日 記

(2011年2月)


<Welcome from Fukushima - Konno>

◇ 2月も最終日になりました。今朝は、雨からミゾレ、そして雪になりました。冬のぶり返しです。
 研究室で、卒業研究報告集の製本を依頼した印刷所の方(行政社会学部の卒業生です)と、待ち合わせ。先週コピーしたものを製本してもらいます。20部ですが、ゼミ生の宝物になってくれればいいなと思っています。コピー機械の性能がよくなり、印刷所の経営も革新していく必要がある等、いずこも大変です。
 恩師に、米寿のお祝いの文集刊行の相談のメール。3人で打ち合わせに行きたいとメールをしましたら、すぐに快諾の返事。恐くて、なかなか研究室を訪ねることもできませんでしたので、メールも緊張します。顔が見えないのですが、研究の遅れで合わす顔がないのです。いつも、「行政のことは残らない、残るのは研究実績だけ」という教えに、背き続けてきたという感じです。
 雑用ばかりの一日ですが、帰宅直前、社会人学生が訪ねてきました。フルタイムの公務員として働きながら、夜間の講義に出ていたのですが、卒業研究をまとめ、修士課程に進学するとのこと。卒業研究の概要を持ってきました。ぜひ、いい研究をするよう激励しました。
 何となく心の落ち着かない今日この頃ですが、気持ちを引き締めて、3月を迎えることにしましょう。(2/28)<2442>


◇ 日曜日、仙台に帰るIさんを福島駅に送って、帰宅しました。いい天気の日曜日の午後です。
 昨日の午後、Iさんを福島駅に出迎え、そのまま飯坂温泉へ。宿に行く前に、書道家・加藤豊仭さんのアトリエ訪問。加藤さんは、私の仙台一高時代の同級生ですが、宮教大を退職後、飯坂温泉に制作活動の拠点をうつして、制作活動・指導に活躍しています。Iさんは、私の研究先輩ですが、加藤さんの元同僚です。いろいろ昔の話、そして書道に込める思い、芸術家の話しに感動します。
 宿泊先は、飯坂温泉の「みちのく荘」。以前、行政社会学部の同窓生と教員等の「地域社会研究会」の会場としても利用したことがあり、小さな地方公務員共済の宿泊施設ですが、風呂も食事も満足できました。山形のTさんは、四国・高松から一人マイカーで到着しました。まあ、なんと神戸ー新潟ー郡山JCを通過して1000キロの行程です。驚きました。聴くのを忘れましたが、高速料金は1000円かな?
 お酒をいただきながら、3人で恩師の米寿のお祝いの一企画案。実現するには、一山ありそうですが、なんとか具体的に動きそう。夕食前、就寝前、朝食前。熱い湯でしたが、ぐっすり快眠。
 今日・日曜日。3人で一昨年7月に逝去された村上健さん宅の訪問。告別式などもなかったものですから、初めて、遺影の前でのお祈り、感謝の祈りです。奥さまと昔話に時の過ぎるのも忘れました。大変ですが、元気なお姿に安心しました。刑事訴訟法専攻の村上さんは、本格的な農業とともに、子どもたちのための手書きの絵本が9作を残してました。製本化の話があり、奥さんがワープロで打って、第1作が完成し、第9作の試作品を見せてもらいました。「むらかみ絵本」の登場かな。自然豊かな絵本は、環境守る時代に素晴らしい作品として評価されると確信します。
 2時間もの懇談の後、山形のTさんは、13号線で米沢経由山形行き、そして仙台のIさんはJR普通車で仙台に向かいました。疲れたけど、こころ温まる1泊2日の行動でした。(2/27)<2414>


◇ 春の嵐か。冬がぶり返したような荒れ模様で、目が覚めました。昨夜は、ボーっとしていて、ラジオの語学講座を聴く意欲もないまま、就寝。いつも、コタツの上においているミニノートパソコンが、2階に置いたままで手元になく、日記の更新も忘れてしまいました。
 新参者のiPadに関心が移ってしまったようです。昨日は、家庭の事情で、日中、自宅にいましたが、有期雇用関係の論文を一つ読んだくらいで、無為に過ごしたと反省。iPadがまだまだ、思うように使えないのです。何とか、パソコンから一昨年及び昨年の5月上旬の私の誕生日にきてくれたときの写真をiPadに同期して、アルバムを作り楽しんでました。パソコンではできない業です。楽しいが、やはり仕事はパソコンかな?
 八戸に行っている娘から名物(?)「せんべいのみみ」を買ったとのメール。不可思議ですが、そのうちに実験してみましょう。
 午後は、睡魔のまま昼寝。大学では入試の最中なのに、済まない感じ。昼覚えていたのに、直前に忘れていた用事で、夜の外出。風が強い。ちょっと精彩の欠ける一日でした。
 今日・土曜日は、午後、研究先輩たちが福島に来て、温泉で泊まりながら、打ち合わせ。恩師の米寿のお祝いの企画の相談です。それをたねに、温泉でゆっくりしてくるつもり。恩師には、なかなか敵いません。(2/25-26)<2393>


