いと向こうはもっと不安になるので、ここは強めに言い切っちゃえ。
そして数日後、彼らはついに試験本番。
どうか授業でやった内容が出ますように、と祈りつつこっちは朝寝坊。
で、翌日。
新聞に折り込まれている試験問題を見て、愕然。
予想時に最後の最後で捨てた問題ばかりが出題されていた。
今年は出題傾向がちょっと変わってきた、というのもあったのだが、
とにかく拾った問題のカスリ率が非常に悪い。
それも、全く予想だにしなかった問題、というのならまだあきらめもつくが
一度は考えつつも最後に切り捨てたものが出題、となると悔しさも倍増。
あきらめがつかんがもはやどうすることもできず、ただ身悶えるのみ。
というわけで、予想屋としての撃沈も含めて
今年の入試はかなり悪い結果に終わるのではないか、と思っていたわけです。ハイ。

ころが。
合格発表。フタを開けてみてさらにビックリ。
県立高校を受験した全員が合格してた!!
いや〜、なんつうか、良かった良かったという気持ちよりは
「えぇ〜っ!?」という驚きのほうが先に立ってしまった。
自分をも生徒をも信頼していないことの表れ?
そうか、全員受かるとはなあ・・・。
こうして、予想外の結末とともに
今年度の受験はすべて終了したのでした。
結果オーライ。ちょっと狼狽。

なみに「全員合格」というこのネタは、この春からの1年間
ダイレクトメールなどのチラシにフル出場・大活躍、
するであろうことはもちろん言うまでもありません。ハイ。

 

三年間って何秒か計ってみる?

 

◆ 本日の問題 ◆

生徒全員合格記念、万歳三唱四字熟語。

1. 勉強はイッチョウイッセキには成し得ない。はず。

2. 勉強方法をアンチュウモサクするくらいならうちのような良い塾へ。

3. とか言ってもし全員不合格だったらジョウジョウシャクリョウの余地無し。

4. いや正直、まさにカンガイムリョウです、ハイ。

 

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