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C11

C11

2000.4.16/2022.8.20

復活運転でも人気のあるタンク機です。写真の貨車はマイクロエース製品のオマケです。

KATOが1971年に発売した旧製品は小改良を重ねつつ45年以上も発売されており、日本のNゲージの中でも有数のロングセラー商品となっています。
その後マイクロエースからも発売されてきましたが、2016年以降にはトラムウェイ、トミックスも参入し、KATOもついにC11の完全リニューアルを行いました。

1-大きさ 2-各部形態 3-KATO 4-マイクロエース 5-ネコ・パブリッシング/トラムウェイ/トミックス


横から

KATO(旧) C11 大井川鐡道 SL「かわね路」号セット品 KATO C11(旧) KATO(旧)
C11 大井川鐡道 SL「かわね路」号セット品 (拡大写真)
マイクロエース C11 171 すずらん号 マイクロエース C11 171 マイクロエース
C11 171 すずらん号 (拡大写真)
トラムウェイ C11 標準タイプ トラムウェイ 標準タイプ トラムウェイ
C11 標準タイプ (拡大写真)
トミックス 真岡鐡道 C11 325号機 トミックス C11 325 トミックス
真岡鐡道 C11 325号機(拡大写真)
KATO(新) C11 KATO C11 KATO(新)
C11(拡大写真)

KATOの旧C11は発売が古いこともあり、同社の蒸機シリーズの中でも大きいものでした。全長は約1/135前後あります(あまり精密に測っていませんが十分大きいです)。特にシリンダーと第一動輪の間が長くなっていました。
KATOの新旧を下に並べ直してみます。写真の縮小率は同じです。

KATO(旧) KATO C11(旧) KATO(旧)
KATO(新) KATO C11 KATO(新)

前から

KATO(旧)前面 マイクロエース前面 トラムウェイ前面 トミックス前面 KATO(新)前面
KATO(旧)
(拡大写真)
マイクロエース
(拡大写真)
トラムウェイ
(拡大写真)
トミックス
(拡大写真)
KATO(新)
(拡大写真)

マイクロエースとトラムウェイの間を境として、車高が高いものと低いものに分かれます。マイクロエースは全長は短いものの、高さはKATO(旧)とほとんど変わりません。
車体幅もメーカーによって少しずつ異なり、これにより似ている・似ていないの感じが変わっています。KATO旧製品を除けば、一番狭いのがトミックス、一番広いのがトラムウェイです。
なお写真でトラムウェイ製品に貼り付けてあるナンバープレートは銀河モデルのもので、製品付属のものとは異なります。

後ろから

KATO(旧)後面 マイクロエース後面 トラムウェイ後面 トミックス後面 KATO(新)後面
KATO(旧)
(拡大写真)
マイクロエース
(拡大写真)
トラムウェイ
(拡大写真)
トミックス
(拡大写真)
KATO(新)
(拡大写真)

マイクロエース以外は後退時に後部ライトも点灯します。なおマイクロエースのその後のラインナップでは、ダミーライトに銀色が入っています。
トミックスは後ろ側を前にして走行することを考慮し、後ろ側にもダミーカプラーを装着できるようになっています。その際は付属のブレーキホースも端梁の穴に取り付けられます。

上から

KATO(旧) KATO(旧)上面 KATO(旧)
マイクロエース マイクロエース 171号機上面 マイクロエース
トラムウェイ トラムウェイ 標準タイプ上面 トラムウェイ
トミックス トミックス 上面 トミックス
KATO(新) KATO(新)上面 KATO(新)

マイクロエース、何かで給水口を作ってやるといいかもしれません。

編成の様子

2016年にトラムウェイ製品が出るまで、C11には高さを基本縮尺に収めた製品がなく、客車との段差が目立つ場面がしばしばありました。
もっとも、だからといって楽しく遊べなかったというわけではありません。模型の楽しさはそれだけでは決まりません。
今では機関車が小型化し、C11の列車全体を同じ縮尺で揃えることも可能になりました。DD13よりC11のほうが長いというようなこともなくなりました。

KATO(旧)
KATO(旧)

マイクロエース
マイクロエース 171号機

マイクロエース ポンパ号
マイクロエース ポンパ号

トラムウェイ
トラムウェイ 標準タイプ

トミックス 真岡鐡道325号機
トミックス C11 325

KATO(新)
KATO(新)

汽車はいいですね。チラチラと透けて見えるスポーク車輪も、なんともいえません。


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