◇ 17度超の好天気。午後から、県の会議があるので、午前中は大学へ。
 昨夜、iPadをつかってマップの機能が面白く、朝、妻の札幌の旧友宅の住所などで、周辺の写真が登場。プライバシーの問題で聞いてはいたのですが、感心しました。福島の我が家や青森の地図には周辺の写真は出ていませんが、札幌の住所、宮城の女川・塩竃、東京、神奈川など周辺写真がでてきました。ああ、こんな環境の中で生活しているのかと臨場感があります。この機能は、NHKニュース等でも、ニュージーランドの地震前の写真などで利用されていたみたいです。
 研究室では、大学の情報環境システムが変わり、基本的にはWebメール方式に変わったので、そのなかでも以前の状態で活用できるようにするために、今日もすったもんだ。センターで教えてもらったり、何とか正常化(以前化)しました。
 遅れていた「公開授業」(授業を学外者に公開するだけなのですが)のシラバスの作成。昨年のデータ(エクセル)をもらって、それを保存して変更し、ファイル名を変えて送信。ところがです。自宅で、受信連絡のメールについていた私の送信したファイル(エクセル)を見たら、以前のが消えてなく、その後に今回のをつけています。シート1は以前のもの、シート2に今回のもの。慌ててて、説明のメールを担当者に送信。
 以前も、エクセルで失敗しました。卒業生が講演をしてくれるということで、レジメをエクセルで送ってくれたのですが、私がプリントしたものは、その一部。エクセル全体を印刷するときは、シート全体で、「ブック」全体の印刷が必要だったのです。勉強不足でした。ワードの世界を出ないのがよくないのでしょう。
 いずれにしろ、来年度は、前期・月曜日8時40分から11時50分までの講義「社会保障法」、そして後期・金曜日は夜の19時40分から21時10分までの講義「労働と法」。最後の講義になりますので、頑張ることにしましょう。希望する学外者も含めて。
 午後3時からの県の会議に出て、早目の帰宅です。全員、暖かくて春眠のごとく、コタツでうとうとです。
 朝の出掛けに宅急便。孫娘たちのアルバム2冊。愛くるしい(爺バカ)。朝の忙しい時間帯なので、どうして同じようなものが2冊あるのか不思議でした。夜の電話で、一方は上の孫娘の1年間の写真集、他方は下の孫娘の写真集だということです。妻は、気付いていたらしいのですが、重複しているような写真が別々のアルバムにあるので不思議でした。
 アルバムは別々にしておかないと、大きくなったら困るんですよね。私は次男(戸籍上三男)だったので、個別の写真の殆んどない可哀そうな子どもでした(?)。上の孫娘は、ポーズが硬い(緊張)、下は自然体。これは私の遺伝子も一部責任かな?プロのカメラマンを呼んだ私の撮影も、硬くて、広報担当が一生懸命ほぐそうとしても、駄目でした。にこやかにしようと思えば思うほど、硬い顔になる。恨むなら爺さんを恨め、孫娘よ。今晩は、孫娘たちの楽しい夢を見ることでしょう。(2/24)<2359>


◇ 昨日に続いて好天の日です。ドライブしたい気持ちですが、なかなか環境の調整はできません。
 置き場所を度忘れしてしまい、可能性のあるところを探したのですが、なかなか見つかりません。先日も、全くの人違いをしてしまいました。度忘れ、忘れっぽい、思い違いが多くなってきて、うーん、老人性なのか、他人事ではなく、精神的健康も要注意です。「忘れること」に、少々、恐怖を感じます。
 ある社長さんが、部下に、「ボケたら言ってくれよ、すぐ辞めるから」と云ったらしいですが、「ボケたから辞めなさい」とは、誰も云えないでしょう。任期がある、定年がある、というのは、特に幹部の場合、名誉ある「勇退」の道、そして有期の我慢で解決する方法かもしれません。エジプト、リビアなど北アフリカの長期独裁政権の不幸な結末を教えてくれます。
 権力にしがみつくのも問題ですが、やるべきことをしないで権力を放棄するのも無責任でしょう。日本の政界も混迷の中、今夜は政務官が辞表を提出したとのニュース。何か、空しい権力抗争の始まりなのでしょうか。
 ニュージーランドの震災。今だ連絡が取れない多数の日本人がいるとのこと。一日も早い救出を祈っています。(2/23)<2332>


◇ 今日、2月22日は「猫の日」だそうです(?)。ニャンニャンニャン。11月22日は「いい夫婦の日」でしたが。「猫の日」のせいかどうか分りませんが、初夏のような好天気です(3月の陽気)。ストーブも消しました。
 昨年2月の最終講義の際にいただいた商品券を具体化しようと1年経ちました。「iPad」を購入することにして、その品物を生協が届けて、かつ無線ランの不具合を調整してくれました。小さな家の中で、無線ランに4台の端末が接続することになりました。iPadは、まだ使いこなせていません。マニュアルがないので、不安になります。性格でしょうか?
 私のパソコンの先生(?)にメールで問い合わせたら、親切に教えてくれました。マニュアル依存は、マイクロソフト病だと笑われました。元々は、私の研究室には、10数年前のマックのデスクトップがあります。マックから開始したはずなのですが。やはり、明日、直接, 教えてもらうことにしましょう。
 ニュースは、ニュージランド地震の報道。M6.3。南部クライスチャーチの被害が大きいようだ。富山の外国語専門学校の学生などに被害が出ており、連絡の取れない日本人も多いとのこと。国際感覚・語学研修のために、積極的に留学している学生の安全を祈っている。
 政局は、ますます混迷をしているようである。テレビのインタビューも、この大変な状況のなかで、政治家のゴタゴタに次第に憤りが出てきている。政策内容よりも人事の方に関心が向くのは、日本的特徴なのだろうか。戦国時代は、殿様(支配者)の交替。庶民は、第三者で、観客。ヨーロッパと大きな違い。1年任期のような首相交代、そろそろ「政治」そのものに対する国民の不信感が沸騰点になりつつある。民主主義の危機ではなかろうか。(2/22)<2312>


