ここまでずいぶん時間を費やしましたが、キャブ周りや前後の端梁や炭庫の後ろ側など、まだまだ残りの部品がたくさんあります。
特にカプラーは小さくて面倒な部品です。苦労する割に、良い形になってくれません。
ドアのまわりに縁取りをつけます。 この紙はボイラーバンドなどに使用したものと同じもので、雑誌の広告ページになっていた、薄くて腰の強い紙を使いました。 |
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縦樋と手すりを取り付けます。 ここが左右に一番張り出す部分になります。今後の製作中に傷めないように気を使う必要があります。 |
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キャブ天窓は、2本の紙帯でレールを表現し、四角に切った紙を張り重ねます。 これでキャブは一通り完成です。 |
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カプラーは捉えにくい形状をしています。 |
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カプラー解放テコを作ります。 テコ受けの支柱4本を端梁に接着したら、上部を90度ひねって、紙帯で作ったテコを接着します。 テコは1本の紙帯で作るより、いくつかに分割したほうが簡単です。 |
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さて、ボイラーをまたぐハシゴです。 シルエットだけ考えれば、ボイラーに直接紙帯を接着するなどして、略して作っても問題ないと思います。 ただ、何度か作って方法は確立しているので、今となってはそれほど難しいパーツではありません。 |
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作ったハシゴを接着します。 非公式側は配管が多いので、ちょっと重たい感じになってしまいました。 |
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ハンドレールを紙帯で表現し、ボイラーとハシゴに接着します。 すぐできると思ったのですが、取り付け足の位置やハンドレールの高さがどうにも気に入らず、何度もやり直して1時間以上かかってしまいました。 |
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前側が終わったので、今度は後ろ側です。 ハシゴを取り付けますが、順番に紙片を接着していくだけので、見かけよりはずっと楽に作れます。 まず片側の縦棒をしっかり接着して、そこを基準にするのがコツのようです。 |
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後部ライトを作り、カプラー解放テコ、標識灯取り付け金具などを紙片で表現します。 なかなか立体的になりました。 |
このへんで走行性能を整えておきます。 ウエイトを積み込み、試運転を繰り返して滑らかに走るように調整します。 ここまでご覧になった方はおわかりのように、形が変なところも結構あるのですが、苦労がひとつひとつ形になって、かなり嬉しくなってきます。 あんなペラペラなものが機関車の形になるのですから、紙というのは本当に不思議な素材です。 |
ここで終わりにしてもいいじゃないかという誘惑にかられますが、前後ステップ、つかみ棒、石炭など、もうひとがんばりの必要があります。
そして塗装で台無しにする可能性も十分あります。次回あたりで終わりでしょうか。