2014.8.9/2017.5.14
ワールド工芸からついに発売されたC54(従台車原型仕様)です。さっそく組み立てました。
これは私がキットを組み立てた過程のメモです。結構まずい失敗もしていますので、組み立てる方は説明書をもとにご検討ください。
はじめに…
テンダーはいつもあとのほうで組み立てていますが、運悪く片方の側板内張が取れていたので、先に付けました。
ぴったり合わせてクリップで留め、内側の穴にハンダを流しました。
この部品には、テンダー床板の支えがはまり込む溝があるので、ずれないように注意します。
ここからは、説明書2/6にある車体基本部分の組み立てです。
キャブは説明書では手順4ですが、ボリュームがある部分なので先に済ませておきたく、最初に組み立てました。キャブは独立しているので、それでも大丈夫です。
キャブはいつも曲げ済みなので本当にありがたいです。
内張りも折り重ねてあるので、ぴったり合わせて固定しました。このとき前端からハンダがはみ出すと、妻板がぴったり合わなくなって歪みの原因になりますから注意します。
2016年発売のC54 17号機には、ロングタイプのひさしも含まれています。ただし曲げ済みではなくなりました。
この床板はキャブと仮組みして形を整えるだけにしておき、まだ固定しません。ボイラーにキャブを取り付け、バックプレートを付けてから床板を付けます(説明書の手順7)。
説明書の手順に沿って進めます。
◆手順1.ランボードの組み立て
◆手順1.ランボードの組み立て
ランボードは網目部分の折り目が取れやすいので、まずは仮留めして取れないようにしました。
ランボードの段差部分を曲げる前にあまりハンダを流すと、折り曲げられなくなることがあります。
ランボードの仮留め状態だった箇所をしっかり本付けしました。ランボードはまっすぐになるようにずっと注意しておきます。
非公式側の配管は矢印のあたりでカットし、ランボードにハンダ付けしました。
公式側の真鍮線も矢印のあたりでランボードに固定しています。
次に進む前に、ボイラーがいつもより大きめにずれていたので、手でひねって修正??しておきました。
◆手順2.後ボイラーの取り付け
◆手順2.後ボイラーの取り付け
火室部分のテーパーは、ボイラーにもう1枚の板を重ねることで表現されており、それが後ボイラーと書かれています。
後ボイラーの下部は垂直になって火室下部へとつながるので、形を確認してからボイラーに重ね合わせてクリップで留めました。
このとき、特に安全弁など中央付近の取り付け穴にずれが出ないことを目安にして位置を決めました。しかし、それでうまくいくのかどうか、いつもドキドキします。
◆手順3.ボイラーとランボードの取り付け
◆手順3.ボイラーとランボードの取り付け
◆手順4.ボイラー上の部品取り付け
◆手順4.ボイラー上の部品取り付け
ボイラー上の煙突やドームなどを固定していきました。なお本来はキャブも同じ手順4で組み立てます。
あとで書きますが、なぜか向きを間違えて付けている部品があり(3のドーム)、気付かず塗装すると最後に気絶します。
◆手順5.ボイラー・ランボード・キャブの取り付け
◆手順5.ボイラー・ランボード・キャブの取り付け
ボイラー・ランボードに、組み立てたキャブをはめ込んで固定します。これまでのあらゆる歪みが噴出する恐怖の瞬間です。
キャブは前妻板中央のピンをボイラー上部の溝に引っ掛け、ランボードを妻板下部に差し込んで合わせます。
最初は本当に少量のハンダで仮付けし、あちこちを調べてなるべく歪みがなくなるようにします。「なるべく」なんて書いているあたりが消極的ですが…なかなか思い通りにならんのですヨ。
◆手順6.バックプレートの取り付け〜手順7.床板の取り付け
◆手順6.バックプレートの取り付け〜手順7.床板の取り付け
残りの部品を付けていきました。
ランボード上の小パーツを組み立て、取り付けました。何かそれぞれに曲がっていますが…。
発電機の配管も説明書の同じページで取り付けているので、ここで付けました。
あとはステップとスノープローを組み立てておきました。ステップは幅の関係で車体の外側にはみ出すので、それが気になる私は赤線のあたりでカットして少し切り詰めました。先輪に当たったら当たったでそのとき何か考えます。
これで基本部分の組み立ては大体終わりです。残りは配管取り付け後に回します。