◇ 2月も下旬になりました。土日の疲れでボーっとしていましたが、研究室出勤。5人の卒業研究報告と13人の卒業研究準備報告をパンフレットにまとめて、ゼミ生(18人)に配布すべく準備していました。
 印刷屋さんに製本をしてもらうため、たまたま大学に来ていた印刷所で働いている卒業生と相談して、具体化することにしました。後は、来週月曜日に原本(コピー済みのもの)を渡すことにしましたが、作業を後日にしないで、早速取り掛かりました。180ページ、そして20冊。3600枚のコピーです。コピー機械が優秀になって、速度も速いし、両面コピー、ソート機能と、隔世の感があります。後は、来週の印刷屋さんを待つだけ。立派にできるでしょう。内容は、もう少し頑張れる余地はあったようですが。
 今夜、中国四川省から、上野動物園にパンダが到着したとのニュース。財政的な指摘もありますが、日中国民同士の信頼関係が深まるきっかけになればと期待しています。(2/21)<2295>


◇ 忙しい日曜日でした。午前中のラジオの英語語学番組の再放送を聴いたあと、昼から成年後見制度の講演会に行く家族の送迎。
 今週の土日の仙台・山形からの研究者仲間との飯坂温泉での打ち合わせのための準備のため飯坂温泉へ。車で10分ほど。まずは、その際訪問することになっている同期生・書道家の加藤さんのアトリエに寄り、宿泊のホテルへ。担当の方は、大学でお世話になったT先生のご親戚、そして娘さんは卒業生。宿泊の件のみならず、話題が盛り上がりました。
 夕方は、同居する義母の94回目の誕生祝。手作りのケーキでお祝い。写メールで親戚などに送りました。いろいろ反応があって面白い。94本のローソクは不可能なので、太い1本のローソクを90歳と見立て、あとは4本の合計5本です。曾孫と同様、一息で消してくれました。ますます元気でいて欲しいと思います。
 午後7時からの専門ゼミ4年次生の送別会。就職確定の者、就職活動中の者、越年で就職活動を行う者、いろいろ大変な時期ですが頑張ってきたと思います。4年間の感想も聞きましたが、楽しかった、無駄が多かった、もっと留学など積極的に出ても良かった等など、学生の置かれている現状を反映していました。
 22歳前後、今からの長い人生を考えれば、失敗や無駄は、必ず生かせる、今からもやれなかったことを時間をかけても実現して欲しいと等と感想を持ちました。3年次生時代の担当教員の転出の後を受けての移籍だったのですが、私も教育再会始めで、十分ではなかったと反省しています。
 それでも、6人の4年次生全員から、感謝の印として、チューリップの鉢植えと有田焼の夫婦茶碗を記念品としていただきました。本当に有り難い。心を温かくして、日曜日の夜の道を辿り、帰宅しました。(2/20)<2275>


◇ 午後の仙台での研究会。訪問看護の予定なので、自宅駐車場をあける必要もあり、早めに出かけました。仙台で、ゆっくり昼食をして、ブラブラでもしようと思うほど、好天です。
 それにしても、福島県庁前始発の仙台行きの高速バス(回数券だと850円と格安)の出発時刻まで、時間があり、県庁の裏ー阿武隈川に降り散歩。隈畔(わいはん)といわれますが、以前、朝の連続テレビ小説「ひまわり」のロケ地。お陰で、そのときの法廷シーンと同じ大道具を斡旋してもらい、行政政策棟の「法廷教室」として、いまも存続しています。主演は松嶋菜々子さん。
 一番町をブラブラして、かしわ蕎麦定食を食べて、時間があるので宮城県美術館を覗いて(ロビーで研究会の資料を読むだけに終わりましたが)、研究会に参加することにしました。青空の下、まさにウォーキングです。一番町では、筋弛緩剤事件の再審請求の支援を呼びかける宣伝を聞いて、40数年前の学生時代、一番町で松山事件の再審を呼びかけていた宣伝を思い出しました。医療技術に関わる難しい事件ではありますが。
 研究会は2件の判例評釈。早めに終わったので、昼の一番町から電話した幼馴染のY君宅を訪ねることにしました。今の家には初めての訪問ですが、地下鉄で泉中央駅で降り、車で迎えに来てくれました。気楽に考えてましたが、20分ほどの距離、バスでは35分くらいかかるようですが、閑静な住宅街。心配していた奥さんの病気も、大分よいようで、何よりも明るい笑顔に安心しました。私も呆然としてしまうような困難な環境を克服しつつ、明るい家庭を築いている夫婦の誠実さと努力に励まされます。安堵して、帰ってきました。一緒に、温泉にでも行きたいものです。(2/19)<2254>


◇ 金曜日。明日の仙台での研究会の準備もあり、午前中は、大学へ。
 生活保護関係の行政とのやり取りの資料をメールで送っていただいて、現場での厳しい状況を改めて感じました。生活保護の補足性の原則に拘わる問題ですが、教科書とは異なり、給付されたものの返金、あるいは支給停止を争うものです。法原則はありますが、こんなギリギリの状況へ有効に機能しない原則に大きな疑問を持ちます。来年度で最後になる「社会保障法」の講義、現場をリアルに反映できる努力をしてみたいと思います。
 福島大学が2001年に協定を結んでいるオーストラリアのクイーンズランド大学。大洪水の支援募金が集まり、学長から送金したとの掲示がありました。私は僅かですが、大変うれしくなりました。ふさわしくないかもしれないが、ツイッターに書き込みました。「2001年交流協定を締結した福島大学とオーストラリア・クイーンズランド大学は、学生・研究者交流をしてきたが、この度の洪水被害に対して、福島大学の学生・教職員が学生支援の募金活動を行い、23万5千円余(2798豪ドル)が集まり、贈呈している。交流がさらに進むことを期待している。」。先方の大学では、学報にまで紹介しているようです。
 午後、福島県の会議に参加。また県職員希望者のためのセミナーを覗きました。県も、殿様商売ではなく、民間のみならず、他の公務職場に比しても魅力的な職場であることの宣伝が必要となってきました。優秀な人材が、その担い手になって欲しい。住民の生活向上のためにも。早めの帰宅。(2/18)<2229>


