好き好き475〜アルペジオを君に〜 |
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ぼくが最初のマシンLCIIIにコプロをさした二月ほど後で、まったく同じ筐体に68LC040シ−ピ−ユ−を積んだマシン「LC475」がリリ−スされました。 会社の、マックに詳しい同僚に、「エルシ−475にアップグレ−ドするといいの?」ってきいたら、「いいですよ、でもあれ、コプロがないんですよ!」といったので、生まれて初めて覚えたコンピュ−タの部品名「コプロ」がないなら、たいしたことないんだなと思ったぼくは、コンピュ−タレベル「タンパク質ス−プの海」でした。〔ちなみに、今のレベルは脚が生えたけど仲間に食われちゃってまた生えるのを待ってるオタマ:自称です。すいません。)そして年月が経ち、パワ−マックの時代になって、にわかにまた、475に目をつける日がくるとは、思ってもいませんでした。 SE30のガラに、LC475の基板がピッタリはいるということを知って中古で買ったのですが、なにか、その、小さな基板にほれ込んでしまい、持っていたLC3にも入れてみたくなったというわけなんです。LC3は実家で稼働中で、ハ−ドディスクが1ギガになったほかはノ−マルだったのですが、ぼくは先の475につづき、2台目の475を中古で購入してしまいました。基板で買うより安かったんです。 で、実家のLC3はコプロ付040の33メガヘルツマシ−ンに。 さらにぼくと475の縁は続きます。 知人が「475、改造失敗したからあげる」と、チップ抵抗外しに失敗して起動しなくなった475をプレゼントしてくれたのです。わ〜い。家で分解して基板を見ると、彼はせっかちだったらしく、チップ抵抗がパタ−ンごとはげていました。 「これは、ジャンパ−すれば動くかも。」 パタ−ンは比較的わかりやすかったので、めどをつけて普通のビニ−ルで覆われた電線でハンダでジャンパ−して起動したら復活。わ〜い。 「動くようになったけど、かえす?」 当の知人にきくと、「もういい」っていったので、めでたくぼくのものに。 そんなとき、悪魔の地、アキバのマックのお店に、「64メガシムマック用」という広告がでたのでした。 「いっちょう、475も64メガにするかいねえ!」 基板修理という身分不相応の成果にハイになっていたぼくは、630では成功した実績もあるし、雑誌投稿にも成功の報告があるしで、調子に乗って40000円出しました。40000円。 475に例のごとくかさばるシムを挿し、ちゃんとフタが閉まるのを確認してから本体のスイッチを入れました。 「カトカエィィエゥ姑ツニソケャツセノツヌセノ」(もじばけではありません) 日本語ではとても言い表せない(というか忘れちゃった。)すてきな、きいたこともないメロディ−が、しんとした部屋の中に、おそろしく大きな音で響き渡りました。これが世にいう、「アルペジオの旋律」!? 「・・・こわれたかな?・・・」 以前、会社で同僚がうさんくさい私物のドイツ製のマルチメディアCDロムを8100に入れてフリ−ズさせ、そのロムを入れたまま再起動したら「キキ−−ッ、どぐわしゃん!〔松本零士調に。)」と音がして、マックが泣いたときと同じ戦慄が走ります。 あの時はCDをとりだして起動したら治ったのですが、今回は? シムを32メガのに戻して起動しなおしました。 「ぽ−ん」 本体は壊れていないみたい。 じゃ、メモリが...!初期不良?それともぼくが!!!? こういうとき、本当に複数台のコンピュ−タを持っていてよかったと思います。クアドラ650のケ−スをあけ、32メガのかわりにくだんのシムを挿して起動すると、ちゃんと立ち上がったではありませんか。ただし、メモリインタ−リ−ブのせいかどうか知らんけど、32メガのシムと対で挿してたせいか、ト−タルで32メガ低い値しかでませんでしたけどね。 会社の630ユ−ザの人に不良交換ありで2万円で売ってあげたら、その人の環境では動いたそうな。 ジャンパ−475は、32メガのまま、今もたまに立ち上げたりしてます。 ちなみに、630にささっていた64メガを抜いて挿したら475でも動きました。なにが悪かったんでしょう。475は基板が小さいので好きです。もう、これからはこんなかわいいG4とかの基板のマシンは出ないのかな?アイマックの基板は、変なカッコで、しかも妙に思ったよりでかいから失格。〔さらに高い。)
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