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C55

C55流線型(ワールド工芸・リニューアル品)

2001.1.5/2014.2.4

水かき付きスポーク動輪と、流線型で有名な機関車です。

80年代に中村精密から標準型と流線型が発売されましたが、その後は1996年にワールド工芸が流線型を発売するまで製品が途絶えました。
その後KATO、マイクロエースからも各種発売されており、地味な割に大きいグループの形式になっています。

1-全体の大きさ比較 | 2-フロント周辺・キャブ3-ボイラー上・スポーク動輪・他4-中村精密・ワールド工芸5-KATO・マイクロエース


横から

標準型の一次・三次型、流線型の二次型、それを改造した流改があります。

●標準型

ナカセイ 中村精密
(拡大写真)
ワールド工芸一次型(新) ワールド工芸
1次型(新)・前期
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ワールド工芸三次型 ワールド工芸
3次形(新) ※46号機高デフ
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KATO KATO 2011年製品
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KATO門鉄デフ KATO
門鉄デフ付
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マイクロエース一次型 マイクロエース
C55 16 一次型・旭川機関区
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時代的にかなりばらつきがあるので、長さもメーカーによって相当に異なります。類似形式のC57と同様、1/140のKATOが最も長く、ワールド工芸が約1/150で最も基本縮尺どおり、マイクロエースはその中間といった感じです。
車体の大きさに対する動輪の大きさのバランスにもかなり差があります。

中村精密とワールド工芸はテンダードライブのため、動輪周りがすっきりしているのが特長です。特にワールド工芸は台枠越しに向こう側が見透かせます。
KATO・マイクロエースは走行性能優先ということでエンジンドライブですが、動輪のスポークは一応抜けています。

●流線型

ナカセイ 流線型 中村精密
流線型
(拡大写真)
ワールド工芸 流線型(新) ワールド工芸
流線型(新)
(拡大写真)
マイクロエース 流線形 マイクロエース
流線形
(拡大写真)
マイクロエース 流線型 改良品 マイクロエース
流線型 改良品
(拡大写真)

中村精密は一番長いのですが、全体のデザインがうまくいっているようで、なかなか格好がよいです。
ワールド工芸は2010年になってリニューアルされました。全長も含めて小ぶりにうまくまとめられています。

マイクロエースの流線型はプラ製品で唯一です。ご覧のとおり思い切ったデフォルメモデルになっています。 ずんぐりして見えますが、プラ量産品の条件を考えると、時にはこういう割り切りも必要かと思います。 先頭部の横幅は1/120くらいなので、tt−9のショーティーといった感じです。

※「流線形」「流線型」のどちらが適切な語なのかよくわからず、文中で統一されていない部分がありますがご容赦ください。製品のメーカーや文献によってもばらばらです。おそらく、物理抵抗を減らす形そのもののことを「流線形」、いくつかあるタイプのひとつを指していうときが「流線型」、というように、使われ方によって変わるのだろうと思いますが、もしかしたら決まっているのかもしれません。
なおマイクロエースの旧製品の商品名は「流線形」でしたが、最新の改良品では「流線型」に変わっています。他に「三次型」「3次形」など商品名表記の揺れはあります。

●流改

ワールド工芸 流改(九州) /ワールド工芸
流改 九州型(初回)
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ワールド工芸 流改型 北海道タイプ(新) /ワールド工芸
流改型 北海道タイプ(新)
(拡大写真)
マイクロエース 流改マイクロエース
2次型改造(以下流改)
(拡大写真)

流線形ボディーを取り外して標準型に近く改造されたもので、前後が逆のように見えるドームや屋根の丸みの強いキャブなど、特徴あるスタイルです。
ワールド工芸からは九州型・北海道型の2種が早くから発売されましたが、2012年現在は北海道型のみリニューアルされています。

C55は、レール面からボイラー上端までの高さに対して、大きな動輪が半分より上まで来ます。そのため足が長くてスマートに見えます。フランジ高などを確保する都合で、Nゲージでそのプロポーションを維持するのは無理ですが、テンダードライブであるワールド工芸はその点有利です。

前から

ナカセイ ワールド工芸 三次型 ワールド工芸 一次型(新) KATO マイクロエース 流改 マイクロエース 一次型
中村精密(拡大) ワールド工芸
一次型(新)(拡大)
ワールド工芸
三次型(拡大)
KATO(拡大) マイクロエース
流改(拡大)
マイクロエース
一次型(拡大)
ナカセイ 流線型 ワールド工芸 流線型 ワールド工芸 流線型(新) マイクロエース 流線型 改良品
中村精密
流線型(拡大)
ワールド工芸
流線型(拡大)
ワールド工芸
流線型(新)(拡大)
マイクロエース
流線型 改良品(拡大)

カメラから煙室扉の中心までの距離が同じになるようにして撮影しました。上段の標準タイプは、右に行くに従って成長し、最後に花が咲いた感じです。
中村精密とワールド工芸はほぼ同じ高さ、KATOとマイクロエースもほぼ同じ高さです。ワールド工芸の一次型(新)は旧型よりも幅が狭く、前面や煙突も低いので一回り小さく見えます。

マイクロエース流線型は横幅がかなり広いので、線路際ぎりぎりに建物やアクセサリーを設置している場合は注意が必要です。

後ろから

ナカセイ ワールド工芸 一次型九州タイプ ワールド工芸 三次型 KATO マイクロエース 流改 マイクロエース 一次型
中村精密(拡大) ワールド工芸
一次型(新)(拡大)
ワールド工芸
三次型(拡大)
KATO(拡大) マイクロエース
流改(拡大)
マイクロエース
一次型(拡大)
ナカセイ 流線型 ワールド工芸 流線型 ワールド工芸 流線型(新) マイクロエース 流線型 改良品
中村精密
流線型(拡大)
ワールド工芸
流線型(拡大)
ワールド工芸
流線型(新)(拡大)
マイクロエース
流線型 改良品(拡大)

流線型各種では、テンダー全体の大きさや屋根の丸みがかなり大きく違います。
ワールド工芸とマイクロエースの流線型には、内部に天井の開閉シリンダーのようなモールドがあります。

上から

中村精密 標準型中村精密 標準型
KATOKATO
ワールド工芸 一次型(新)ワールド工芸 一次型(新)
マイクロエース 一次型マイクロエース 一次型
中村精密 流線型中村精密 流線型
ワールド工芸 流線型ワールド工芸 流線型
ワールド工芸 流線型(新)ワールド工芸 流線型(新)
マイクロエース 流線型 改良品マイクロエース 流線型 改良品

同じ機関車とは思えないほど長さはばらばらです。

流線型では中村精密のランボードにはリベット表現が、マイクロエースのランボードには点検蓋のモールドがあってちょっとしたアクセントになっています。
この部分はワールド工芸のみ何もない平面でしたが、リニューアル品にて模様が付きました。
マイクロエースとワールド工芸(新)では、車体の前方の幅が後方よりも狭く作られています。標準型でもキャブの幅よりデッキの幅のほうが狭いので、流線型カバーもこんな感じになっているのですね。


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