◇ 木曜日。ディサービスに送り出して大学へ。大学のメール環境は、新システムの導入による切り替えで、慣れるまでに少々時間がかかるが、基本的にはウェッブメールが原則になったので、どこからでもインターネットが行える限り、自由になった。
 特に、ベトナムや韓国、中国でメールを確認するには、随分助かった。外国まで追いかけてくるのかと忌避する人もいようが、どこにいても情報環境が同じだということは、有り難い。
 研究室で、有期契約雇用の問題が、非正規雇用の問題として解決が迫られていることもあり、最近のシンポジウムの報告を読む。欧州諸国の最近の動向を踏まえた国際比較だが、イギリスのアリステア・クキアダーキ氏(ケンブリッジ大学)の報告に興味。
 ヨーロッパは、1999年のEU指令に基づいて各国具体化されてきているが、イギリスでも対応が進み始めている。外部からの資金提供による(大学教授の)雇用が、直ちに有期雇用を正当化しないとの判決もあり、対岸の問題ではないと感ずる。
 報告者の主要雑誌論文が紹介されていたので、図書館を通じて、電子ジャーナルにアクセス。全文をダウンロードができた。自然科学系では当たり前ではあるが、人文社会系でも、制度のグローバル化の中で、インターネットによる文献参照が重要になってきたのだろう。研究に国境はなく、国内でも地域格差はなくなってきている。辺境の地であることが、研究遅滞の口実とはなり得ない時代なのだろう。もう少し若かったらとの言い訳が頭をもたげるが、何ごとも遅いということはないのであろう。
 夜のラジオ語学講座。エジソン(Thomas A. Edison)の言葉。Show me a thoroughly satisfied man and I will show you a failure.(完全に満足しきった人がいるなら、その人は落後者だ。)。肝に銘じたい。(2/17)<2209>


◇ 初夏のような好天です。青空。娘の誕生日、携帯でお祝いメール。改めて家族の歴史を辿ります。
 本屋に寄って、妻の甥の赤ちゃんが毎月号に登場している育児雑誌を購入。写真満載の1ページを独占してる1年半の連載なので、赤ちゃんタレントです。毎月の成長がわかります。
 娘からもらった「動物わたろん」、可愛いい動物の絵柄なので、孫娘たちに食べさせたくなりました。しかし8個のうち2個は爺婆の胃の中へ(お毒見)。まろやかな味です。孫娘はきっと喜ぶでしょう。
 昼食後、土湯峠のイオラ(マイナス全身浴)へ。2週間ぶりかな?お客は殆んどなし。大浴場を一人で専有。行き帰り各45分、滞在45分(風呂60分・イオラ30分)。3時間の自分パックですが、好天下のドライブでもあり、快適です。
 昨年の11月、琵琶湖の湖畔を巡り、龍谷大学瀬田学舎で講義をしたときの写真を、T先生は送ってくれました。日曜日の大河ドラマ「江」を見ていますが、琵琶湖の周遊(陸上ですが)の思い出と重なります。「安土」などという駅名を見て、ああ、安土城のところかと、教科書での文字情報が現実化します。
 東北人にとっては、都の歴史は、文字情報でしかなかった。関西の人が元気なのは、歴史の舞台だったし、自ら歴史を作れるという意識を生み出す環境なのでしょうか。東北人は、少なくとも私は、権力からの被害をいかに食い止めるかという受動的対応のみで、はじめて生き続けられたという歴史のなせる業でしょうか。自らの努力不足を合理化しているようですが。とにかく、懐かしい(?)写真をいただいて、いろいろ思い巡らしています。(2/16)<2182>


◇ 一日遅れのチョコレートが娘から届きました。夕方、帰宅してから開封。余りにも軽いので、あれ?!、「玉手箱」のように、煙かなと思いつつ、恐る恐る開けました。バレンタインチョコ・「動物わたろん」。「わたがし」+「マカロン」から生まれた新食感スイーツです。かわいい動物の絵柄。「口に入れるとしゅわっと溶けて綿菓子の味がする、不思議な食感」との説明書。少し眼で楽しんでから、口で楽しむことにしましょう。テレビ放送が、チョコレートの健康に良いという番組の影響を受けて、みんな前向きにチョコレートを睨んでいます。
 研究室の整理をしながら、過去に書いた原稿の整理。書き散らしたものが多いが、少し、各テーマでまとめてみようと思います。書いた時期から時間が経っていますが、その間を埋めながら現代的問題に繋げられたらといいのですが。過去を見つめながら、やはり現代的・将来的課題に向かって行きたいものです。大学院時代からのものをコピーしていると、当時のことが思い出されます。もっと勉強するんだったとの後悔とともに。
 明日は、好天気の予報。じっとしていられないでしょう、きっと。(2/15)<2163>


◇ 週明け・月曜日。午前中は、家族の送迎と自宅待機。昼頃、大学出勤。
 自宅で、妻にチョコレートをもらい出勤。着いた研究室のノブに、ビニールの買い物袋。チョコレートです。3人の女子ゼミ生が、「個人的に用意した」というチョコレート。PSとして、「ホワイトデー期待してマス!!」と添え書き。役職も終わって、全く期待してなかったので、少しビックリ。思わずニヤリ。
 夕方、同僚の教員2人とともに、今日まで15コマ連続で担当していただいた非常勤講師を囲んで、夕食。文化通りがどこか余り分りませんが、同僚の馴染みの店のそば屋さんでの会食。大学をめぐる厳しい状況、研究調査旅行の楽しい思い出等など、時間を忘れて懇談。外に出ると雪です。ラジオは東京での大雪、JR新幹線のストップ、東北自動車道のストップなどを伝えています。明日は、晴れるといいのですが。(2/14)<2140>


◇ 日曜日、朝の体調はよくない。娘がインターネットでプレゼントというものだから、パソコンのプリンターから、プレゼントの鉢植えがポロンと届けられてくるドラえもん流の夢を起きがけに見てしまった。そんなことは可能かと夢の中で問い続ける不要な夢で疲れたのかも。風邪かなと思い、重ね着・着込みながら英語の再放送の拝聴。戸外の雪がやみ、晴れ間が出て、体調回復。人間も自然の一つ。
 昼食後、好天に誘われて花見山へ。下の駐車場から歩く(800メートル)日曜ウォーキングと思ったのですが、道を間違えて公園入口まで辿り着いてしまいました。まだ観光客が来る時期ではないので、公園入口の駐車場が空いていました。結果的には最善。花見山は、蕾が膨らみつつある段階ですが、蝋梅(ロウバイ)畑(?)には、数十本の蝋梅の木が、満開です。冠雪している吾妻・安達太良を背景に、これまた美しい。頂上まで登り、花見山からみる福島盆地。近くに信夫山、それを取り囲む市街地・阿武隈川、そして青空の下、遠くの冠雪の吾妻・安達太良連峰。百花繚乱ではありませんが、春を待つ山々・盆地の景色もいいですね。
 家族に写メール。人出はどうかとのメールに、「2組のカップルと老人一人(私)の5人」との返信。私が滞在している時間帯だけの青空のようでした。ウォーキングとしては不足ですが、適度な疲労で、コタツでウトウト。夕食・団欒(大河ドラマ等)で、連休最終日も閉じることになるでしょう。2月も後半部に入ります。相変わらず、逃げ足が速い二月です。(2/13)<2111>


◇ 朝、起きると庭は雪一面。天気予報どおりですが、玄関前の雪かきををしようと思い、朝食を済ませて戸外に出ると、もう除雪も必要のないように、溶けてしまいました。テレビを見て、宮崎・都城の友人にメール。「灰は少しずつ除去されています。今は灰ではなく、雪が降っています。」との返信。なんとも複雑です。頑張ってください。
 土曜日・三連休の中日ですが、非常勤講師の集中講義、昨日の休日と連続の土曜日の午後の3コマ講義。昼過ぎ、非常勤の先生をホテル前で拾って大学へ。1時から6時近くまでの講義、大変です。「団地に知的障害者ケアホーム建設計画に、町内会が反対運動」の地元紙の新聞記事のコピーをもらいました。講義資料の一つです。インタビュー記事で、「行政が積極的に関わる必要」とのコメントを出しています。積極的な社会発言に感心。
 私は研究室で、卒業研究報告集(5本の卒研と3年次生の卒研準備報告12本を含む)作成のための、統一的な原稿づくりをしていました。両面コピーなので、あまり分厚くなりません。内容はともかく、学生時代の奮闘の足跡です。
 夜は、テレビで「無縁社会」を見ました。ツイッターも同時併用なので、パソコンも開きながら見ていましたが、あまり議論が集中しなかったようです。スタジオでの討論、ツイッター、電話など、多様なメディアを併用していて、少し落ち着きません。何か書こうかなと思いましたが、書いたのは、番組終了後(笑)。「『自己有用感』という言葉は無前提的に使われているようですが、その『有用性』の基準が心配。企業だと成果主義と同列でしょうか。もう少し、人の連帯、働く人相互の連帯、その意味で、労働組合が役割を果たせていないのは何故なのか、考えてみたい。#nhk_korekara」。ピントはずれかな。(1/12)<2096>


◇ 今日は、「建国記念の日」・休日です。日程の関係から、非常勤講師の集中講義は休日返上のスケジュール。事務が休みなので、一応、順調な開始の確認のため、大学へ。確認後、研究室で来年度のシラバスと教科書の通知(大学生協)。昼、M先生を含め駅前のラーメン屋へ。ラーメン屋ができたという情報はあったのですが、目視はしていませんでした。ところが満杯の客。30分は待たなければならないというので、旧来のレストランで定食を食べながら懇談。どこの大学も、同じような質の悩みを抱えながら頑張っている様子。
 時間は遅れましたが、例年の講演会を久し振りに聴こうと思って、市街地へ。講師は田中伸尚氏(ノンフィクションライター)の「大逆事件100年と現在ー自由と抵抗をめぐってー」。急いでいきましたが、会場の福島市民会館の駐車場は満車。いろいろ努力しましたが、遂に断念。楽しみにしていた講演・勉強、あえなく撤退、帰宅しました。うんと損をしたような気がします。田中氏の多数の著書の一つでも読んで補うことにしましょう。
 自宅で昼寝、生協の地域福祉活動の報告を読んで、約束していた会食に出かけました。今後、世話になる若いカップル(?)との会食。都会の息吹を感じました。福島らしさを感じて欲しかったのですが、結果はどうだったでしょうか。帰宅後、録画の予約はしていましたが、映画「沈まぬ太陽」の後半部から見ました。映画館では見ましたが、何度見ても感動的です。何か、忘れているものを思い出させてくれました。(2/11)<2078>


◇ 朝日の朝刊(東北版)をみると、「農商工連携」を導く伝道師という見出しで、高校時代の同期生Aさん(酒造会社名誉会長)の活動などが大きく取り上げられている。早速、同期会の世話役に連絡したが、メーリングリストがなかったので、こちらの思いは伝えきれず。最近、6次産業化問題が、地域経済の活性化の観点から注目を浴びている。地元の第1次産業(農林水産業)*第2次産業(製造)*第3次産業(商業)の連携で地域を盛り上げようという運動の「伝道師」。私としては、このなかで地方大学の役割の大きさを強調したかったし、地域が大学と連携する意義を伝えたかった。理論だけではなく、その結節点の役割を同期生が担っているというのはうれしい。
 ツイッターで、山崎豊子氏原作の「沈まぬ太陽」の映画のテレビ放映を知ったが、それに関して10年前の山崎豊子氏のインタービュー記事を読む。感動。いま、日本航空の人員整理問題がクローズアップしているので、ぜひ見たい。そのなかで、山崎氏は、<私の座右の銘としているゲーテの言葉をおくります。「金銭を失うこと。それはまた働いて蓄えればよい。 名誉を失うこと。名誉を挽回すれば、世の人は見直してくれるであろう。 勇気を失うこと。それはこの世に生まれてこなかった方がよかったであろう」 なんときびしい言葉でしょうか。どんなに正しいことを考えても、それを実践に移すのは勇気なんです。この言葉を互いに肝に銘じていきましょう。>という。いい言葉ですね。
 非常勤の教員の授業開始なので、様子を伺い、昼食を共にする。いろいろ研究や調査の活動を聞いて勉強になる。我が弟子ともいえないが、ゼミ生が研究・地域貢献活動に活躍しているのは頼もしい。
 午後のコープの理事会。非常勤理事として出席。各数値のもつ意義を、数値を正確に把握して提案するには、まだまだ勉強不足だが、経営状態が上向きなので、ホッとしている。一旦、自宅戻って、デイサービスからの帰りを迎え、夜は、母校の同窓有志の懇親会。85歳から55歳頃までの幅の高齢層。いろいろ要職を済ませた人が多い。私にとっては、別世界だが、その世界の息吹を感ずる。久し振りにふぐ刺し。義父が元気だった頃、福岡・博多の中洲でいただいたふぐの刺身を思い出す。40年にもなるかな。懐かしい。(2/10)<2057>


◇ 忙しい朝。家族の仕事の都合から、病院での診察を済ませ、ディサービスへ送り、大学へ。途中で、自動車会社に寄って、修理したカーナビの取り付け。何とか、元に戻りました。カーナビ取り外し後の穴を塞いでいた孫娘たちの年賀状も役目を終えました。
 大学で、レポート未提出の3年次生とのやり取り、何とか、卒業予定者の卒業研究とあわせて報告集の原稿も集まりました。あとは印刷作業を残すだけです。可能なゼミ生に手伝ってもらいましょう。
 夕食は、明日からの集中講義の非常勤講師の先生と一緒に、そば屋へ。時間が遅かったのか、大きなお店に客は我々二人だけ。みぞれが吹きすさび、自動車の運転は、思いのほか大変でした。急に寒くなりました。週末にかけて、天気は崩れます。(2/9)<2033>


◇ 研究室で、来年度のシラバスを打つ。昨日の懇親会の折、Webの一部の登録は締め切り過ぎた旨聞き、慌てて入力。「まだ締め切りまで時間がある」との油断。いつもこういうことを繰り返す。2週間ほどの余裕が一番苦手。すぐにやるには早すぎるし、1週間過ぎると忘れてしまう。
 「備忘録」をつけることにした。Dropboxという便利なものがある。パソコンを開いた時に、研究室でも自宅でも、インターネットに繋がっている限り、確認できる。これがクラウドなのだと思う。USBも不要。
 とにかく、夜間(金曜日の7時40分から)の後期の講義「労働と法」、準備の詰めはこれからですが、まずはマニュフェスト。その他の前期講義「社会保障法」、専門演習・卒業研究は、2週間の余裕がありますが、もうやってしまおうと思ってほぼ完了。
 昼頃、1年半前に台湾に中国語の留学で出かけていた元同僚が、帰省の機会に研究室に立ち寄ってくれた。いろいろ留学先の経験を聞かせてくれた。3月からは、日本の上場企業の台湾の支店に正式採用。日本語・中国語・英語を生かして活躍して欲しい。
 米国留学後、日本での就職(正規雇用)の機会がなく、大学でもパートの同僚だった。最近、学生の留学が少なくなっている主因が、帰国後の就職問題であるということは問題視されているが、対外経験が日本での就職にも不利にならず、有利にならなければ、日本人の国際化に立ち遅れる。日本の企業・官庁等の努力が必要。
 優秀な外国人を採用するという考えは否定しないが、日本人を優秀に教育する責任を負わず、外国が育ててくれた人材を、お金の力で刈り取るだけではないのか。もっと将来を展望した教育条件及び就業機会の改善こそ必要と思う。
 早めの帰宅。孫娘も、風邪気味ながら、元気に雪遊び(?)から帰ってきたようです。(2/8)<2011>


◇ 2月も第2週に入りました。午前中は、研究室で、今年度(後期)の成績つけを完了、教務課に提出しました。筆記試験を含む講義の成績評価、2つのゼミ、卒業研究の評価です。指導の不十分さがありますが、みんな、なんとか頑張ってくれました。さて、来年度に向けて、準備を開始しなければなりません。
 午後、高瀬雅男教授の最終講義。高瀬先生は、経済法の担当で、私の隣の研究室。私の1年下ですが、一緒に学部(行政社会学部)づくりをしてきました。1987年の発足です。20年の歴史を数えることになりました。農協合併の共同研究もともにすることができ、青森JA調査の折に、浅虫温泉に宿泊した思い出も浮かんできます。私と異なり、粘り強く、経済法、特に独占禁止法、中小企業法、協同組合法等を研究継続してきました。静かながら、研究に対する闘志を感じました。
 最終講義のテーマは、「協同組合地域社会の建設」。最近、所長を務めている協同組合ネットワーク研究所(プロジェクト研究所)を通じて、県内の協同組合(農協、漁協、森林組合、生協等)の協同のネットワークづくりを、高瀬さんは追求しています。私も、今後のあり方のなかで、協同組合の意義を特に痛感しています。最終講義の後、懇親会を開き、感謝と慰労。退職後、私と同様、2年間の特任教授として教育・研究に専念しますが、まずはお疲れ様でした。
 名古屋市長選挙の結果が出て、現職の再選。小さな政府論・自治体論のもたらす意義について、社会保障の充実の観点から、早急に吟味をしていかなければならないのでは。「無縁社会」といわれる、市民間の連帯(絆)の後退をさらに促進することになる危惧をもっている。(2/7)<1990>


◇ 日曜日。孫娘一家が、誕生祝を我が家で行うべく来る。体調不良ゆえ、無理をするなと電話したが、もう既に出発スタンバイ。柏餅など餅屋に行って購入。孫娘たちは、最近購入した新車で到着。大家族の移動に不可欠ということで、ハイブリッドのエスティマ。私も、そろそろ新たな車種を考えたいものだ。
 満2歳の孫娘の誕生祝。保育園の節分ー鬼は外の豆撒きーの印象が大きかったのか、鬼の面フィーバー。誕生祝のケーキも鬼の面の模様。先月・正月に会ったばかりですが、成長の早さにびっくりします。すくすく育って欲しい。早めの帰り。元気に帰りました。ホッとしながら、心はポッカリ(?)。
 大相撲・春場所は、八百長事件で、中止を決定。60数年ぶりのことらしい。不祥事では初めて。信頼の回復は、どのようになされるかは難しい問題。国技といわれつつ、その伝統を守ることの故に、前近代的な制度が、現代的社会構造に合わなくなって来ているのではないだろうか。力士の権利と責任を明確にしなければ、なかなか自律が確立できないのだと思う。
 プロ野球の選手会が、労働組合法上の労働組合として認められ、選手の権利と自覚が高まっているように感ずる。相撲も、サッカーも、その他のプロサッカーも、選手たちの権利を認め、集団的権利を認めることが、自覚を高める、不祥事を許さない民主主義的な環境を作る必要があるのではなかろうか。
 野球・サッカーなどは、グローバルな人の動きがあり、日本の伝統だけでは通用しない。伝統的な国技たる相撲は、グローバルでないが故に、なかなか共通の民主主義的な自律が確立できないのだろうか。単なる厳しい処分だけでは、正常化の見通しは困難と思えるが、今後の展開に注目。他のものにも通ずるが、「日本的なもの」の克服すべきものと、受け継ぐべきものを、グローバルな視点で腑分けしていく必要があるのだろう。(2/6)<1968>

 


◇ 午前中は、かかりつけの病院での定期診察。検査結果は、少し悪化。主治医から、お正月で美味しいもの食べたかな・・・と図星。油断しないで食事調整と、やはり運動かな。週1回のウォーキングでは、不足かも。週もう一回の企画を考えてみよう。それにしても、病院は知り合いと逢える機会だ。同じように診察に来たI先生、そして人間ドックを終了したばかりのC先生。いろいろ病院とは似使わない職場の課題など、井戸端ならぬ待合室会議。病院で逢えないと、「具合が悪いのかな」と心配する高齢者の笑い話に近い。
 午後、「外国人研修・実習生の権利をどう守るか」のシンポジウム。福島大学の主催事業(地域貢献特別支援事業)だが、外国人研修生問題弁護士連絡会の協賛を得て、東京の指宿弁護士、熊本の小野寺弁護士等から貴重な報告。法廷闘争の問題だけでなく、広く国際交流の立場、労働運動の立場を含め、広く市民的連携で広がっていくことが必要なのだろう。福島県も12000人の外国人が住み、3000人の研修生・実習生がいるということで、地域の問題としても大きな課題である。
 八百長問題で揺れる大相撲。来月の春場所の中止が取りざたされているが、今夜の理事会での決定という。失われた信頼、どのように回復するか。容易な仕事ではない。(2/5)<1954>


◇ 2月4日、立春です。暦の上ではですが、昨日に続いて春の陽気です。10度を越す最高気温ですが、朝の最低気温は、青森などと比較しても寒く、ー4度くらい。寒暖の差が大きい盆地のせいでしょうか。これが果物が美味しくなる秘密。人間も「甘くなって」いるのかな?
 午後、自宅待機の予定なので、午前中に近所の整形外科へ。四十肩(?)なのか、右腕を上に上げると痛みがあるのです。普段は痛くないのですが、ベットで本を読んで、消灯で頭の上のスタンドに右手を伸ばすと、イヤー、痛い。いつか行こうと思っていたのですが、思い立ったわけです。
 10時前に出て、何とか昼頃には戻れる、戻らないとと思って行ったのですが、なんと待合室は座るところがないほどの「大盛況}(?)。少なくとも私より年下の方は見当たりません。平均75歳前後でしょうか。待たされることを覚悟で、岩波新書を持っていったのでイライラはしませんが、11時半になっても診察の呼び出しがありません。受付の係に聞いたら、もうすぐ、しかし診察⇒レントゲン⇒診察⇒薬などと、終わりまでにあと1時間半の予想。予定が迫っているので、残念ながらキャンセル。大病院で待たされた経験はあったのですが、近所の医院では初経験。地域社会の高齢化の現れでしょうか。
 孫娘宅も我が家も、風邪が襲っていますが、今のところ大事になっていません。インフルエンザも流行っているようで、油断をしないで過ごさないと。インフルエンザ予防注射していますが、油断禁物です。(2/4)<1938>


◇ 2月3日。節分です。季節の変わる時(立春・立夏・立秋・立冬)の前日を「節分」というのだそうですが、とくに立春の前の日のことを指すようだ。ということは、明日は立春。春です。鬼への豆まきは、日曜日に来る予定の孫娘たちにとっておき、早めの夕食は、「恵方巻」を買ってきて、食べました。なんということはない「太巻き」ですが。弘前に行ったときに食べた太巻きに敵いません。上方文化が、全国を駆けめぐる商戦かな。早めの就寝の予定。
 最高気温11度(3月下旬並)を超えたようで、春のような暖かさです。青空の下の、冠雪の吾妻・安達太良の美観に引かれて、吾妻連峰と安達太良連峰の間の峠、土湯峠にドライブ。外気温は、0度よりは下がりません。マイナスイオン全身浴で、疲れを癒し、スッキリしました。大浴場もイオラも、一人で専有。体も心も、伸びきってしまったようです。
 エジプトの騒動、八百長疑いの大相撲、近くは二本松のJAへの強盗など、暗い話が続きます。信頼できる社会の回復には、さらに努力が必要でしょう。(2/3)<1922>


◇ 今朝の通勤は、福島・西道路(国道13号線)を通りましたが、青空の下、冠雪している吾妻連峰と安達太良連峰のパノラマを眺めつつドライブ。写真は撮れませんが、本当に雄大です。美しい山に囲まれて、心が洗われます。みんなに見て欲しいのですが・・・。
 今日の午前中は、労働法講義の筆記試験。60分の試験監督。試験になると学生が増えます(笑)。午後、睡魔に襲われましたが、5人の卒業研究を読み、午前中の試験答案を採点。後回しにしないように、早めに処理しようと思っています。
 午後6時から、共生システム理工学類の星野教授の最終講義。研究活動のみならず、文化活動、市民活動の繋がりで多くの聴衆が集まりました。経済学部から理工系学部の創設で移籍。私は、経済学部長時代、そして最近は学長ー副学長(研究担当)として、一緒に行動しましたが、何よりも文化人としての活躍は羨ましかった。講義では、大学紛争(早稲田大)で閉鎖になり、その時間、アングラの文化活動を評論する活動に入ったようです。同じ時期の学生時代、東京と仙台では環境の違いを痛感します。
 節分を前に、孫の鬼の面をかぶった写メールが届きました。保育園で楽しむようです。下の孫娘は、鬼に豆をぶつけるより、豆をムシャムシャ食べているようです。栄養豊富な豆を、捨てたりしないで、有効活用しているのかな。エコかも。(2/2)<1906>


◇ 2月になりました。今朝から雪が降っています。視界が妨げられるような雪です。しかし、天気予報どおり、昼前には青空ものぞくまでに回復しました。厳しい中にも春の気配なのでしょうか。
 午前中に、研究室でお会いすることを約束していた県職員の方々と打ち合わせ。仕事ではありますが、いろいろ勉強にはなります。現実生活との接点です。
 午後は、期末試験の準備作業、先週までの講義資料等の整理。不十分だけど、受講生の感想文などを次回に配布する作業を継続できて、10回分以上のものになりました。前期の講義での外部聴講生からの指摘で始めたのですが、講義の最終年度近くになって気付きました。遅すぎるかもしれないが、受講生にとっては、はじめての講義なので、遅すぎることはないでしょう。有り難い。
 5人の卒業予定者から、必修の卒業研究が提出されてきました。1年だけですし、就活が思いのほか影響して、十分な指導が出来なかったので、出来栄えが心配です。熟読して、評価を出さなければなりません。
 ちなみに、卒業研究のテーマは、「定年制の違法性について」、「公的年金の役割縮小と企業年金」、「育児休業制度についてーより身近な制度を目指してー」、「在宅介護からみる介護保険制度ー介護の社会化について考えるー」、「生活保護制度の変化を問う〜保護の補足性について考える〜」と、それぞれ現代的な重要テーマである。法学の場合、学部生に卒業研究を求めない法学部が多いが、福島大学では、全学部生に必修化しているのは、一つの特色でもあるし、特定のテーマで持続的に追及して、纏め上げる力をつけることは重要と思っている。
 2月は「逃げる」といわれるような逃げ足が速い。卒業生を出し、入学者を迎える。まさに、「往く年、来る年」の年末のような忙しさが、大学を包む。時間を逃がさないように、大事に使いたいものです。(2/1)<1882>



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